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Posted by ブクログ 2024年04月15日
「この花をこの花瓶に活ければ、先生が恋をなさるのではないかと」
アンリ・マティスの家にマグノリアのマダムからマグノリアの花を届けるよう、使いに出された家政婦のマリアはマティスに好きな花瓶に活けるよう言われた。目に止まった翡翠色の花瓶に活けてマティスの前に置いたところ、「君はどうしてその花瓶を選んだの...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月25日
こうだったんだろうな、
こうだったらいいな、
が、たくさん詰まっていた
史料から画家たちの大枠はわかるけど
当時彼らが、彼らの周りの人々が
何を想い、感じ、考えていたかまではわからない
だからこそ受け手側の我々がそこを自由に想像できるのだと思う
余白にこそまた美がある
最近西洋美術史にハマった身...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月17日
1人間の個人的感想ですが
美術やファンタジーが好きな自分にとってはとてもわくわくするような物語でした。
実際の絵から構築された物語(フィクション)が4.5編ほど入っていたかと思います。
美術作品と言うよりかは、絵の作者やその周りの雇われ人に焦点が当てられ、また微細な日々の変化の表現がとても素敵でした...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月11日
とにかく美しい本だと思った。
実在の画家にちなんだフィクションの物語だけどまるで本当に作中に書かれている出来事が起こったかのように感じたのはそれぞれの物語の語り手の女性たちの感情の描写が巧みだからかなと。
本当に自分好みの美しい絵や映画、本などを観たり読んだりした後の恍惚としたあの感覚や畏敬の念を抱...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月04日
展覧会の解説や資料、参考書籍で画家の情報に触れるのとは違い、何百年も前に絵筆をふるっていた彼らの姿を実際に垣間見ているような感覚に陥る。それほど、原田女史の深い知識と尊敬による脚色が史実と混ざり合って、リアル以上の物語に昇華されているのだと感じた。
後世に残る程の大きな才能を支える立場にあった人達...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月03日
マハさんの文章で自分を満たす時間が幸せだと感じた一冊。
本当だったかもしれないと心が踊るお話、うっとりしてしまう言葉と表現の数々、本を読んでいてこんなにも幸せを感じられるものかと困惑して笑っちゃうくらいに素敵な時間を過ごさせてもらった。
読み終えてしばらく興奮が収まらなかったのが「うつくしい墓」。好...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月09日
ふゆイチで紹介されていたのをきっかけに読んだ。美術館にはたまに行くし、原田マハさんのことは知っていたけど、作品を読んだのは初めて。ああそうか、絵画を理解するのにこういう方法があったかと衝撃だった。
どの話も厳しい現実の中に優しさやあたたかさがあって、また美術館に行くのが楽しみになる。マティス展、これ...続きを読む
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