京極夏彦のレビュー一覧
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前作は、京極作として少し物足りなさがありましたが、今回は待ってましたとばかりに京極節の如く「ご主人」が大いに語ります。
京極夏彦を楽しみたい方にはお勧めです。Posted by ブクログ -
七不思議や都市伝説を解明していく内容が良いのと、
京極堂のスーツ姿、若い頃の榎木津などが見れてとてもお得。
おまけマンガは電子だけということで、買ってよかったです! -
再読。昔読んだ時は当時の自分では難しいと感じる話ばかりでそこらへんは殆どスルーして起こった事柄だけを捉えていたように思う。今読んでも難しい箇所のすべてが分かったわけではないのだろうが、それでも昔読んだ時より登場人物たちへの理解は深まったような気がする。起こった事は単純なのにここまで事件が複雑化したの...続きを読むPosted by ブクログ
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文句無しの☆5。
京極堂の煩悶とそれをいつも通りの不遜な態度で手を差しのべる榎木津、あの場面は百鬼夜行シリーズのなかでも3本指に入る名場面だと思う。ちょっと、涙でてくる。
心理的なトリックを使う本ではまま取り上げられる題材ではあるけれど、「本当に今の時分は自分の中の意思で行動しているのか?過去の記憶...続きを読むPosted by ブクログ -
終盤に入り、少しずつ色々な事象が表面に浮き上がってきているけれど、それらはまだまだつながらない。もう、関口くんが心配でしょうがない。そして誰を信じれば良いのかわからないむずむず感もたまらない。Posted by ブクログ
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メタメタ面白かった。妖怪オールスター感謝祭です。読み進めるとどんどん自分も莫迦になるような巫山戯ているのか真面目なのか、虚なのか実なのか、とてもエンターテインメントでロマンが詰まった作品でした。ラストが最高です。
手首が痛くても読む価値があります。Posted by ブクログ -
少しずつ断片が繋がりはじめてきた。
これまで、多くの京極作品を読んできたけど今更ながら気がつかされ、戦慄だなと感じた一節。「彼の手に掛かれば人一人不幸にするくらいは赤子の手を捻るより簡単なことだろう。そうすると唯一の救いは、彼が悪人ではないと云う一点に尽きることになるのではないか。」「彼」というの...続きを読むPosted by ブクログ -
読みすすめるにつれて、とまらなくなる。
同じ本を読んでも、今の年齢と過去に読んだ頃の年齢では感じるものも響くものも違うんだって改めて気づく。
だいたい、人の心って案外簡単に操られてしまうんだなって。「自分の意思」がどこまでが本当の自分の意思なのかわからなくなるって凄い怖いよね?って、いうかそれにさえ...続きを読むPosted by ブクログ -
最近発刊された「天狗」や「河童」、「鬼」で敦子が主人公だったこともあり、少し今までとは違った目線で読み進められて新鮮だった。物語がジリジリと動きはじめて面白くなってきた。Posted by ブクログ
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昭和の辻切り事件。七人目の被害者の女学生の友人の話を聞く中禅寺敦子。被害者の彼女はとても怖がっていたという。
久し振りの百鬼夜行シリーズようやく読みました。いやあ面白い!
ほぼ会話劇で展開される辻切り事件の真相。ラストシーンの胸のすく啖呵。いやあ面白い。Posted by ブクログ -
桜が早く咲き、散り際です。(東京では)この季節に読まなきゃ、いつ読むの?という事で何度も何度も読んでおりますが、今回は電子版で購入しました。桜が好きな方には申し訳ないのですが、桜が禍々しく感じられる京極氏の傑作です。特に益田君が探偵に弟子入りする記念すべき巻ですね。苦手なんて言わないで是非!読んで欲...続きを読む
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小股潜りの又市が御行となるまでのお話
まだ若く、青臭いところのある又市が魅力的
悩み、悔やみ、そして裏の世界で生きてゆく決心をする。
「窮鼠」は、「続」に出てきたあの話に繋がるのだなぁと納得
分厚いですが後半は一気読み
テンポの良い会話は、落語のようです(笑)Posted by ブクログ -
何の知識もなくとも書けそうな本が溢れる今、こんなにも丁寧に書き上げられた本を読むと嬉しくなるのです。しかも単行本をそのまま文庫化するのではなく、文庫は文庫で見開きにちゃんと字が収まっている。この京極さんの凝りようが嬉しくてたまらない。
本好きで、想像できたなら必ず足を踏み入れたくなる弔堂。訪れる実...続きを読むPosted by ブクログ -
シリーズ第2弾
今回は、又市一味の過去も少し触れられ
妖怪を騙った仕込みも、藩全体を巻き込んだいちだんと凝った壮大な話になってゆく。
狂気の藩主の話は鳥肌もの。
今回で百介と、又市たちの話はどうやら終わり??
もっとこのメンバーの話を読みたかったかも。。。Posted by ブクログ