レイモンドチャンドラーのレビュー一覧

  • 高い窓
    チャンドラー作品の読破2作目。
    希少な硬貨の行方を巡るところから、次々と事件が発生。
    翻訳が村上さんということもあいまって、とても文体が生き生きとしていた。
  • ロング・グッドバイ
    長旅だった。
    ただいざ読み終えると寂しいものがある。
    初のチャンドラー作品、楽しんで読めた。
    寄り道エピソードが好き。
  • 大いなる眠り
    私立探偵フィリップ・マーロウシリーズの第一作目。訳者村上春樹のあとがきにもあるとおり、シリーズ一作目にしては、こなれた文章であり完成度が高い作品である。それもそのはず。仏誌にて『二十世紀の名著百冊』にも選出されている。危険を顧みず強引に突破する主人公のフィリップ・マーロウにはいつもヒヤヒヤさせられる...続きを読む
  • ロング・グッドバイ
    だいぶ前に清水訳を読んで以来の再読。内容については名著すぎて言うべきことはほとんどないが、村上春樹訳は、あっさりめだがくっきりはっきりと書かれていて細部がよく分かる印象で、作品そのものの文学性を味わうにはこっちの方がいいかも。
  • さよなら、愛しい人
    〈私立探偵フィリップ・マーロウ〉シリーズ第2段。チャンドラー作品は『ロング・グッドバイ』に続き2作目である。相変わらず正義感が強く、かつハードボイルドな主人公マーロウであった。伊坂幸太郎作品に出てくる屈強な殺し屋のような、個性豊かな人物がたくさん出てくるところも読みどころ。マーロウは私立探偵なので、...続きを読む
  • 長いお別れ
    再読。60年以上前の翻訳なので、使われている日本語が古くて分かりにくいところもあるが、雰囲気がたまらなくよい。
  • さよなら、愛しい人
    初レイモンドチャンドラー。
    訳者はあの村上さん!
    ハードボイルドな世界観にめくるめくミステリー。
    魅力的なマーロウをはじめとするキャラクター達。
    読んでいてプリンが食べたくなってしまった。
  • プレイバック
    ある程度は理解できた。
    これが私にとってのチャンドラー長編の最後の一作。
    最後に出てきたリンダ・ローリングがわからなかったが、あとがきで、長いお別れに出てきた登場人物だと書いてあった。
    全く覚えていない。
  • 長いお別れ
    村上訳と比べたくて読んだが勿論こちらも素敵だった。わかったのはムラカミさんのが春樹節ではまったく無かったこと。
    でも何もかもわかった上で別の訳者さんの本を読むのはなかなか時間がかかりました。

    おふたりの訳本を読み比べても長いお別れはマーロウのカッコ良さが溢れまくりで、最後は本当に長いお別れで終わる...続きを読む
  • 高い窓
    結局あの紛失したコインはなぜ戻ってきたのだろう?
    最後の謎の解き明かしでもクリアに納得はできなかった。
    難しい。
    これで、チャンドラーの長編6作を読み終えたが、ほとんどが消化不良。
    すべて再読しないとだめだろう。
  • ロング・グッドバイ
    セリフの返しが逸脱すぎた。
    彼の語り口に惚れてしまう…
    おもしろくない会話がひとつもない作品に出会ったのは、初めてかもしれない。
  • ロング・グッドバイ
    孤高の男探偵マーロウが、友人の死に隠された謎を解き明かしていく探偵小説。読みきった直後の感想は、長かった、、、でも、、、楽しかった。なにが一番楽しめたかというと、マーロウのハードボイルドかつウイットに富んだ長広舌だ。ミステリでありながら先の展開を待ちわびることなく(いい意味で)、その場の状況に釘付け...続きを読む
  • リトル・シスター
    登場人物のつながりが最後までなかなかわからなかった。
    さらに、一気に読めなかったため、登場人物の名前が分からなくなり、最後の方はよくわからないまま読み終えてしまった。
    一気に読むか、何回か読まないと理解できないのがチャンドラーなのだろう。
    次はどうかな?
  • ロング・グッドバイ
    話の構成がよすぎで引き込まれるし、もしかして犯人はこの人かなーみたいのも当たったり当たらなかったりで読んでて楽しい。ハードボイルドといえはフィリップ・マーロウなんですか?こりゃ読んだらシリーズ読みたくなる感じ。
    私の苦手な外人名ですが、先日読んだLAヴァイスはカタカナ名に完全閉口したが、これは全然大...続きを読む
  • さよなら、愛しい人
    フィリップ・マーロウのシリーズ2作目。

    1作目でマーロウの癖の強さに慣れたのか
    マーロウ節が楽しみになってきました。

    この手の「表現の回りくどさ、言い回しのくどさ、長ったらしい文章」は嫌いなんですが、マーロウのキャラクター自体がくどさの極みなので、セリフ以外のくどさも不思議と受け入れられました。...続きを読む
  • さよなら、愛しい人
    今回もやはり途中からよくわからなくなってしまった。
    マーロウはなぜあのような暴力を受けなくてはならなかったのか。
    なぜ麻薬中毒者の病院に入れられたのか。

    最初の方のグレイル夫人とのお酒を飲むシーンが一番印象に残った。。。
  • 長いお別れ
    チャンドラーの小説は初体験でした。
    登場人物が多いので、多少、混乱しましたが、文章自体は、それほど難しくなく読みやすかったです。
    とはいえ、文章における表現の大人っぽさは充分に感じられる、これがハードボイルドなのだなぁ、と改めて実感させられました。

    ハードボイルドとはいえ、ミステリーとしても本格派...続きを読む
  • 大いなる眠り
    「長いお別れ」に続いて再びチャンドラーに挑戦。
    長いお別れがあまりにも面白く、同じようにあっという間に読めるかな、と思っていたが、この本はそうではなかった。
    とにかく登場人物や事件が入り組んでいて、話の筋が理解できない。
    最後のどんでん返しでも、いまいちよく意味がつかめず、読み終えた。
    結構時間がか...続きを読む
  • 長いお別れ
    「ギムレットにはまだ早すぎるね」という名セリフに惹かれて手に取りました。
    ハードボイルド小説を初めて読んだと言うこともあり中々理解できない点もありましたがじっくり腰を据えて読み終えました。
  • ロング・グッドバイ
    どこが好きなのか分からないけど、どうしても惹かれる人がいる。そんな男を友人だと思い、彼の無実を晴らすためだけに、無報酬で方々走り回り、やっぱりボコボコにされるマーロウ。
    なんだろう。マーロウが本当にさよならを言いたかったのは、きっと彼なんだろうと思うんだけど。そこであーだのこーだの言わないのは、マー...続きを読む