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城石明音は先天性の心疾患を患っていた。8歳の時に悪化し、両親は米国での心臓移植手術を決断する。募金活動により1億5千万円という莫大な費用を集め、明音は一命を取り留めたが、帰国した明音を待っていたのは、幸福だけではなかった。恨み、嫉妬、同情、愛情、様々な思いを抱えた人々が明音の人生を動かしていく。そして――。骨太の社会派エンターテインメント!
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Posted by ブクログ
何故だよ何故ここまで苦しめる、苦しまないといけないのですか、神様はやっぱり居ないことの証明ですね。それと解説者の杉江の書評に反吐が出た。自分が死にたいからって明音さんを利用して心も丸裸にして自殺幇助させるとか ただ自分のエゴで分かり合える正反対だ、元々小悪魔な性格では。それで死んだら明音は殺人者じゃ...続きを読むないか、恥を知れよ、どの章も過去を又聞きして完結して直接明音さん解ろうとしない 高校の最初に出たリヤ、あんな人間に出会う運命が納得出来ない あの誘導する小狡い性格と明音さんの本性を暴く心理は何様ですか
好きな作品 初めなのに終わりを感じて、小説を読んでも考えたりする時間が長引かない私にとっては珍しくずっと心に残り考えてしまう作品。 読む前と途中、読んだ後で考え方が変わりました
心臓移植で助かった子の周囲の人視点で描かれる物語 メインの章六つと、プロローグ的な「終焉」とエピローグ的な「誕生」 終焉 第一章 若葉のころ 第二章 なぐさめ 第三章 気の毒な子 第四章 幸福の対価 第五章 バイオリニスト 第六章 私の音 誕生 第一章は、同じ時期に同じ病気で救う会を立ち上げ...続きを読むたにもかかわらず、寄附金額が集まらずに助からなかった子の母親視点 助かった子と自分の子は何が違ったのか?という問い 初っ端からして重い…… 募金活動中に聞こえる声 もう1回作った方がコスパ良くね?という言葉 私が子供の頃も似たような事を考えてたなぁ まぁ今でも、そのお金を他の事に使えばもっと多くの命を助けることができる、とか思わないでもない ただ、多少の知識がついたから、そこまでして一人の人間を助ける意義は考えられるようにはなった 個人、家庭、日本、アメリカ、人類、それぞれのスケールでメリット・デメリットを考えれば、まったく無意味な行為でもないのはわかる そのメリットを自分が享受できない人にとってはコスパが悪く思えても仕方がないかな 外食している姿への批判 まぁ、募金した相手が自分の生活レベルより上や同程度の場合、そんなやっかみを感じる人はいるでしょうね 本当に子供の命を救いたいのであれば、まずは私財を投げ売ってでも金を作れよと 集金のしやすさも、どうメディア受けするかがポイントというのも納得できない人もいるでしょうね 作中のようにテレビで取り上げられたらそりゃぁ集まりやすくなるでしょうし 出演するためには何らかの伝手があった方が有利だし そんな伝手のある人は元々裕福な家庭の場合が多いと…… 似たような条件で、助かった子がいて、我が子は亡くなったという事実 何が違ったというのか? 我が子は何を望んでいたのか? 親として何をしてやれるのか? こんな立場の人がいるのは想像できるけど、今までそこまで深く感情移入したことはなかったなぁ 一章は何から何まで重い…… そして、第二章 明音の立場がまた酷い…… 1億五千万円さん 命はお金で買える事を教えてくれてありがとう いや、まぁ事実ではあるんだけど、事実を言っても名誉毀損になる場合はあるんですけどね ネットでは事実陳列罪という造語があるけど、あれも同じようなものかな 生徒のために何とかしてあげたいというのも教師のエゴ ただ、普通の場合はその行為は責められるものではないけど、本作の状況で言うと「ちょっとねぇ……」というあたりがポイントだろうか ってか、大きなものを背負っている子に、これ以上の責任感を背負わせるものではないわなぁ…… 日本人が渡米して移植手術を受けるのは、順番を抜かしているという指摘 病状によって優先度が異なり、渡米するほどの病状だから優先されているというだけなんだけど では、アメリカでは臓器の供給は十分なのかというとそうでもないし 適合の問題もあるので、日本からその子が行かなければ元々は臓器移植を受けるはずだった子は存在する そして、移植を受けられなくなった事で、結果命を失うケースはあるのではなかろうか? となると、人類全体で考えれば救える命の数は増えていないので、順番を抜かしているという指摘も成り立つ場合がある 前述の通り、そのお金を他の事に使えばもっと多くの命を救う事ができたのではなかろうか?というのは考えていかなきゃいけないと思うよ 緊急時にはトリアージを行うのに、平常時はたった一人の命を救うために莫大なコストを払うのは矛盾じゃなかろうか? 三章はともかく、後半の部分はネタバレになるのであまり感想を書けない 四章はある意味で幸せが描かれてあるけど、その後の展開がまた落差があって、より一層のもどかしさを感じる 「あなたはまるで、人の死を自分の幸福に変えて生きているようだ」 という言葉を投げかけられても、それを受けれる明音 そんな事はこれまで何度も自問していたでしょうからね 「意味のない人生はない、人には必ず役目がある」というのも捉え方によってととても重い 沢山の人の善意と亡くなった一人の命があり、そのおかげで助かった命で社会に還元するために生きている明音に、また重いものを乗っけるかぁ…… 五章、六章が一番の主題でしょうか 冒頭の「終焉」では、バイオリンの描写によってミスリードを狙っているのだろうけど、ここでそのシーンの意味が推測できるようになっている ここで「意味のない人生はない、人には必ず役目がある」という言葉が重くのしかかる 何のために自分は助かったのか? 相手の望む事をしてあげる事なのか? ってか、四章がなければ五章の状況にはならなかったわけで、個人的には本当にそれが明音の役目なのかと疑問に思うけどね 読後感としては、東野圭吾の「人魚の眠る家」を読んだときにも似たような気持ちになった ときどき心臓がバクバクいってるのを感じた 「救う会」に対する考えも変わってない 基本的に否定的だけど、「自分の子が」という仮定を考えると親の気持ちは理解はできる ただ、これを読むと、助かった後も我が子にそんな重いものを背負わせていいのかという疑問を感じる 一生背負っていく事になるわけで、なかなかに大変な事だ ところどころで「母親ぁーーー!」と憤りを感じた箇所もある 選択を子供に与えるという形で、結局は重いものを背負わせている 助かった後も、生きるための処世術は確かにその通りなんだけど、もっとこうやりようはあったのではないかと…… 本当に子供のことを考えるのであれば、責任は全て自分が背負う覚悟は必要ではないですかね?
難しい作品だと思いました。 ーあなたはまるで、人の死を自分の幸福に変えて生きているようだ。募金活動で得た1億5千万円で命を救われた少女・城石明音。その苛烈な半生を、周囲の人間の目を通して描いた社会派エンターテイメント!ー文庫帯より。 1億5千万円の募金で真面目に順番待ちをしていた人たちの列に割り...続きを読む込み、かわりに誰かを死なせたと明音はいわれます。 中学生の時、同じ境遇で募金が思うように集まらなかったため、手術ができなかった白村若葉の母が、学校に乗りこんできて、下校する明音を罵りながら殴り、明音のせいで若葉は死んだ。人殺しをしたという保護者のスタンスにより、中学時代の明音をいじめの標的へと導きますが、この保護者のスタンスはまるでおかしなものだとしか私には思えませんでした。 その後の部分も、正しい事と間違った事がごちゃまぜになって書いてある気がしました。 帯に書いてある「あなたはまるで人の死を自分の幸福に変えて生きているようだ」は、その後明音の婚約者の病死した元妻の両親から言われた言葉ですが、そんなことを言う方が、おかしいのではないかと私は思いました。 明音がいくらつらい思いをしても他人から心臓をもらっている以上死にたくても死ねずに葛藤するのはわかりますが、明音が死にたくなるような環境を作った周囲の人々は皆おかしい。 この話は本当にこんなことがあるのだろうかと思わされ疑問だらけの作品でした。
一気読み。 もし自分が、自分の子が、友達が、恋人が、事故加害者の親が心臓移植を受けていたら。 考えたことのないシチュエーションだったからとても興味深かった。 友人のパターンがそんなにも悪意に晒されるのかが意外だったけど、私がただの偽善者なのかどうなのかは実際そこにはまってみないとわからないものなのか...続きを読むもしれない。 差別、妬み、同情、偽善いろんなものが混ざり合ってひしめきあって心が忙しい。 自死を身近に感じたことがある者としては最後にホッと出来てよかった。
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