原田マハのレビュー一覧

  • リボルバー
    史実に基づいたフィクション。

    物語後半、ゴッホとゴーギャンの真実が
    だんだん明らかになっていく過程に
    ページをめくる手が止まらなかった。

    美術にも全然詳しくないし
    絵画を見ても月並みな感想しか
    出てこないけど
    原田マハさんの小説を読んでいると
    ゴッホやゴーギャンのような
    巨匠と呼ばれる画家たちが...続きを読む
  • たゆたえども沈まず
    フィクションだけど、実際にあった感がすごく出てて…、あの兄弟まじですごい。絆が…。
    鹿鳴館で「猿真似」失敗後、日本の浮世絵などが外国人ウケすることに気づく二人、輝く青春!
  • 楽園のカンヴァス
    ルソーだけでなく、絵画の奥深さに読めば読むほど自分も迫っていける感じが良かった。そして、このミステリーが織りなす人間関係も。

    でもやっぱり私は母親目線をどうしても持ちながら読んでしまう。真絵ちゃんはどうなる?
    愛人と別れる決意はいいと思うけど、生まれてくる子どもにもっといい環境を…と考えなかったの...続きを読む
  • 風のマジム
    仕事で昇格ができなくて
    付き合ってた人に突然振られて
    でも「今日の風が良かったら、明日の風もどうかなって気になる、だから生きる」って友だちが言ってて
    それ良いなと思ってて、
    そんな時に読んだドンピシャな話だった

    すごい穏やかで力強くて勇気が湧いた
    いい本だ

    ラム酒飲んだことないから、早く飲もう
  • 異邦人
    美術の知識がなくても全然面白い。
    分厚さに最初は躊躇いが来るが
    後半からの畳み掛ける展開に手が止まらなくなる。

    こういう家族の話好きだな〜
  • 本日は、お日柄もよく
    久遠久美さん大好きや…
    人から受け取る言葉、こちらから出ていく言葉、いくらでもあたたかくなり得るんだと感じました。
    普段使う言葉を、どうにかして素敵なのを選ぼうとするようになったのも
    本を読むのが好きになったのも
    「本日はお日柄もよく」に出会ってからです。
    素敵な贈り物をもらった気分になりました。
    ...続きを読む
  • リボルバー
    ゴッホもゴーギャンも詳しく無かったが、史実に基づくフィクションのため、絵が制作された背景を知ることもできた。
    読書をしつつ、スマホで絵を調べてみる、そんな読み方をした本だった。
    面白かったので、他の原田マハ作品にも触れてみたい。
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)
    お恥ずかしながら原田マハさんの作品を読んだことがなく“美術小説”という前情報のみで読み始めました。

    主人公は、現代を生きピカソ研究に命を捧げたMOMAのキュレーター八神瑤子と、過去を生きるピカソの恋人で写真家のゾラ。時代や性格の異なる2人をピカソが、そして彼の作品“ゲルニカ”が繋ぐ。
    美しく熱い、...続きを読む
  • 本日は、お日柄もよく
    言葉の重みに気付かされる、素晴らしい本でした。
    スピーチに出てくるひと言にグッと惹きつけられ、感情を揺さぶられて涙が出てくるほど熱いものを感じました。
    何回も読み返したいと思います。
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)
    4.5。楽園のカンヴァスはルソーをめぐる史実を中心に書かれていたけれど、今作はさらに9.11からイラク侵攻や、スペイン内戦からWWⅡとピカソの時代の歴史的な動きも絡めて書かれていてものすごい読み応え。歴史苦手人間としては丁寧に読むのに時間がかかったけどその分学ぶものも大きかった。ノンフィクションとフ...続きを読む
  • 板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh
    お恥ずかしいながらこの作品を読むまで、あまり宗方先生のことは存じあげなかった。
    いつかその作品を見てみたいと思う。
    とりあえず奥さんが凄すぎて、宗方先生も好き勝手やってるように思えて、ちゃんと尊敬する人の助言には耳を貸したりしてるところいいね。そしてようやく幸せになったと思ったら、全てを奪う戦争は本...続きを読む
  • 本日は、お日柄もよく
    おもしろかった!こんな素敵な仕事をはじめて知った、ささるフレーズが多くところどころ目頭が熱くなったり読み返したりした
    恋愛も少し入っててるけどそればっかりでなくちょうどよかった、なかなかスピーチをするような機会もなく実際苦手ではあるけど、いつかその時が来たら参考にする
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)
    ピカソの生涯、第一次世界大戦の背景が物語と共に勉強になり、また絵の知識もつく。面白く勉強になる作品。
  • 板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh
    今回も面白かった!

    小2のマハさんがTVドラマで渥美清さんが演じる棟方とその妻の変な夫婦っぷりを観たのが最初の出会い。フィクションが90%、という作品もあるとのことだが、毎回どっぷりとそのマハマジックに浸かり、今回は棟方志功、世界のムナカタを知れた!

    妻のチヤの視点で描かれる棟方、愛してやまない...続きを読む
  • たゆたえども沈まず
    読み終えてから、表紙にもなっている「星月夜」をもう一度見ると、絵が生まれるまでの過程にも思いを馳せられるようになり、心に迫ってくる。
    フィクションを織り交ぜて書かれている原田マハさんの文章はとても想像力があり、まるでそこで生きているかのような臨場感がある。
    題名にもなっている「たゆたえども沈まず」、...続きを読む
  • 本日は、お日柄もよく
    「三時間後の君、涙が止まっている……」
    自分の経験を振り返る。泣いている時はずっと出ていた涙も不思議と三時間後には止まっている、二十四時間後には乾いていて……。
    スピーチライターという職業はお世辞にもメジャーとは言えない題材ではあるが、作品のテイストそのものは王道である。
    言葉の奥深さ、繊細さ、相手...続きを読む
  • 本日は、お日柄もよく
    ヤバい、人生を変える本に出会ってしまったかも知れない。

    思った以上にお仕事小説だった。
    本文中にたくさんのスピーチが出てくるんだけど、どれも感動して涙が出てくるほど素晴らしかった。原田先生ご自身がスピーチライターやっていらっしゃる?と思うくらい。
    今の自分にちょうど良いタイミングで読めた本。
  • 生きるぼくら
    米作りを通じて、周りの人の温かさを感じ、自分の人生と真剣に向き合う主人公にとても感動した。
    お米は生きることを象徴している作物であることを知り、私もお米みたいにたくましく生きていきたいと思った。生きることは素晴らしいということを教えてくれる一冊だった。
  • 本日は、お日柄もよく
    自分は話すことが苦手なので感想も拙いけど、出てくるスピーチどれも素敵でよかったと思った。
    特にこと葉がした千華結婚式でのスピーチがお気に入り。
  • 永遠をさがしに
    マハさんの作品好きだけど、これはかなり好き。目が痒いからなのか、情緒不安定なのか後半感情移入しすぎて号泣。あー読んでよかったそう思わせてくれる作品