角田光代のレビュー一覧
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読むほどに、何か食べたくてたまらなくなる。作者の表現力の高さと、元々は偏食ということのせいか食べ物への観察力や想いがすごい!季節ごとの身近な食べ物について、あれこれ書かれていて、一年中楽しめる。Posted by ブクログ
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表向きは誘拐犯で、でも純粋な気持ちで母でありたくて。
薫が本当の家に帰った時の反応が親子ともに気持ちが分かりすぎて辛かった。
こんなにごちゃまぜな感情になったのは初めてだった。Posted by ブクログ -
タラントの意味を考えながら、戦争、障害、引きこもり、夫婦関係。いろんな物語が繋がりあって、それでいてすっきりと整理ができた本だった。最高でした。
私にとっての「使命」とは。。。とりあえず諦めないこと。Posted by ブクログ -
ちょっとしたことで一歩を踏み外し、そこからだんだん深みにはまっていき取り返しのきかないところまできてしまう、そんなことが誰にでもある、そういうことか
私には感想を書くのに難しかった。Posted by ブクログ -
母親になりたかった女、娘を愛せなかった母親、不貞の子を孕んでしまった娘。様々な事情を抱えた女たちのそれぞれの愛が入り組んでいる。希和子の決死の逃亡劇、彼女を取り囲む周囲の事情、そして、事件の収束。偽りだらけの母娘のその後の人生の描かれ方がとても丁寧。Posted by ブクログ
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こういう話を読みたかった
映画のタイトルとしてはみたことあったけど、実際に読むのははじめて。
男が全て悪いのは前提として。
心が崩壊して、誘拐した子と各地を逃げたり、宗教団体じみたものに入ったり。
いろんな人のいろんな視点をひとつひとつ丁寧に書いてある。
映画としてもみてみたい。Posted by ブクログ -
人を愛するにはバイタリティが大切だと思った。こんなに愛することができるのはある種、才能だろうと思う一方でわたしは恋愛をするときでさえ損得やメリデメを考えながらしているんだなぁと思った。こうはなりたくないが友達であれば行く末を見届けたい、そんな恋愛です。Posted by ブクログ
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私も数年前から猫を飼っているのですが、猫を飼い始めた頃の驚きや猫中心の生活となっていく様子を懐かしみながら読むことができました。トトちゃんがとても可愛い!
猫と暮らしている方にぜひ読んでほしい一冊です。Posted by ブクログ