原田マハのレビュー一覧

  • キネマの神様
    ハマさんの小説にしては今回初となる私には合わない小説か?と思っていたら大間違い。最後、一気読みできる時間があったらきっと泣いていたと思う。
    ゴウちゃんとローズバッド。2人の友情が実に素晴らしかった。

    映画館で映画が見たくなった。映画はすごく苦手だけど。それでも行きたくなってきた。
  • 楽園のカンヴァス
    アート×ミステリーで、アートに明るくない自分でも画家の情熱に引き込まれ、作品をググりながらのめり込んで読んだ。伏線回収も見事で睡眠削って読破。スパイス的な織絵とTimの関係も過去と現在で交差し、心温まるエンディングだった。
  • たゆたえども沈まず
    こんなにも自然に、当時のパリに、セーヌ川に連れて行ってくれる原田マハさんに改めて圧感した。
    もっとゴッホと、当時19世紀後半の時代を知りたくなった。
  • さいはての彼女
    4つの旅のお話。
    どのお話も好きだった。
    特にナガラとハグの話がここでまた出てきて嬉しかった。
    どれも素敵だったけど1番はさいはての彼女。
    凪みたいに真っ直ぐで好きな事をやって、自然と仲間が増えて行く人柄が羨ましい。

    私も1人旅はした事あるけどそういう出会いは無いから旅先で〜みたいな経験をしたいな...続きを読む
  • 独立記念日
    めーーーーーーっちゃ良い話だーーーー。
    登場人物多すぎて混乱だけど。
    1人1人の話が短くても心に来るものがどこかにあって、共感して。女性として生きる、私の今、過去、そして未来を精神面や気持ちや色々な事から独立して自由にそして独立して歩む。素敵な言葉がたくさん詰まっていた本。再読したい。
  • 星がひとつほしいとの祈り

    どの話も素敵だった。1番を選ぶのが難しい。それくらい全部響いた。それぞれが違うストーリー。
    原田マハさんはすごいなあ。

    主人公が女性な分、自分と置き換えて読んだ。どれも心にぐさり、ぐさり。悲しくて、暖かくて、しんみりして。また読もう。
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)
    おもしろい!!
    普段ならば下巻まで読んでから感想を書くのだけど、上巻だけで、なんなら第一章だけでも壮大なストーリーに引きこまれた!

    でもフィクションと史実の区別がつかなくて困る。
    狩野永徳が信長に贈った『洛中洛外図屏風』は上杉謙信にわたって、いまは米沢市上杉博物館にあると。
    読み終わってないけど気...続きを読む
  • 楽園のカンヴァス
    とにかくすごい!!
    美術系の本なので、難しいのかも、、と思って積読にしてました
    もっと早くに読んでいればよかったです!

    私は絵画に詳しくないけれど、もっと絵を知りたいと新しい興味も引き出してもらった

    そして、緻密なストーリー
    次はどうなるんだろう
    とワクワクしながら読み進めました

  • 美しき愚かものたちのタブロー
    タブローにかけるそれぞれの熱い想いを知る前と知った後では、見方が変わりそうです。それぞれ全然違う人生で、タブローとの関わり方も違うけど、みんなにとって特別であることには変わりない。
    国立西洋美術館もう一度行きたくなりました。
  • 丘の上の賢人 旅屋おかえり
    「旅屋おかえり」の札幌、小樽編、「フーテンのマハ」の濃い乳を求める北海道の旅、「おかえりの高校時代」の漫画、どれも良かった!(*^^*)あ~北海道へ行きたいなぁ、濃い乳製品を食べたいなぁ(´ρ`)
  • 風のマジム
    那覇のOLが会社のベンチャー制度を使って沖縄産のラム酒を製造販売するようになるという、実話をもとにしたサクセスストーリー。評価は星4.5だったが、作者の原田マハさんのあとがきを読んで星5に。この話を取材した時の原田さんはまだ小説家デビュー前で、その当時に五年後の執筆を約束していたと言う。風が気持ち良...続きを読む
  • フーテンのマハ
    旅好きのマハさんならではの旅エッセイ
    旅仲間の千鈴さんとともに巡るぼよグルだったり、芸術家の生きた証を辿る旅だったり、最後のお父様のお話では涙したりもして旅に自分も出てるような感覚になる1冊

    マハさんの文章は温かく、友達みたいに「この旅のさ
    ー」と話してくれているみたいな感覚で読めるので今回もあっ...続きを読む
  • さいはての彼女
    原田マハさんの短編集。短編ながら、あっと言う間に物語に引き込まれ読みごたえもある。冬空のクレーンが特に好きだった。旅を通じて、生きる力を取り戻す女性達の姿が清々しく、前向きな力をもらった。落ち込んだ時にきっと元気になれる本
  • たゆたえども沈まず
    読後、「たゆたえども沈まず」の意味と「星月夜」に描かれた想いに浸った。

    事実のなかに織り交ぜられた物語は、美しさと切なさで溢れていたように感じる。
    繊細な糸が結ばれるかのように共に生きていたゴッホ兄弟、日本を背負って闘った林忠正、そしてそれらの事実を繋ぐ重吉という存在、、
    私はこのすべてを受け止め...続きを読む
  • 総理の夫 First Gentleman 新版
    面白かった。総理の話を夫の立場から、頼りないようで頼りになる育ちの良い夫が語っていくお話。総理と言えば田村正和さんのドラマを思い出してしまう。
    原田マハさんらしく、何となく現実の政治とリンクしながら説明もうまくされ、わかりやすい。
    登場人物が魅力的。伝説のスピーチライターの久遠久美さんもでてきて、読...続きを読む
  • いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画
    アートには、歴史とのすごく深い関係性があることを知った。
    時代背景の理解なくして、アートのことは理解できないのだ(アートのことが本当に理解できるわけではないのはわかってはいる)。
    歴史が苦手な私が、アートやアーティストと一緒に学ぶとすごく楽しく学べるとは思わなかった。

    そして、この本を読んでいるう...続きを読む
  • 楽園のカンヴァス
    アート×ミステリーという新鮮な物語。
    伏線回収も凄く、傑作でした。

    物語には2人の主人公がおり、ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンと、美術関係で日本人研究者である早川織絵。有名なコレクターのバイラー氏により、ルソーの作品「夢」と全く同じ作品の真贋を判断して欲しいと依頼されます。...続きを読む
  • いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画
    とても分かりやすく書かれていて、とても美術を好きになる文章。頭の本当に良い人の書く文章ってすごいなと改めて感動しました。美術史を大学で学んだ私は、美術の初心者とは言えないけれど、長年にかけて学んだことよりも、こちらの一冊をしっかり読めば良かったんじゃない?(笑)と思うほど、原田マハさんの知識の深さや...続きを読む
  • ジヴェルニーの食卓[電子特別版]
    原田マハさんの作品は初読みですが、文章が1つ1つ丁寧でかつ、繊細な表現で美しいです。より、印象派の画家たちが好きになりました。
  • キネマの神様
    デベロッパーとして働いていた主人公、歩が失業したこと、父親が彼女の書いた映画評論を送ったことをきっかけに、映画評論の会社で勤めていく話。

    ・映画を観るということの良さ、また映画を映画館で観る良さを教えてくれる作品。作中コメントの通り、映画を観ることは自分の体験したことないことを経験できたり、あの2...続きを読む