乾ルカのレビュー一覧
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タイトル通り、過去に遡ることがキィとなる短編集(変則あり)。中盤以降はやるせない話が続いたので、最後はほっこりと終わってよかった。白木蓮と雪のコントラストが印象的でした。全体では『翔る少年』が一番好きかな。元くんの作文がジンとくるんだよね。。。切ない。Posted by ブクログ
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条件はわりとよく、大家さんもいい人そうなアパート。
それなのに家賃が破格に安い理由にはワケがあった…。
各部屋に個性豊かな地縛霊が住む「てふてふ荘」に入居した人々の話。
とても暖かくなる本でした。この作家さん初めて読みましたが、おすすめです。Posted by ブクログ -
これぞ青春小説ど真ん中! 青春のイタさも爽やかさも切なさも、とても上手く表現されています。
舞台となるのは北海道の全校生徒5人の小さな分校。そこに林という一人の新人教師が赴任してくるところから物語は始まります。
この教師がまあやる気が無い。彼女に振られた腹いせに司法試験を受けようとする彼は、生徒...続きを読むPosted by ブクログ -
ちょっと怖い話のアンソロジー。
どの作品も、良かったのですが、あえて1つというなら、風鈴が出てくる話かなあ。
読んだことのない作家さんに出会えるので、アンソロジーはおすすめです。
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重い刑事物のあとは、こんなハートフルな小説を読みたかった!
どこかに繋がりのある幽霊たちとの共同生活。大家さんの罪が最後心配だったけど…
ほっこり小説でした。Posted by ブクログ -
よかったです。
誉田哲也・武士道シリーズのスキージャンプ版のような小説。
2人の少女の成長譚。
向かい風こそチャンスだと若さの悩みとジャンプを掛けてハッピーエンドに。
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大好きな友達との楽しい時間。でも憎しみがうまれてしまう。それでも長い時間をかけて大切な思いを取り戻していく。身近な人の死が何度も出てくるのでチョット切ない。最後もすごく辛い。Posted by ブクログ
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まさに真冬に吐く白い息みたいな小説。
生徒数5人の田舎の分校が舞台。
舞台が舞台だけに、登場人物は少ないものの、風景や場面、キャラクターの心情描写がみずみずしく、どこか切ない。
過激な表現はなくて、むしろ穏やかな時間の流れを感じさせるストーリーで、特に自分と重なるシュチュエーションはないのに、なぜ...続きを読むPosted by ブクログ -
あの日にかえりたい。って思う事、誰にでもあると思う。
そんな中でこの物語は短編として、様々な人達の思いがあり、それぞれがあの日を思う物語で、そこには切なさもあり温かさもあり...。
読み終わった後、自分自身もあの日を思い出すと思う。
優しい気持ちにさせてくれる素敵な作品です。
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とてもよかった。上質の作品だと思う。ホラー風味だけれど、文学作品。『Out of This World』が特に好きです。確かになんとなくスタンド・バイ・ミーっぽい。少年が主人公でないと描き得ないこういう感じが感傷的でこのみです。『は』はゾクゾクするホラーでもう金魚は飼えないと思う(´Д`;)Posted by ブクログ
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目線が変わるとものごとの見え方は全然違う。
ということを切実に感じた一冊。
普通にしてたら一方向からしか見えないわけで。
見えたらこわいけど。
見えなくても、考えられる人になりたい。Posted by ブクログ -
地下鉄が走る街にある森、その背後には山々。土地や木々の息吹がそこにある。椅子にかけ木々を眺めている時間が少しずつ心を癒してくれるのだろう。森番の青年の言葉も手助けしてくれる。明日はもう少し元気になるよ きっとPosted by ブクログ