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Posted by ブクログ 2024年03月14日
一つの美術館のために、こんなに情熱を捧げた人がいて、命懸けで守った人がいて、尽力した人がいたことを知り、心から感動しました。
戦争で失ったものも多く、戦争で狂ってしまったことも多く、それがとても悲しいです。
それでも困難を乗り越えて守り抜いた絵画や彫刻、そして国立西洋美術館の誕生は彼らがいなければな...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月13日
タブローにかける情熱。
敗戦国日本に本当の豊かさ、本物の美術を見せれる美術館をと願い行動した人々の情熱。
胸が熱くなった!
パリには行ったことないけれど、若き田代の目線で芸術の都、パリにワクワクドキドキした!
直島の地中美術館でモネの絵を見てからモネが大好きになったけど、この小説に出てくるモネと...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月01日
原田マハさんは、男性よりも男性のロマンをよく知り、表現するのがうますぎる。
そしてどこまでがノンフィクションで、どこからがオリジナルなのか、全くわからなくなるから不思議としか言いようがない。かの有名な松方幸次郎、何回人生やってるの?と驚く経歴の持ち主。彼やモネが実際にこんな人だったら、嬉しいな…関係...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月07日
100年前の日本。芸術に関する知識もなければ理解も得られないような時代(今もその雰囲気は残ってはいるけど)。本物の芸術を知ってもらいたい、日本にも西洋に負けないくらいの大きな美術館を作りたい。そんな一心で絵画を集めた人間と、戦争で奪われた絵画を取り戻そうとする人間の酔狂な物語である。
愚か者過ぎて...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月02日
「この物語は史実に基づくフィクションです。」通常は、史実をよりドラマチックに脚色して物語とするだろうし、本作も著者の手によって登場人物の感情の機微が繊細に描かれ美しく胸に刺さる物語となっている。
しかし、何よりこの物語で一番美しくドラマチックなのは「史実」の部分であると思う。
交わした約束と美術品を...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月30日
「戦闘機ではなく絵画(タブロー)を。戦争ではなく平和を。」
第二次世界大戦を経て設立された国立西洋美術館の誕生秘話や、松方コレクションの経緯を史実を元にしたフィクションで成り立つ物語。ゴッホの「アルルの寝室」などを含む超有名作品を中心に、現代に近い時代とさらに前の時代を行き来しながら進んでおり、結末...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月01日
使命感や責任に押し潰されそうになりながらも、コレクションを守り抜いた日置の存在は「愚か者」以外何者でもないが、その姿は本当に美しく心を打たれた。
絵一つにしてもそれぞれの物語があり、動かされた心がたくさんある。この本には、心が動いた瞬間が簡単に表現されているが、伝わってくる衝撃や思いはとても大きかっ...続きを読む
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