葉真中顕のレビュー一覧
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kissarmy0814さんの本棚にあったこちらの本。
なーんか面白そう〜!
ということで読んでみました。ありがとうございます。
この本を読むと。
小説家って本当にすごい。
尊敬。ヤバい。
物語を紡ぐ能力というのがそもそも普通じゃないけど、
それを続けるということがどんなに大変なことか。
おカ...続きを読むPosted by ブクログ -
新央出版で編集を担当している葛城梨帆が主人公、彼女の元に7年前に新人賞に応募して落選した志村多恵から新たな原稿が届く…。その原稿「長い午後」は7年前の「犬を飼う」からその後のリアルなのか…。「長い午後」の主人公ター坊と友人の亜里砂から呼ばれている女性は志村多恵なのか…。
この7年前の「犬を飼う」が...続きを読むPosted by ブクログ -
『ロストケア』に続きこれまたヘビーな社会派ミステリー。個人的にはどこまでも堕ちる女性に共感を覚えて苦しくなる…ことはなく、純粋にミステリーとして600頁一気読みでした!ちょっとグロいけどこの方の作品はほんと読みやすい。
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実際の話、小説の話が混同してくるけれど、それぞれの登場人物の魅力があって面白い。
夫や息子の、この価値観の人と過ごすのはしんどいなと感じたり、仲が良いと思っていた友達が、実は自分の中の存在でハッとさせられたり。最後のたえさんのイメージもいい意味でギャップがあって、面白かった。Posted by ブクログ -
『ロストケア』『Blue』に続き、
手に取りました✋
社会に出ると誰しも多少は感じる違和感を取り上げて、それと葛藤する主人公の姿がありました。
是非、こちらも映画化して欲しいです。八尋は妻夫木聡さん、ヨンチュンは鈴木亮平さん、で。もう年かなぁwPosted by ブクログ -
編集者の葛城梨帆のもとに送られた志村多恵からの小説。この作中作「犬を飼う」「長い午後」両方とも面白かった。特に「長い午後」を一気に読ませず、梨帆の実情や胸中とからめてストーリーが進んでいくのも興味深いというか。
「長い午後」のター坊の現状といい、梨帆の子供を持つかどうかの話といい、こういう話を男性...続きを読むPosted by ブクログ -
冒頭の「犬を飼う」が衝撃的で文学賞の投稿作品だった事にある意味ほっとした。この話の流れで長編はきついぞ、と思ったので。当時賞は逃したが7年後、これに力量を感じていた編集者の葛城莉帆の元に作者、志村多恵から「長い午後」という原稿が届く。女性である故に被る夫他からのモラハラや理不尽を私小説風に綴る内容に...続きを読むPosted by ブクログ
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穏やかな午後の昼下がりをイメージして読むと良い意味で裏切られる。
物語全体に漂う不穏さとスリリングな展開から目が離せない。
本作には『犬を飼う』『長い午後』と題された作中作が二編登場する。
前者は「小説新央短編賞」の最終選考まで残った作品。
後者は7年後に再び出版社に届いた原稿。
この作中作で...続きを読むPosted by ブクログ -
デビューのきっかけやデビュー直後に縁のある作家との対談なので、綾辻行人が謂わば道標となる存在であることが強調される。
綾辻行人自身が対談を楽しんで相手の作品を褒めるので読みたくなります。ミステリは継がれていくものだと実感する。Posted by ブクログ -
中山七里さん、知念実希人さんの作品はよく読みます。
これを機に葉真中さんの作品も読みたくなりました。
作家が同じテーマで新人作家に向けたイロハを伝えています。全く同じ事を伝えていたり、異なる事を伝えていたり。
結局良い作品をとにかく書き続けること、に落ち着いていますが、お金のことや出版社について...続きを読むPosted by ブクログ -
中山七里・知念実希人・葉真中顕。新刊が出たら間違いなく読む小説家3氏共著の新人作家のための作家養成ギブス的エッセイ本。新人作家の裾野を考えると需要があるとは思えないので、外野の読書好き人種向けエッセイと思って拝読。3者のカラーが色濃く出ていて、佐藤青南氏の4コマ漫画含め(外野なので)楽しく読めた。ま...続きを読むPosted by ブクログ
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カルト教団「シンラ智慧の会」
その教祖、教祖の母親、信者、信者の家族、教団が起こした事件の被害者とその家族。
いろんな面から見る世界。
複雑に絡み合う出逢い。
あの時、この道を選んでいなければ幸せだったのか。
運命というものを考えさせられる。Posted by ブクログ -
30代の女性編集者と50代の作家志望の専業主婦の人生がシンクロしていく物語。
何だか凄い作品だったな…というのが正直な感想です。前情報なしで読み始めたので、冒頭の作中作に驚かされ、どういうことなのかと気になって引き込まれてしまいました。
二作目の作中作「長い午後」は私小説のような作風で、女性編集者...続きを読むPosted by ブクログ