【感想・ネタバレ】バルバラ異界 4のレビュー

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おもしろい

謎だらけのバルバラ…。謎の虜になり夢中で読んでしまいました。こんなに夢中で本を読んだことは本当に久しぶりでした。謎の答えを知った上でこれからもう一度読み直します。

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2021年05月01日

Posted by ブクログ

眠り続けてることでそれを見守るしかない周囲の人間に謎を振りまき続けた青羽が何ゆえにそうしていたのか解った瞬間、約束されている訳ではない未来の為だけに身を削ってたのか、と思うと感情が揺さぶられる。切ない部分はありつつも、渡会が息子を思う父として着地している所が優しくて素晴らしい。

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2014年03月04日

Posted by ブクログ

2005年10月20日初版第1刷発行
2007年2月25日第3刷発行
渡会は息子のキリヤを助けようとして、逆に永遠に失ってしまった。行ってしまったキリヤは実の息子ではなく、手元には実の息子が無事に戻ったのに、実はタカだった最初のキリヤを取り戻したいと願った。
ぼくは葛藤が怖くて…
手に入らないものはあきらめよう忘れようと思うようにしてきた
もめごとや苦しみや……
つらいことから逃げて…
いまそのツケを払っているんだ
二度も捨てた息子とようやく真剣に向き合おうと努力した矢先に。
血の繋がりだけではないんだ、という陳腐な感動も、ハッピーエンドにはしてもらえずもどかしさが残る。上手く言えないけど、この寂しさを味わいたいのかもしれない。

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2013年03月23日

Posted by ブクログ

萩尾望都作品と私の好みにだんだんズレを感じていましたが、やはり凄い(絶句)。カニバリズムや人形が逆さに落ちてきてつぶれる描写は80年代のホラーSFのよう。ラストはパズルのピースがぴったり嵌りながら、ピースのかけらである人間の心だけが納得しない。複雑な心理をうまく描写しています。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

おぉ。
すべての謎が、しっくりと収まって、ここまできれいに完結するとは。
しかも、タイム・パラドックスなテーマまでしっかりとかききって。
さすがというか、お見事です。

テーマ的には、夢の話ということで、わたしは「銀の三角」を思い出しました。

夢の中の夢の中の夢の中の夢……。
合わせ鏡のように、クラクラしながらも、お話の迷宮をあるいた気分です。

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2011年07月01日

Posted by ブクログ

とっても面白い夢を見ていたのに、突然起こされたみたいで、読後少し放心状態。少し時間を置いて再度1巻から読み直したい。

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2011年07月17日

Posted by ブクログ

こんな結末を迎えるとは…。時夫とキリヤの間でやっと始まりかけていた親子関係が…、せつない。しかしこれってよく考えると、やつらの侵攻を手助けしたってことにもなるのか? SFでした。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

萩尾望都の神髄みたり、といった作品
この凄さは自分ごときには説明出来ないが、こういう話の組み立て方が出来る作家さんはあまり類をみないと思う
緻密に組み立てられた5次元構造のストーリーを2次元(平面)で見せられてる感じ
好きか嫌いかといった判断というよりも、凄いか凄くないかという評価基準において星5つ

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

怒涛の伏線回収…ッ
ぞくぞくしました。
「やり直し」てギリギリ掴んだハッピーエンドのようなもの、という展開には弱い。

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2015年10月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

3巻から一気に面白くなった。
最後はハッピーエンドでは無いのだろうけれど、
読んでいてぞくっとする終わり方。
未来を夢見る少女の夢の中に入って
現実を修正するっていう発想がすごく不思議。

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2014年10月07日

Posted by ブクログ

夢と現実の入り混じった世界は萩尾望都ワールド炸裂。複雑でいったいどうなるの?というほど絡み合った物語、最後は納得させる終わり方。さすが萩尾望都・・・。一気に全4巻読まないと話が分からなくなります。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

今年度SF大賞を受賞した萩尾望都の最新作。さすが萩尾望都…テーマが広くて深すぎるぅ…ていうかよくわからない…。夢、カニバリズム、前世の記憶、パラレルワールド、火星、若返り…そして親子関係。それにしてもすごい話の密度で4巻にまとまっちゃっていることにまず驚く。先が気になる一気読みで、ラストに急転直下の収束感が味わえます。やはりこの人の構成力は余人に真似できるものではない。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

一気に1〜4巻まで読みました。
ファンタジーな感じで始まりながら、それは親の心臓を食べたあと昏々と眠る少女の夢の世界で、現実の世界で夢の中に入れる渡会が彼女を起そうと夢に干渉しはじめたところから、夢と現実が交錯しあい・・。

いやはや、なんというか4冊で終わるには内容が詰まってます。若返り、不老不死、親と子、遺伝子、試験官ベビー、未来、火星・・・
そして萩尾ファンなら見覚えのある欠片があちこちに・・
4巻ラストで一気に収束していきます。

 感じとしてはモザイクラセンを彷彿としましたが、より親と子の関係に重点が。結局、親にとっての「子」子にとっての「親」は、個別の生に対する愛情なのか、それともそれぞれの役割を果たす者への固執なのか。渡会とそのかつての妻にはそんな対比もみえる気がします。

 しかし萩尾作品はせつない。
(せつなさでは「モザイクラセン」が私は上なので★4つにしました。)

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

何で死んじゃうわけ?そして彼は伝説になるみたいな…?キリヤ君のことは時生しか覚えてないのかなキリヤ君自身すら忘れちゃってるのよね。なんかハッピイエンドだけど願いも叶ったはずだけど思うとおりにはならなかったと言う…何が本当なのかって結局わからないと言うか、自分の見ていることだけが本当で時生はいろいろ見たものが残っちゃったから…面白かったです。

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2009年10月19日

Posted by ブクログ

9歳で両親の心臓を食べてから7年間眠りについたままの少女青羽、他人の夢に入ることを生業としている度会、その息子キリヤ。青羽とキリヤが夢の中で作り出した島バルバラを巡って、青羽の夢と現実世界が交錯する。巨匠萩尾望都の最新近未来SFロマン。その世界観は既存の小説、映画の類を完全に凌駕しており、圧倒される。1〜3巻までの謎が4巻で一気に解ける様は快感。もう言葉にならないくらいスゴイ。同時代に同じ国に生きられたことが本当に嬉しい。この人はスゴイ。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

他人の夢に入り込んで調査することを仕事とする渡会と彼の家族、そしてバルバラの夢を見る少女青葉を中心に織り成す、久しぶりに読んだ萩尾望都の本格的SF。
相変わらず登場人物がべらぼうに多く、相関関係が分かりづらい。別に覚悟して読んでるからいいんだけどね。この人の場合、それが醍醐味だし。
少女版手塚治虫と呼ばれる萩尾望都の本領発揮という感じです。ディテールがやたら細かく、話の広がりが途方も無いです。これをよくまとめますな。本当に。
話は発刊がフラワーの割になのか、だからなのか、わりと大人向け(すぐ寝ちゃうしね)。けど萩尾望都読んだことの無い人にはちょっと抵抗あるかもしれないマニアックな出来。
個人的にはとても知ってる場所で話が展開するんで、なんかむずがゆい。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

萩尾先生の最新単行本のはず。
残酷〜の後、またこんなすげー作品を世に送り出しちゃう頭脳というか感性に感動してしまう。。

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2009年10月04日

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