葉真中顕のレビュー一覧
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二重らせんの物語 - 葉真中顕「ロング・アフタヌーン」★★★★☆
面白い仕組みだな。物語と事実がリンクするような気分になってくる。でも事実も物語なわけだから物語を2つ読んでいる気分になるのか。
すごく読みやすいので、なんか流れちゃった感が強かったけど、面白かったな。どこまでが事実でどこからが物語な...続きを読むPosted by ブクログ -
★4.5
絶叫に続き葉真中さんの著書2冊目です。
おもしろかった。
ただ、何日かかけて読んでいたため「これは誰だっけ?」「どう繋がってたんだっけ?」と自分の記憶力の乏しさに悲しくなりました(;_;)Posted by ブクログ -
アイヌの生活とかよく調べているなと思いながら読み進めてましたが
終盤、えっまさかあの人が...ですよね。
無理がないのかもう一度読み直してみたい気もするけど....Posted by ブクログ -
読書再開一冊目にしてはヘビーな作品でしたが、読み終わったあとの充足感はなかなかでした。知らなかったブラジルでの抗争。いま日本でも起きている情報操作による人との分断。怖い…思い込みとそれぞれの正義が暴走してました。おかしい、と思うことに声をあげることの難しさ。日本を愛する気持ちは同じなのに…。Posted by ブクログ
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まさに夜更けにお酒をちびちびと呑むように、ちびちびと気分が良い夜に読んでいたら結構時間がかかったけど好きな本でした。このシリーズ、他のも読んでみたい。生活感が満たされる。Posted by ブクログ
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原稿があがった後の枝豆とビール、秘密のレシピでつくる肴、大切な人との一皿…。31人の人気作家がおつまみにまつわる思い出を語ったエッセイ・アンソロジー。『asta*』掲載を文庫化。投稿コンテスト大賞受賞作も収録。
いろいろ試したくなるおつまみ。Posted by ブクログ -
ホスト役・綾辻行人さんの人望の厚さが窺い知れる、まさに十人十色の対談集。過去の雑誌連載をまとめたものだが、最後のボーナストラックは最新の“語り下ろし”。その相手、熱烈綾辻ファンを公言する辻村深月さんとのやり取りがとても和んだ。Posted by ブクログ
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『ロスト・ケア』から派生した、行き場のない人々の姿が、こちらでも描かれているように思う。ロスト〜ではぎこちなかった文体や物語性は、強く確かな骨格を持って、鍛えられた鋼のようだ。
余談だが、こちらを読んだ方は、ぜひ、中村文則『教団X』も読んで欲しい。
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葉真中顕さんにしては珍しい独立した短編集。どれもイヤミス全開。『秘密の海』..1番釈然としない。『神を殺した男』..1番読み物として面白い。『推定冤罪』..1番気持ち悪い。『リビング・ウィル』..1番どうでもいい。『カレーの女神様』..1番よく出来ている。『政治的に正しい警察小説』..1番ナンセンス...続きを読むPosted by ブクログ