ジヴェルニーの食卓[電子特別版]

ジヴェルニーの食卓[電子特別版]

1,152円 (税込)

5pt

電子版限定、物語に登場する巨匠達の名画も収録!美の巨匠たちは、何と戦い、何を夢見たのか-。ドガ、セザンヌ、モネ、マティス。時に異端視され、時に嘲笑されながらも新時代の美を果敢に切り拓いた偉大なアーティスト四人の愛と友情、そして格闘の日々を色鮮やかに蘇らせる短編集。「この世に生を受けたすべてのものが放つ喜びを愛する人間。それが、アンリ・マティスという芸術家なのです」(うつくしい墓)。「これを、次の印象派展に?」ドガは黙ってうなずいた。「闘いなんだよ。私の。――そして、あの子の」(エトワール)。「ポール・セザンヌは誰にも似ていない。ほんとうに特別なんです。いつか必ず、世間が彼に追いつく日がくる」(タンギー爺さん)。「太陽が、この世界を照らし続ける限り。モネという画家は、描き続けるはずだ。呼吸し、命に満ちあふれる風景を」(ジヴェルニーの食卓)。語り手は、彼らの人生と交わった女性たち。助手、ライバル、画材屋の娘、義理の娘――彼女たちが目にした、美と愛を求める闘いとは。『楽園のカンヴァス』で注目を集める著者が贈る、珠玉のアートストーリー四編。

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ジヴェルニーの食卓[電子特別版] のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「モネ展」に行く予定があったので、モネという人に触れてから行きたいと思い手に取りました。

    小説なので全てがそのままではないのだろうけれど、とても家族想いの優しい方だろうことが知れて引っ越しの話を家族でする辺りはもう泣いてしまいました。

    マティスやドガ、セザンヌやモネが主人公なのではなく、その周り

    0
    2024年12月22日

    Posted by ブクログ

    情景が浮かぶきれいな言葉。何と言ったらいいか迷うものをスンと言い当てて来る。美術には明るくない、勿論本書に出て来る人達は名前以外に知る事は多くないのだが、こうだったらええなと思うことがある。あと画像検索したらヴェール・ヴェールが思ったよりも緑。

    0
    2024年08月14日

    Posted by ブクログ

    もっと早く出会いたかった。

    この一言に尽きる。これまで意識的に芸術には触れてきたつもりだけれど、正直絵画は自分には難しくて、あまりおもしろさがわからないでいた。

    でも、絵画をとりまくストーリーにも想いを馳せることで、これまでよりも深みが出て、より一層楽しめそうだと思った。

    美しく色鮮やかな文章

    0
    2024年07月14日

    Posted by ブクログ

    原田マハさんの作品は初読みですが、文章が1つ1つ丁寧でかつ、繊細な表現で美しいです。より、印象派の画家たちが好きになりました。

    0
    2024年03月21日

    Posted by ブクログ

    表紙がモネの絵でとてもうつくしかった。

    4つの短編集で、それぞれマティス、ドガ、セザンヌ、モネについてを、美術への熱量を持って語られている。

    難しい、堅苦しい世界だと思っていた画家たちが物語の中で会話しているのを読んでとても親近感が沸いたし、作中に登場する絵画を検索ながら読み、美術館で解説を読ん

    0
    2024年02月12日

    Posted by ブクログ

    印象派の著名な画家と繋がりがあるフランス女性の立場から綴った4つのストーリー。ニースへ旅行した時に立ち寄ったシミエの丘にあったアンリ・マティス美術館の光景が蘇った。ここでマティスとピカソが会っていたのか。ヴァンスのロザリオ礼拝堂も見ておけばよかった。
    オランジェリー美術館の大作睡蓮完成の裏にはこの様

    0
    2022年02月26日

    Posted by ブクログ

    『史実で再現、読む美術館:19世紀末フランス編』

    フランスを代表する4人の画家(マティス、ドガ、セザンヌ、モネ)それぞれの、人間味溢れる人生を描いた短編4作。他のアート小説を既に読んでいたので、親しみのある登場人物の別の側面を垣間見ることができ、面白かった。

    0
    2021年08月07日

    購入済み

    印象派

    あの絵が描かれたシーンってどんなだったんだろう?という空想が、美しいフィクションに昇華していて素晴らしい!絵そのものがテーマの小説ってそんなにないので、美術好きにはたまりません。

    0
    2013年05月24日

    Posted by ブクログ

    素敵な短編集でした(*^^*)「エトワール」はなかなか心にくるものがあり印象に残りましたが、表題作の「ジヴェルニーの食卓」が終始あたたかい雰囲気の漂うお話でとても好きでした。

    0
    2024年07月20日

    Posted by ブクログ

    フランスの美術館巡りの前に読んでおくと、更に楽しめる一冊ですね。アートに込められた画家達の想いがとても伝わる本です。マハさんの描写の表現もとても美しくて素晴らしかった!表紙のモネの大作を見に行きたい。

    0
    2024年06月05日

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