さよなら、愛しい人

さよなら、愛しい人

刑務所から出所したばかりの大男へら鹿マロイは、八年前に別れた恋人ヴェルマを探して黒人街にやってきた。しかし女は見つからず激情に駆られたマロイは酒場で殺人を犯してしまう。現場に偶然居合わせた私立探偵フィリップ・マーロウは、行方をくらました大男を追って、ロサンジェルスの街を彷徨うが…。マロイの一途な愛は成就するのか?村上春樹の新訳で贈る、チャンドラーの傑作長篇。『さらば、愛しき女よ』改題。

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さよなら、愛しい人 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年06月02日

    今フィリップマーロウにハマってるのも資本制社会が見えて俺が生き方を模索してるからだろうな。それにしても男もなかなか辛い...(苦笑)

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    Posted by ブクログ 2019年06月23日

    展開が全く読めない
    マーロウなんでそっち行くん?なんでそんなことするん?って思いながらずっと読み進めてました
    ドントシンクフィールって感じですね
    素晴らしい

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    Posted by ブクログ 2019年05月25日

    村上春樹訳のハードボイルドミステリであるフィリップ・マーロウものの2作目。旧訳のほうは荒々しく削り出した巌を撫でて温度を感じるようのな無駄のない文体だが、今作の新訳のほうは、岩の成分を一つ一つ手で探ってフィリップ・マーロウというキャラクターを浮かび上がらせるような作りになっている。ハードボイルド、と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年08月04日

    仕事で訪れた酒場で事件に巻き込まれ、これをきっかけに、様々な人々の思惑の繋がりの中に絡め取られていく。主人公はその中を緩急つけながらもがき進んでいくことになります。いったい俺は何を探しているんだろうという疑問を持つ暇もないままに。
    行間にある登場人物から発せられるサインと、同じく行間にある主人公の直...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年01月11日

    切ない。この切なく寂しい、それでいて暗くない読後感がチャンドラーの魅力だと思う。あまりにも漠然とした感想だけれど。

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    Posted by ブクログ 2015年06月11日

    銀行強盗で8年間服役していた心優しき大男のムース・マロイ。
    別れた踊り子の恋人ヴェルマを探して黒人街の酒場フロリアンを訪ねるが、酒場で冷たくあしらわれ激情に駆られた彼は殺人を犯して逃走してしまう。
    現場に偶然居合わせた私立探偵フィリップ・マーロウはアテにならない警察に憤慨し、シンパシーを感じたマロイ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年06月02日

    アムサーに会いに行った場面の短い文章による章だて、切替。緊張感を持ちながら、結末に向けて急激にスピードアップし、深くなっていく流れ。
    フィリップ・マーロウの相変わらず、タフでわざわざ話をややこしくする物言い。
    訳者も言っているが、主人公とその周りの登場人物達の際立つキャラクターに読んでいて楽しくて仕...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月18日

    すっかりこの文体に魅了されてきてしまった。無駄に細かい情景描写や、このシリーズでなければ許せないようなキザな台詞など、楽しめた。中身はミステリー・サスペンスとしては雑に感じるところもあるが、そんなことはどうでもよくなりますね。賭博船に潜入するあたりが、ちょっと頭に入ってこない部分があったけど、登場人...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月26日

    タイトルにある、"さよなら、愛しい人"と崇められるような、そんないい女、出てきたかな?と一読した時思ってしまったのだけれど。ところが...、
    しばらくシーンを反芻しているうちに、いや、彼女そう悪くもないかも?...むしろ、心根のとても優しい人だったのかも?...とか、後からじんわ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年05月27日

    〈私立探偵フィリップ・マーロウ〉シリーズ第2段。チャンドラー作品は『ロング・グッドバイ』に続き2作目である。相変わらず正義感が強く、かつハードボイルドな主人公マーロウであった。伊坂幸太郎作品に出てくる屈強な殺し屋のような、個性豊かな人物がたくさん出てくるところも読みどころ。マーロウは私立探偵なので、...続きを読む

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