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この著者にしか描けない、沖縄と美術の物語!
終戦後の沖縄。米軍の若き軍医・エドワードはある日、沖縄の画家たちが暮らす集落――ニシムイ美術村に行きつく。
警戒心を抱く画家たちだったが、自らもアートを愛するエドは、言葉、文化、何よりも立場の壁を越え、彼らと交流を深める。
だがそんな美しい日々に影が忍び寄る――。
実話をもとにした感動作!
「原田マハ氏は、小説家の優れた才能と人間的な温かさにより、どんなに善意の人間であっても、理解できない事柄があることを明らかにした。私は日本人が書いた沖縄をテーマとする小説で『太陽の棘』がいちばん好きだ。」
――佐藤優(解説より)
Posted by ブクログ 2022年09月08日
2日でほぼ一気読み。戦後の沖縄、アメリカ人軍医からの目線で進むストーリーが面白い。アートを愛する者同志の心の交流。穏やかでジェントルマンな印象の彼だけに、最後のくだりで思わず胸が熱くなった。実話ベースだと知って驚き、感動した。原田マハさんの本は10冊位読んだけど、その中でも、好きな本上位に入ると思う...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月03日
良かったです。実話ベースと書かれてて、表紙のの肖像画もストーリーに関わってくるだろうなと思ってワクワクしながら読み始めました。表紙の肖像画が登場してからこれがそうかと、本を手に取るたびに少し感慨深くなりながら最後まで読み終えました。戦後の辛い景色の中でキラキラ輝く芸術家たちの生き様がとても素敵でした...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月30日
さすが、原田さんの作品。
のめり込むように一気に読みました。
戦時中ってあまりいい印象はないけれど、こうした交流が実際にあったと考えると、芸術は人種や国を超えて世界共通なんだなって思いました。人の価値観によっても作品の見方が違うように双方を理解し合って戦争をしないように出来たらいいなって思うけど…...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月01日
前後まもなく沖縄米軍基地に派遣された精神科医エドと同僚、そしてニシムイ村の画家たちの交流の話。当時の米軍基地、彼らから見た沖縄、沖縄の人たちから見る米軍の描写がとてもリアルでわかりやすいと思ったら、実際にあった話を小説化したそう。ニシムイ村のことを全然知らなかったので、これを機にもっと知りたくなった...続きを読む
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