原田マハのレビュー一覧
-
棟方志功の妻チヤが語り手の史実を元にしたフィクション
原田マハの他の作品のようなミステリー要素などは全くナシで、棟方志功という人間に真正面から向き合って書いた作品です
自分の体験ですが、中学生の時の修学旅行先が「棟方志功記念館」で、牛乳瓶の底のようなメガネをした髪の毛ボウボウの男が、板に顔を擦り付...続きを読むPosted by ブクログ -
人におすすめしたくなる、面白い本でした。
一枚の絵画を巡り、現在と過去が交錯する。
ゲルニカが描かれるまでの経緯、背景にある社会情勢などを知りつつ、現在の主人公に繋がっていく流れ。
どうやってこんな壮大な流れをまとめていくんだろうと思わせつつ、良い読後感の終わりになっていました。
Posted by ブクログ