【感想・ネタバレ】ジヴェルニーの食卓[電子特別版]のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年03月21日

原田マハさんの作品は初読みですが、文章が1つ1つ丁寧でかつ、繊細な表現で美しいです。より、印象派の画家たちが好きになりました。

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Posted by ブクログ 2024年02月12日

表紙がモネの絵でとてもうつくしかった。

4つの短編集で、それぞれマティス、ドガ、セザンヌ、モネについてを、美術への熱量を持って語られている。

難しい、堅苦しい世界だと思っていた画家たちが物語の中で会話しているのを読んでとても親近感が沸いたし、作中に登場する絵画を検索ながら読み、美術館で解説を読ん...続きを読むでいる気分になった。

タンギー爺さんも好きだった!

マグノリアのマリアとマティスのお話と、モネとモネを尊敬する家族のお話がとくに印象深く、ちょうど東京で行われている印象派の美術展に行こうかと思った。

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Posted by ブクログ 2022年02月26日

印象派の著名な画家と繋がりがあるフランス女性の立場から綴った4つのストーリー。ニースへ旅行した時に立ち寄ったシミエの丘にあったアンリ・マティス美術館の光景が蘇った。ここでマティスとピカソが会っていたのか。ヴァンスのロザリオ礼拝堂も見ておけばよかった。
オランジェリー美術館の大作睡蓮完成の裏にはこの様...続きを読むなモネの葛藤があったのかもしれない。ジヴェルニーの庭園や家の台所にあった色鮮やかな鍋やフライパン、数々の浮世絵が目に浮かぶ。モネが社交界の評判を気にせず、自分達の幸せを求めて2つの家族で住み続ける決断した所は涙が出てきました。
ドガの踊り子達に向けた愛情、セザンヌや若い画家を応援し続けたタンギー爺さんの話も感動的。

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Posted by ブクログ 2021年08月07日

『史実で再現、読む美術館:19世紀末フランス編』

フランスを代表する4人の画家(マティス、ドガ、セザンヌ、モネ)それぞれの、人間味溢れる人生を描いた短編4作。他のアート小説を既に読んでいたので、親しみのある登場人物の別の側面を垣間見ることができ、面白かった。

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Posted by ブクログ 2021年04月03日

印象派の画家たちを、近くにいた人の視点で語るお話集で、インタビュー形式や手紙形式など、描き方も面白い。

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Posted by ブクログ 2021年03月31日


マティス、ドガ、セザンヌ、モネ。
印象派の巨匠が、ひとりの画家として
どんなふうに話し、生きていたか
彼らの周りにどんな人々がいたか、
自分も隣で、19世紀末から20世紀初頭の彼らの時代を生きているような気分になった。
読み終わった後の暖かい、やさしい気持ちは
きっとモネがみた光と、彼と彼の家族が...続きを読む愛したジヴェルニーの風景で私自身も包まれたから。
原田マハさんの表現力に感服。
筆者の他作でも登場したタンギー爺さんも印象的。
いろんな作品で、いろんな角度から描かれるほど、この時代の芸術家たちを愛して、愛された人なのだなと。

オランジュリーの睡蓮、また見に行きたいなぁ。

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Posted by ブクログ 2021年03月14日

・うつくしい墓
なんというしみじみとした読後。ますますマティスを愛するようになった。これが一番好き。

・エトワール
ドガとは何者か、こうあって欲しい。

・タンギー爺さん
画材屋のタンギーさんの話。

・ジヴェルニーの食卓
モネの人生も波瀾万丈だったんだな。作品数の多さだけでは測れない、晩年の記録...続きを読むを読むようでした。

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購入済み

印象派

2013年05月24日

あの絵が描かれたシーンってどんなだったんだろう?という空想が、美しいフィクションに昇華していて素晴らしい!絵そのものがテーマの小説ってそんなにないので、美術好きにはたまりません。

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Posted by ブクログ 2024年04月05日

マティス、ドガ、セザンヌ、モネを題材にした短編小説。
マハさんの丁寧な描写に惹き込まれました。
そして、画家先生たちの人生をもっともっと知りたくなりました。

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Posted by ブクログ 2024年02月24日

いつものことながら原田マハさんの作品を読むと美術への興味が湧く。今は偉大な芸術家として名を残していても、生きている間は不遇だった作家も多かったんだろうな。この小説で出てきたいくつかの作品を見てみたいと思った。

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Posted by ブクログ 2024年02月03日

休みはのんびりしてますw

ってな事で原田マハの『ジヴェルニーの食卓』

□うつくしい墓
□エトワール
□タンギー爺さん
□ジヴェルニーの食卓
4つの短編集♪

うつくしい墓は、マティスとピカソ

エトワールは、エドガー・ドガ

タンギー爺さんは、ポール・セザンヌ

ジヴェルニーの食卓は、クロード...続きを読む・モネ

とそれぞれ史実に基づいたアーティストのフィクションじゃが、ホントの話みたいに想像してしまう♪

どれも最後は綺麗な〆で余韻が気持ちええです♪

美術館行きたくなるw

2016年12冊目

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Posted by ブクログ 2023年09月18日

4人の女性と4人の芸術家。関わり方は違えど、それぞれに愛情じみた感情があって、読んだ後にあたたかい気持ちになりました。

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Posted by ブクログ 2023年06月21日

マティス、ドガ、セザンヌ、モネについての4編の物語。それぞれに異なった切り口での語りは、いかにもマハさんらしい。
セザンヌのお話では、太陽の刺(ゴッホのお話)タンギー爺さんが登場。絵を検索していて、ゴッホのタンギー爺さんの肖像とは別に、セザンヌのタンギー爺さんの肖像もあることを知りました。同じ人物を...続きを読む描いていても、こんなふうに違うのか、と、新しい発見。

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Posted by ブクログ 2023年03月06日

印象派からフォービズムにかけての有名画家にまつわる短篇集となっている。
物語の主役は基本的に画家の側にいる女性となるが色恋のような話ではなく画家の感性に惹かれていく情景が描かれている。
史実を元に物語を書いているとわかっていても本当にこのやりとりが行われていて欲しいと思うくらい素敵な物語であった。
...続きを読む原田マハ著の作品を読んでいる時点でこのようなことはないかと思うが、美術の知見がないと楽しめない作品だとは思う。
逆に美術に興味がある方にとってはこれを手にとって読み、美術館に行ってみてほしい。

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Posted by ブクログ 2022年03月08日

表紙があまりに美しくて手に取ってしまった。

マティス、ドガ、セザンヌ、モネそれぞれの近くで、彼らを見守った女性の視点による4つのストーリー。

新しい時代を切り拓いた画家たちの鮮やかな物語。

大塚国際美術館でモネの大睡蓮を見たときそれほど感動はなかった。
いま見たらきっと違うことを感じるだろう。...続きを読む

1番好きな話は「うつくしい墓」だった。
愛に溢れた話で、最後には思わずうるっときてしまった。

マハさんのお話はやはり美しい。

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Posted by ブクログ 2021年12月31日

おしゃれだ…。
文章もストーリーも登場人物も何もかも。

芸術家、というか画家ってなんでこんなに魅惑的なんだろう。惑わされて絡め取られたら抜け出せなくなると分かってるのに、その引力に抗えないような魅力。

絵も音楽もそうなんだけど、その作品が好きすぎてその作者すら愛する感覚って女性特有のものですかね...続きを読む。敬愛するというより恋するような。

好きだった。この本。
史実に基づいたフィクションって夢があって好き。

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Posted by ブクログ 2021年07月20日

これで2回目の本、マティスとマグノリアのマリア、読むほどに香り高くなる。
最初読んだときは、この美しい墓が印象に残ったけど、今回は最後のモネの生活を描いたのが印象的だった。

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Posted by ブクログ 2021年07月05日

2021年7月5日
芸術家がすごく身近に感じられる。
私もブランシュになって、マリアになって、ジュリアン・タンギーの娘になって、巨匠たちの傍らにいたようなそんな気がしてる。
スマホで絵をたしかめながら、製作過程を感じてしまう。現在形で。
原田マハの知識と文才はほんとにすごい。
しかも多作。
たくさん...続きを読む読んだが、どれも面白いし、深い。そしてまだ手がつけられない著者がたくさんある。また追っていこうと思う。

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Posted by ブクログ 2021年07月02日

印象派の画家の史実を取り入れながら紡ぐ物語。
4編それぞれの人生にドラマがあり面白い。
作品が好きなせいもあるけれど、モネの話が好きでした。
原田さんの画家への丁寧な描写やラストの着地のしかたが心地良かったです。

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Posted by ブクログ 2023年11月14日

読み終わるときにモネ連作の情景を見に行けたのはとてもラッキーだった。(上野の森美術館自体はイマイチだったけどw)
もう一度読みたい。

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Posted by ブクログ 2023年10月31日

少女の頃に出会い、時を経てなお心をとらえて離さない鮮やかな光。その人にしか見えない豊かな世界、それを描き出す突き抜けた才能への憧憬。
痛みや悲しみ、人生の苦味といったものを描きつつ深入りすることなくきれいにまとめられているため、重たい気持ちにならず気持ちよく読み終えられる小説。

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Posted by ブクログ 2023年09月05日

表題作「ジヴェルニーの食卓」が飛び抜けて好き モネが好きというのもあるけど、モネがこだわりぬいたという眩しい庭や『アトリエ』の景色、匂いが感じられる文章…… わたしもジヴェルニーの大きな庭で、大きなテーブルで一緒に食卓を囲んでいる気分になる

タンギー爺さんのお店は心強いしすごく楽しそう、画家ってわ...続きを読むりと孤独になりがちな職業だと勝手に思ってるからこういう同業者と気兼ねなく話せる場所があることはきっと支えになっていたはず

「エトワール」が地味に衝撃作 バレリーナたちがパトロンとなる男性に見つけてもらえるように踊っていること、仕方ないけどなんか嫌 それにしても絵の具の始まりがチューブじゃなくてシリンジだったの初めて知った~ シリンジの方が作るの大変そうだけどチューブ容器をいくつも作って売る方がお金かかるからかな

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Posted by ブクログ 2023年07月09日

原田マハさんの小説をいくつか読んだ人なら点と点が繋がって楽しめるかもしれないけど、初見さんには断片的に見えてしまうと思う。もったいないので数冊他の作品を読んでまたチャレンジしてもらいたい(何様笑)

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Posted by ブクログ 2022年12月25日

年末は原田マハさんの作品を手あたり次第読んでみようと思い借りきた1冊。短編集なんだ印象派の巨匠たちを4人の女性目線が語りだす。

短編小説ってやっと背景や人物に慣れ親しみが湧いた頃に物語が終わってしまうのでとっつきにくさがあるんですが、彼等の作品をググっり読み進めると興味がでてきました。

マティス...続きを読む (マグノリア)
ときめいた瞬間を切り取って描く、極限まで単純化されたフォルムに力強い美が宿る。
いかなる人の人生にも光あふれる瞬間がある。ヴァンスのロザリア礼拝堂に行ってみたく思いました。訪れるならマグノリアの咲く頃がいいかな。

マグノリアは、モクレン科モクレン属の植物の総称で、 モクレンやコブシ、タイサンボク、オオヤマレンゲなど全て含まれるとのこと。


ドガ (踊り子)
唯一発表した彫刻作品『14歳の小さな踊り子』前衛的すぎてドン引きされる。少女に全裸でモデルさせいろんなポーズさせるとか当時のフランスはよかったんかな?蝋人形作ってるとこ想像すると猟奇的にも思えるけど、長時間同じポーズさせるの偲びないとかで美少女フィギア作ってたんだとうことなんですか?
バレリーナの舞台裏って生活かかってたんだって、凡庸なものには届かない世界に輝く星の光も100光年先のアキバならロリヲタ紳士も高評価された気がする。

セザンヌ (リンゴ)
手紙形式での画材店の店主の娘からの催促状って形で展開する話なんですが文章下手だと言っておきながらの長文。何通も出してる筆まめな娘。セザンヌからの返信がどんな内容だったのか気になって仕方なかった。
人の手紙を盗み読みするのはゾクゾク感あるのですが、話題にゴッホとかでてきたときは気になりました。ゴッホの代表作の浮世絵バックのタンギー爺さん、随分前にゴッホ展で観たことがありそんな人柄だったんだと暖かい気持ちに包まれました。

モネ (睡蓮)
ライフワークの睡蓮は250枚以上描かれているそうで私もボストン美術館が所蔵する睡蓮の大作観に行ったことありますが幅4mはあった大きな作品でした。最大の作品はパリ「オランジュリー美術館」所蔵の睡蓮が他を圧倒する大きさで展示室は自然光を取り入れ楕円形に作られ8点の大作からなる連作の睡蓮が見やすく展示されているとか・・
そんな作品の制作過程を垣間みれました。モネの使用人たち晴れた日は朝からバタバタ忙しそうでとにかくランチがおしゃれオマール海老食べてみたい。

絵画と料理の描写が秀逸、お洒落ですね。

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Posted by ブクログ 2022年11月10日

実際の絵や彫刻を調べながら読んだ。
私は美術への造詣が全く深くないけれど、こうして小説を入り口に情報と興味を得ることができて、
原田マハさんは小説を通していろんな世界を届けてるんだなと感動してしまった。
もちろんフィクションなのだろうが、ネットで情報だけ読んでいたら絶対に感じられない暖かさがあった。

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Posted by ブクログ 2022年08月04日

それぞれの短編のはじめに引用文がありまして。それをひとつの話が終わったあとに振り返って読むとすごく…すとんとくる。とても良い体験でした。

短編が4つ、ほぼ同時代に活躍した巨匠たちの話。それぞれの話とはいえ、ほんのり繋がりが感じられる。

登場人物や作品について逐一調べながら読むのが醍醐味。何冊かこ...続きを読むの手の小説を読んでるが、やっとアカデミズムと印象派について理解してしっくりきた。

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Posted by ブクログ 2022年06月04日

原田マハさんのこの手の作品群は(あくまで自分にとっては)大きく2つに分類することができる

知らなくても存分に楽しめる作品

知らないと損した気分になる作品

本作はどうやら後者の方
4人の画家にまつわる史実を元に独立した4つの中編で構成されていて画家の作品群や生涯を知っていればより深く楽しめるのだ...続きを読むと思う
本当にこんな会話があったのかな〜とマハさんと一緒に空想の羽を広げるのも良し
いやいや自分はこう考えるよ!とマハさんに議論を挑むも良し
そんな楽しみ方が王道なんだと思います

と同時に誰もが王道を進まなくたっていいじゃん!とも思うのでした

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Posted by ブクログ 2022年03月18日

原田マハの代表作の1つでもあるとのことで読み始めるも正直マティスやモネと言われても専門的知識も画家への興味もそれ程有るわけでもなく、ことさら感動を覚えない自分自身を情けなく思いました。
最後の「ジヴェルニーの食卓」は、モネの家を中心に物語りが描かれていたので、その家や庭を模した施設のある地元の植物園...続きを読むと照らし合わせて読み進め、少し興味を持って読むことが出来ましたが、この本をきっかけに美術史への関心が湧くことを期待したい。

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Posted by ブクログ 2022年03月09日

原田作品らしい作品。フィクションを通じて絵画鑑賞の楽しさを深められる。他の原田小説に登場する「タンギー爺さん」に会いたくなる。

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Posted by ブクログ 2022年01月02日

4つの話が入った短編集。
うつくしい墓
アンリ・マティスとパブロ・ピカソ。
エトワール
エドガー・ドガの踊り子の像。
タンギー爺さん
ポール・セザンヌとゴッホ。タンギー爺さんは画材屋。
ジヴェルニーの食卓
クロード・モネの睡蓮装飾画は国の宝。

どの短編集にもたくさんの画家の名前が出...続きを読むてきて、
その度に、その人の作品を検索しながら読みましたー!!
ネットの中でも絵画に触れられるけど、
きっと実物を見たら、もっと感動するんだろうなぁー
と思いながら読んだよー!!

個人的には、タンギー爺さんが好きだった。
タンギー爺さんっていたんだねー笑
タンギー爺さんの生き方が周囲は迷惑だけど、
好きだったなぁー!!

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Posted by ブクログ 2021年07月10日

まさに読む美術館。マティス、ピカソ、ドガ、セザンヌ、ゴッホ、モネ、特にドガの絵に対する記述がはっとするほど素敵で、思わず各画家の絵を検索して見とれてしまった。
各短編はそれぞれの画家にまつわる静かなひと時のストーリーで、ミステリではないんだけど、こんな妄想もまた楽しい。

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