乾ルカのレビュー一覧
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北の大地の片隅に、ぽつんとたたずむ中学分校。生徒は五人。そこに赴任してきたのは、やる気のない若い教師。
廃校までの一年間。それぞれの物語。
青春小説。Posted by ブクログ -
最初はあまりに突飛な設定だったので馴染めなかったが、読み進むうちにじんわりしてきた。
5号室のお兄さんの部屋に来た妹の話に泣かされました。
大家さんの話はもう一つかな?
でもいいお話し。Posted by ブクログ -
てふてふ荘に住む各部屋の住人と、
その部屋に憑いている幽霊たちのエピソード。
ホラーではなくて、のんびり穏やかな雰囲気。
でもどの話にも"別れ"があって、切ない。
ひとつずつ増えていくビリヤードの球。
大家さんの秘密。Posted by ブクログ -
のんびりふんわりした話が読みたいな、と思って買ったのですが、初めの話から予想外の切なさでした。二号室と四号室が好きでした。二号室はなんというか、はじめての恋に舞い上がってしまう美月の痛さがつらくて、でもそれを包んでくれる遠藤さんがいい。四号室は、薫が海を見ていて、平原も病室から海を見ていて、だから苦...続きを読むPosted by ブクログ
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意味もなく置かれた石などない…。
与えられたものだけで人生はつくられない…。
意志と行動で変わる。変えていける。
本当にそうできたらいいなと思います。
とても静かでせつない話でしたが、香田君に救われました。
私もよくモフモフのお腹に顔をうずめてなぐさめてもらったっけ。。。Posted by ブクログ -
自分のとある「能力」を他人のとある能力と交換するお店を舞台?とした連作短編集。心温まる話あれば、ブルーな話もあり。
最後の話のラストが秀逸。長編としても面白い。Posted by ブクログ -
5歳の時に母親に捨てられた沖田慶吾。ゆいいつの友達、香田と、なぜ母は自分を捨てたのか真相を調べ始める。
囲碁と友達を通して、だんだん人間らしくなっていく。
一気読みでした。
2014年9月8日Posted by ブクログ