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Posted by ブクログ 2018年12月23日
探偵フィリップ・マーロウが石油富豪一家の闇に探り込んでいく話。はっとするような比喩表現が散りばめてあり、それだけでも読んでいて面白い。それにしてもこの姉妹は現代のパーティピープルな米国セレブを描いているようだ。こういう人ってこの時代からいるんだね。
話の筋が時々分かりにくくなるけど、巻末の翻訳者・村...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年01月10日
名前だけは聞いたことのある私立探偵フィリップ・マーロウ。
村上春樹翻訳ということもあって読んでみました。
読んでいくうちから映像として流れるような文章は初めてですね。
ミステリーだが、アクションが多めでテンポもいい。
何よりマーロウがとてつもなくかっこいい。
容姿の描写はあまりないが、芯の強さを表...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月20日
昔読んだはずだけど、ほとんど筋を覚えていない。
マーロウ以外の登場人物も。
今回あらためて読んで、それも無理はないと思った。
謎らしい謎もなく、マーロウ以外の人物も魅力に乏しい。魅力的なのは探偵だけ。
それでも、その文体と独特なナラティブは驚嘆に値すると思う。チャンドラーは、本当にユニークな作家だ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月15日
ロンググッドバイに続き、チャンドラーを読むのはこれが2作目。こちらが1939年に発表されたシリーズ第一作とのことで、フィリップ・マーロウはまだ33歳と若手。村上春樹の新訳も手伝って、全く古さを感じることなく、映画を楽しむように読めた。自分にはこの魅力をうまく表現出来そうにない。あっと驚く伏線回収があ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月23日
私立探偵フィリップ・マーロウシリーズの第一作目。訳者村上春樹のあとがきにもあるとおり、シリーズ一作目にしては、こなれた文章であり完成度が高い作品である。それもそのはず。仏誌にて『二十世紀の名著百冊』にも選出されている。危険を顧みず強引に突破する主人公のフィリップ・マーロウにはいつもヒヤヒヤさせられる...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年10月22日
「長いお別れ」に続いて再びチャンドラーに挑戦。
長いお別れがあまりにも面白く、同じようにあっという間に読めるかな、と思っていたが、この本はそうではなかった。
とにかく登場人物や事件が入り組んでいて、話の筋が理解できない。
最後のどんでん返しでも、いまいちよく意味がつかめず、読み終えた。
結構時間がか...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年03月18日
ずっと読みたかった本のうちの1冊。
冷静でシュールな私立探偵・マーロウ。
何度も危うい目に遭いながらも、その飄々とした姿は、何故か安心感すら覚える。
そして、ウィスキーを飲みまくりながら真相にたどり着く…。
これを読んで、何かの教訓を得るとかそういうことはないのだが、今の自分の心には、こういう話が必...続きを読む
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