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あきらめた人生の、その先へ―― 片足の祖父、学校に行けなくなった甥、〝正義感〟で過ちを犯したみのり。小さな手にも使命が灯る、慟哭の長篇小説。 「今、だれもがスタートを待っている」 周囲の人々が〝意義ある仕事〟に邁進する中、心に深傷を負い、無気力な中年になったみのり。実家に届く不審な手紙、不登校になった甥の手で、祖父の過去が紐解かれるとき、みのりの心は、予想外の道へと走りはじめる。
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Posted by ブクログ
周りと比べて自信をなくしていくみのりと自分が重なった。才能や使命がなくても、やりたいと思ったことを軽い気持ちで始めればいいんだと少し勇気をもらった気がする。誰のためでもない自分のために、とべ、とべ、たかく、たかく。
半分過ぎたくらいからどんどん引き込まれていった。 ずーっと前に行ってしまった友人達が眩しいような妬ましいような。 自分の善意からの行動が裏目に出て、情けなくなって無気力になったり。 何か新しいことをして失敗するよりも、現状にしがみついていたい気持ちもよくわかる。 でもいろんな出来事や家族や友人達と...続きを読むの関わりから、自分がやってみようと思えることが見えてくる。 何も華々しく注目を浴びるようなコトじゃなくてもいいんだ。
おじいさんの手紙がめちゃくちゃ感動。 もどかしくもある途中のさまざまな経過もこの手紙と表紙の絵で何もかも解消。
最初はどんな話か掴みどころがなかったが、読みやすく、分かりやすく、読み進めているうちに、この物語がどんなものかすーっと分かってきて、心にじわーっと染み込んできた
「文学キョーダイ」で奈倉さんと逢坂さんがやたら勧めてくれていたので読んだ。僕も確かに、誰かの役に立ちたい世の中の役に立ちたいと、なんでか知らんけど焦ってた時があった。って特に何かをしていたわけでもないし、具体的なものに取り組もうとしていたわけでもなかった。いや、多少はあった。でもその所為で友人から疎...続きを読むまれたというか、こっちが疎んだというか。結局、今は全く何かをしようともしなくなっている。だから、「みのり」と自分を重ねてしまった。この本を読んで、自分は何か変わるのかな。
失敗をすること、もっと言えば目立つことが嫌、その理由を教えてくれたように感じます。 角田光代さんの本を読むと自身のことが書いてあるような気がしてしまうのです。 みのりさんやそれぞれの登場人物は、すてきな人という感じではないけれど、私は好きになりました。そして、自分も大丈夫なんじゃないかな、がんばれる...続きを読むのではないかなと思えました。
タラントの意味を考えながら、戦争、障害、引きこもり、夫婦関係。いろんな物語が繋がりあって、それでいてすっきりと整理ができた本だった。最高でした。 私にとっての「使命」とは。。。とりあえず諦めないこと。
2024初読み。 ボランティアって見返りを求めないはずなのに、自分への評価につながることがないだろうか。大学入試でもボランティア経験が問われる時代。内面から湧き出る使命感より、外の力が働いてしまう。 地球の遠い所で起こっている紛争、その犠牲者の子ども達や避難民。元日に起きた石川能登地震、家が全焼し、...続きを読む倒壊した建物の下敷きになっている人がいる。何かできることはないか。思うだけで行動に移せないもどかしさ。 戦争で足を失った清美じいさん。感情を持つことを諦め、生きてきた。そんな清美さんが勇気を持って一歩踏み出したことが一粒の種となり20年後に花が開く。 海外行動力のある仲間たち。みんなが何をしたいか、できるか、悩んで生きている。 自分は何がタラントか。自問中。
「再生」の物語。心を震わす傑作。 読み終えて装画をじっくりと味わう。嗚呼この色しかない。どこまでも澄んだ青さ。雲一つない青空。 胸に抱いた夢、向こう見ずな青い情熱を、いつか何処かに捨ててしまった経験は誰にもあると思う。 その理由は様々で、その度に勇気も失われてしま...続きを読むったのではないだろうか。 それが歳を取り大人になることだと諦めてしまうのは簡単でも、そうじゃないんだよと語りかける。 後半は涙腺がほぼ崩壊していたが、じいちゃんの独白の正体(?)が分かったときは驚きと嬉しさで…。 長編でエピソードは多岐に渡り登場人物も多いのですが、是非!読んでいただきたいです。
めちゃくちゃ入り込んじゃって、主人公の経験や心情がまるで自分のこととごちゃまぜになりそうでした。ものすごく大きな経験をさせてもらったような気がします。 感想を山ほど書きたいんだけど、手に負えない。
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