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Posted by ブクログ 2020年01月28日
やることなすこと青臭く、仕掛けも稚い若き日の又市が、いかに御行になりにしか。悩み多き又市を中心に、様々な人々が巻き込まれ、妖怪たちが事件に意味を与える。
我々の世代では江戸社会の構造を「士農工商」と習い、今の子供たちは「武士-百姓/町人」の二層構造で習っているそうだが、この本はその構造の外側の人び...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年05月09日
巻頭から「あれ、読む順番まちがえたかな?」と泡を食ったけど、執筆順とシリーズ作品内の時間軸が異なっているのはサマーの常套手段だったっけ( ´ ▽ ` )ノ
おなじみ京極版必殺!( ´ ▽ ` )ノ
主な舞台が損料屋で妖怪がらみってと「つくも神貸します」(アニメ版の酷さは伝説級)とおなじだけど...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月23日
京極夏彦の文体は年々しつこくなってきている
京極シリーズの印象というのもあるんだろうけど短編もなんか読みづらいんだよね
巷説百物語シリーズだけはなぜかそれがなく読みやすいのは不思議。時代物だから京極節が緩和されてるんかねえ
おすすめは後なんだけどこれを楽しむためには最初から読まないといけないという罠...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月16日
短編だから読みやすい
と、書きたいところですが、今回ばかりは長かった……
以下ただのメモ
「寝肥」
はじまりのはじまり
ここで大体役者がそろうやつ
好きあっているのに疎んでしまうのはやるせないばかり
「周防大蟆」
又市の「殺しはしたくない」精神が良く見て取れる ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月03日
僕に読書の楽しさを教えてくれた『巷説百物語』
第4弾の本作には、又市が御行(魔除けの札売り)になる前、双六売りをしていたころの話が6編収められている。
又市が自分のことを「やつがれ」ではなく「俺」と言い、仕掛けによって誰かが死ぬことを厭うた青臭い時期があったなんて何だか新鮮。
稲荷坂の祗右衛門との戦...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年08月08日
いやあ又市が若いですなあ。そりゃ始まりの物語だから当たり前と言えば当たり前なのですが。これがあっての、あの御行の又市なのかと納得。刊行順に読むのが面白味増すけれど、これを読んだら前のシリーズを再読したくなりますね。
妖怪に擬した仕掛けの面白味ももちろん、身分制の持つ重みや人の生き方を語っているんです...続きを読む
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