乾ルカのレビュー一覧

  • 龍神の子どもたち
    地元集落が土地開発で地元派とニュータウン派で別れてしまい幸男が行く中学校でもクラスで派閥的になるが林間学校でおきる事故から助け合いながら相手を尊重し思いやりが出来るようになる。夏休みに起こったことから子供達が大人になって今の大人達とは違う付き合い方が良い方向へと出来るようなそんな希望が見えました。
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  • 願いながら、祈りながら
    中学生にぜひ読んで欲しい本。
    大人でも、心に残るものがたくさんあると思います。
    乾ルカさんの作品は初めて読みましたが、読んでよかった!!
    .................

    北海道の過疎地にある中学が舞台の話。翌年には廃校が決定しており、
    生徒は5名のみ(1年3名、2年1名、3年1名。)
    そこに新...続きを読む
  • 夏光(なつひかり)
    顔の各部位をテーマにしたホラー短編集。「め・くち・みみ」の戦前〜戦時中の日本が舞台の3編と「は・みみ・はな」の現代日本の3編。
    どうしようもなく汚い世界の中で輝く登場人物の純粋さ、ひたむきさが切なく美しかった。忘れられない一冊になりそう。
    グロテスクな短編もあるので注意。
    個人的に「みみ」=美しい妹...続きを読む
  • 妖し
    あまり「妖し」じゃなかったんですが
    一番良かったのは
    窪美澄先生の 「真珠星 スピカ」
    死んだ母親が娘を こっくりさんを使って
    守る話で 愛情に不意打ちされて
    かなり泣けました さすが
  • てふてふ荘へようこそ
    評価は5.

    内容(BOOKデーターベース)
    ある街の高台に佇む木造アパート「てふてふ荘」。敷金・礼金なし、2Kの間取りで家賃はわずか13,000円、しかも最初の1ヶ月は支払う必要なし…破格の条件に不審を抱きつつ1号室に入居したフリーターの高橋真一。翌朝目を覚ますと、見たことのない若い女の子が笑顔で...続きを読む
  • てふてふ荘へようこそ
    次の貸し出し予定までのつなぎに適当に本棚から選び出した本だったけど大当たり
    自己啓発本のあとで軽い物語を読みたいなぁと思っていたところに軽くふっと和ませる6つの物語
    そして6つをまとめる総仕上げとエピローグ
    気が付けば一気に読み終わってた
    テフテフ荘とはうまく名付けたものだw
  • 四龍海城
    男の子の友情が大好きなので
    とても好きな作品。

    お互いがお互いの心を
    いつの間にか助けてる感じが
    素敵で涙が出た。

    終わり方に賛否両論あると思う。
    私はもし続くなら…を想像して
    勝手にハッピーエンドにしてる。
  • てふてふ荘へようこそ
    家賃は格安、敷金礼金管理費なし、最初の月の家賃はただ。
    そんなオイシイ条件の、昔ながらの佇まい「てふてふ荘」。
    しかし安いには安いだけの理由がある…他所のアパートとは決定的に異なる、あるオプション付きだった。

    悩みや事情を抱える6人の住人達。
    読み始めはコメディタッチの物語だと思っていたのに、6人...続きを読む
  • 向かい風で飛べ!
    札幌オリンピック、そして長野オリンピック、まだまだジャンプ競技が注目されたことはあったけど、アルペン競技に目が行くことの方が多かった。最近でも葛西選手や高梨選手の活躍があって、それでも、のめり込むほどの事はなかった。
    この本を読んで変わった。
    ジャンプ競技ってこういうことだったんだ、って、なんだか新...続きを読む
  • てふてふ荘へようこそ
    「訳アリ物件」と聞くとちょっとおどろおどろしい雰囲気を感じるけど、アパート丸ごと「訳アリ物件・各室幽霊がいます」となるともうなにがなんだか(笑)居住者と幽霊それぞれ事情を抱えていて、一緒に暮らすうちに心が触れ合って・・・。2号室の話は読んでるうちは悲しくてつらかったけど、でも最後はいい話でよかった。...続きを読む
  • メグル
     H大学の学生部に貼りだされる不思議なバイトの紹介。大学女性職員に勧められたバイトをする学生たちの姿を描いた連作短編。

     ファンタジーであり、ホラーでありミステリー。各話ごとに作品のジャンルが変わる何とも不思議な作品。しかし、ホラーやファンタジー要素が思わぬ形でバイトをした学生たちに影響を与える、...続きを読む
  • 四龍海城
    どんどん物語に入って行けた。
    出来ることなら一緒に…
    帰ったふたりを見てみたかった

    読めて良かった 2014.7.13
  • てふてふ荘へようこそ
    ピース又吉さんきっかけで読むことに。
    まさか新幹線の中で涙ぐむとは思わなかった。

    すてきな言葉がたくさん。
    元気と勇気ととにかくプラスの気持ちをいっぱいもらえる本。

    「本気でやってる努力なら、馬鹿馬鹿しいなんてことは絶対ないわ」
  • メグル
    大学の学生部で女性職員から強引に紹介される(あるいは止めろと言われる)アルバイト


    連作短編集
    5作品


    それぞれに合った、
    それぞれの人生を変えていく
    きっかけとなるバイトを紹介してくれている


    あらすじは解説にある。
  • 四龍海城
    神秘的で印象に残る作品

    セリフも心に残った。
    ・不幸を語ってよいのは、死にそうなやつだけだ。俺の人生クソだったって言っていいのは死ぬ一分前のやつだけだ
    ・ろくでもない環境ならいっそそれを誇るぐらいになれ。こんなひでえところでも俺はまっとうに生きているって。文句ばかり言うだけなら誰だってできるんだよ...続きを読む
  • 四龍海城
     乾さんの本好きです。城から出るための「出城料」が何であるか、途中でなんとなく予想はつくのですが、それでもそれぞれの下した決断のせつなさに茫然としてしまいました。
     この本に限らず私たちも日常の中で常に決断を迫られていると思います。いつか失うとわかっていても手に入れようと思うのか、手にしたものを然る...続きを読む
  • 四龍海城
    後味が少々悪いなぁ…
    物語的には面白いんですが、結局、四龍海城の謎が少しあります。

    貴希と健太郎が大好きなので星は5つです。

    この作品はBADENDだからこその味の出方だと思いますが、それならそれでもっと凝ってもよかったですね。

    個人的には、他の終わり方が見てみたかった…

    成長した2人の続編...続きを読む
  • 四龍海城
    切なさマックスのあのラストにやられました。ハッピーエンドだったらあそこまで余韻はなかっただろう。
    貴希の吹くトランペットの旋律がいつまでも頭の中で鳴り響いていました。
  • 四龍海城
    どんどん引き込まれて、面白かったけれど、読後感が大変よろしくない。綺麗だけれども。
    思い出すことがなくても、再会することができたかもしれないのにと、いたたまれなくなりました。
    面白かっただけに、ラストだけが、なんだかなぁ……。
  • 四龍海城
    なじ■
    謎の建物に閉じ込められ、そこで出会った少年二人の夏の物語。
    ラスト切なすぎてボロ泣きしました…

    フライデー・ナイト・ファンタジーの描写素晴らしかった!