乾ルカのレビュー一覧
-
好きな作品
初めなのに終わりを感じて、小説を読んでも考えたりする時間が長引かない私にとっては珍しくずっと心に残り考えてしまう作品。
読む前と途中、読んだ後で考え方が変わりましたPosted by ブクログ -
最初の方は、乾さんらしくない内容でつまらないと思ったけど、最後の方の数十ページは大感動。乾さんの新境地に立った作品だった。ありきたりの状況をこんなにも上手く表現しており、流石ですね。Posted by ブクログ
-
螺旋プロジェクト7作目。
乾ルカの作品は初めてだったが、とにかく文体や表現方法が綺麗、と言うより最早“美しい”といった印象。ストーリーも然る事ながら、まず描写力に感銘を受けた。特に重要な人物の台詞は訛りが激つよの言い回しだが、何故だか読み易くスッと入ってくるのは、著者が言葉の響きや一文字一文字にかな...続きを読む -
「四龍海城」という北海道近海の謎の城に拉致されてきた男子中学生2人、城を出て日本に戻るには「出場料」が必要で、それが何かを探るうちに、2人の間に友情が生まれる。
いよいよ城を出られるときの2人のやりとりが切なかった。なんでああなるのよー!という思いでいっぱい。違う結末が見たかった。Posted by ブクログ -
乾ルカさんを読んだことがない人に一冊薦めるなら間違いなくこの作品。「プロメテウスの涙」「蜜姫村」も面白いけど、怖いのが苦手な人にはハードル高そうなので…。
10年ちょっと前にNHKでドラマ化されていたそうで(知らなかった…)、出演者のお顔を思い浮かべながら読むと没頭できた。
二号室 遠藤さんの「〜...続きを読むPosted by ブクログ -
この森を散歩してみたいと思った。
なんでもない日と悩んでどうしようもなくなった日と歩いてみて森の景色がどう見えるのか。
そして森番の彼にも会いたい。挨拶をして、彼が教える森の話を聞き、その時間を味わいたい。
たぶんサッと現れて、木々やバラの世話を手伝ってくれませんか?と言われそうです。Posted by ブクログ -
高校生青春ものか〜、と思って読み進めましたが、さすがは乾先生。得意の神を少しだけ入れ、ありきたりの青春ものをちょっと違った雰囲気にしています。あっというまに読んでしまいました。Posted by ブクログ