メグル

メグル

555円 (税込)

2pt

ひときわ古い庁舎のH大学学生部。希望者には学部を問わずアルバイトの紹介を行っているという――。「あなたは行くべきよ。断らないでね」無表情ながら美しく、奇妙な迫力を持つ学生部の女性職員から、突然に声をかけられた学生たち。病院の売店での商品の入れ換え作業や、食事を食べるだけ、とある家の庭の手入れなど、簡単だが面白みもなさそうな仕事を、彼女が紹介するのはなぜだろう。指定されたアルバイト先に足を運んだ学生たちに、いったい何がもたらされるのか、厄介事なのかそれとも奇蹟なのか? 五編収録の美しい余韻を残す連作短編集。

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メグル のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ここから始まる小説なんだと知り直ぐに2冊購入してメグルを読みました。ユウキさんからメグルでは悠木さんになってた。断らないでね、あなたは行くべきよ、が毎回出てきて、毎回その通りだけど、悠木さんの長い髪の毛と足の怪我とやっぱり謎のままなんだよ。悠木さんの当たる予言が関係するのかな、とにかくバイトを受けて

    0
    2023年11月19日

    Posted by ブクログ

    アルバイトをめぐる小説というものを読んだことがなかったのでいいなあと思った。古本屋でたまたま巡り合って読んだ。まさにタイトルそのままだ。バイト中にこの本を読み終わり、いい時に読めたなあと思った。
    ハートフルな話からちょっと闇を垣間見る話まで、「仕事」と名がつくものは様々で、バイトを探すときの楽しい気

    0
    2023年10月20日

    Posted by ブクログ

     H大学の学生部に貼りだされる不思議なバイトの紹介。大学女性職員に勧められたバイトをする学生たちの姿を描いた連作短編。

     ファンタジーであり、ホラーでありミステリー。各話ごとに作品のジャンルが変わる何とも不思議な作品。しかし、ホラーやファンタジー要素が思わぬ形でバイトをした学生たちに影響を与える、

    0
    2016年03月30日

    Posted by ブクログ

    大学の学生部で女性職員から強引に紹介される(あるいは止めろと言われる)アルバイト


    連作短編集
    5作品


    それぞれに合った、
    それぞれの人生を変えていく
    きっかけとなるバイトを紹介してくれている


    あらすじは解説にある。

    0
    2013年09月26日

    Posted by ブクログ

    メグルという題名と乾ルカさんの作品であることから、輪廻転生をイメージして表紙を開いた。
    5つの短編で構成されている。短編だがユウキによって連作になっている。そして5つの作品は順に読むことで読者に心理的影響を与えているように感じた。

    ヒカレルはライトなホラーだが、どこか暖かさを感じる。日本の将来を見

    0
    2024年02月20日

    Posted by ブクログ

     5編からなる連作短編集。ホラー要素の強いファンタジー作品。
     各編の主人公は何らかの問題を抱えているH大学の学生で、奨学係の女性職員・悠木に斡旋されたアルバイトによって人生に光明が差すというストーリー。

          * * * * *

     物語を動かすのはキーパーソンとなる悠木の眼力(能力?)。

    0
    2022年01月03日

    Posted by ブクログ

    「あなたは行くべきだわ。断らないでね。」

    言われた当事者も、読者も、その場は流してしまってもあとで「何だったんだろう、どうして?」と考えることになる。

    このひとこと(反対のフレーズもありましたが)があるから、この小説が面白くなっている。
    運命を変えるような、仕事(アルバイト)。
    それを取り持つ窓

    0
    2021年03月04日

    Posted by ブクログ

    現実と非現実が混ざり合う不思議なアルバイトを斡旋してくれるH大奨学係のユウキさん
    ユウキさんから「あなたは行くべきよ。断らないでね」と言われたバイトに行くとなぜか少しだけ人生が前に進むきっかけが与えられる。逆もまた然りなので、やっぱりユウキさんの言うことは聞いとくべき…

    0
    2020年11月26日

    Posted by ブクログ

    舞台が北大でなんか親近感が湧くし、なんとも言えない感情にさせられる短編ばかり。

    ふっと不思議な国に迷い込んだかと思ったら、突然血生臭い匂いがしたり、側と思えば青春真っ盛りだったり、人情み溢れてみたり。

    それぞれの過去を背負って、未来の扉を開くそのそれぞれの瞬間がたまらなく刺激的な本。

    面白い。

    0
    2019年04月23日

    Posted by ブクログ

    北海道とおぼしき大学の学生部、学生にアルバイトの斡旋をおこなう奨学係。求人情報に期待してやってきた学生もいれば、ふらりと立ち寄っただけの学生も。それに応対する女性職員は整った顔立ちながら無表情で不気味。必要最小限のことしか話さない。けれど、彼女に「あなたは行くべき。断らないで」と言われると、なぜか誰

    0
    2017年11月25日

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