ロング・グッドバイ

ロング・グッドバイ

私立探偵のフィリップ・マーロウは、億万長者の娘シルヴィアの夫テリー・レノックスと知り合う。あり余る富に囲まれていながら、男はどこか暗い蔭を宿していた。何度か会って杯を重ねるうち、互いに友情を覚えはじめた二人。しかし、やがてレノックスは妻殺しの容疑をかけられ自殺を遂げてしまう。が、その裏には悲しくも奥深い真相が隠されていた……村上春樹の新訳で話題を呼んだ新時代の『長いお別れ』が文庫版で登場

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ロング・グッドバイ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年01月07日

    私立探偵、フィリップ・マーロウのどこまでも冷静で、どんな事態におちいっても、ユーモアを忘れない、いわば超人的なナイス・ガイさにやられた。

    事件も、網をくぐって、くぐったすえに、複雑な様相を呈している全体像に驚き、終わりも予想外だった。

    会話も面白く、人物、一人一人に魅力があるので、読む者を飽きさ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月17日

    村上春樹版の『長いお別れ』
    こちらも大好きな本です。
    とりあえず解説を堪能して、清水俊二訳と比較するといった楽しみもありますよね。
    装丁のデザインは、なぜこんなにも簡素なのでしょう。

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    Posted by ブクログ 2022年02月03日

    古典的な名作を読んでみた。
    まず当時の1ドルは現在のどれくらいになるのかと下世話な疑問から入ってしまった。村上春樹さんとしてはどうでも良いのかもしれないが。
    翻訳を直すならもう少し分かりやすくして欲しかった。
    こんな時代から道徳心のない女性、金持ちが描かれていたとは知らなかった。
    事件の解決方法は今...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年04月09日

    "ミステリアスで終わらない、ちゃんとオチのある村上春樹"。めちゃくちゃ村上春樹なのに全然村上春樹じゃない不思議な感覚。ストーリーは特筆するようなところはない王道ミステリーでしたが、面白かったです。一気に読みました。

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    Posted by ブクログ 2021年03月14日

    僕が知る限り、最も気取っていて、それでいて心地いい文章表現をした小説。

    どのページをめくっても手が込んだ表現がちりばめられている。

    村上春樹の訳はキザで冗長なのに奇跡のようなバランスで、渇いた世界観に自然と溶け込んでいる。

    この小説の好きな表現をここに書き連ねようと思ったけれど、多すぎて書きき...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年02月12日

    今年は海外のミステリー傑作に何度か触れたけど今作もまたとんでもないクオリティを誇る作品であった。チャンドラーはミステリー作家として有名だが、訳者の村上春樹が言及しているようにミステリ以外の多くの作家に影響を与える文体を発明した。
    村上春樹が訳しているので、彼の文体がいかにチャンドラーから影響を受けた...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年02月07日

    正月にダラダラ読んだ。
    主人公がハードボイルド気取りになのに、
    情に弱くきな臭いことに巻き込まれて、ボコボコにされるギャップがなんと愛おしいなと思った。
    この辺りが村上春樹のキャラクターっぽい。

    けど、強大な資本主義的なシステムに絡めとられそうになるけど、ずっと「友情」というものを信じて、
    自分の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年02月27日

    時間は元には戻らない。あの頃の友には、もう会えない…
    村上春樹の訳で文体が心地良い。ハードボイルド。
    ミステリー劇もさることながら、人間関係の無常さが胸に刺さりました。

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    Posted by ブクログ 2023年10月16日

     チャンドラーの本は集中力が続かないことが多くて、最後まで読めないのが普通なのだが、このストーリーは気になって読破した。推理小説としてはとても上出来だと思う。

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    Posted by ブクログ 2023年04月16日

    初のチャンドラー。良かった。なかなかのボリュームだけど村上春樹訳というのもあって、思いの外スラスラ読めた。元々ハードボイルドとか古典的なミステリーに惹かれるところがあり、私的には非常に満足度が高かったけど、好みは分かれるだろうなぁ。小洒落た言い回し、キザな台詞、無駄に細かい描写そのものを愉しめない...続きを読む

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