万城目学のレビュー一覧

  • 偉大なる、しゅららぼん
    万城目学さんの作品は結構ドラマ化されているようですが、今回初めて小説を読みました。
    ボリュームがありましたが、面白く、一気に読んでしまいました!
    主人公は高校生の男の子。年代も性別も違えど、瑞々しい描写に自分もその空間にいる気持ちになれます。とにかく、登場人物が皆魅力的です。
  • とっぴんぱらりの風太郎(下)
    ひさご様の正体!?読者も含めて気付いてないのは風太郎だけ(笑)そこから推測される悲しき大坂夏の陣!

    残菊の一味の動向も気になるし、常世、黒弓、蝉、百市、ゲゲの絡みも気になる!?

    そして瓢箪仙人はどうなるのか!



    ネタバレになるので理由は詳しくは言えませんが風太郎達が決意を固める所が泣けます。...続きを読む
  • とっぴんぱらりの風太郎(上)
    とってもおもしろかった。
    テンポよく、駆け抜けるようで、ぐいぐい読んでしまった。
    忍者の主人公が、どちらかと言うと落ちこぼれで、よく騙されてしまうのが(忍者なのに!)笑ってしまう。

    でも万城目学の作品だからと油断していた。
    めっちゃ死んだ。みんな死んだ。
    そして誰もいなくなった。アガサ・クリスティ...続きを読む
  • とっぴんぱらりの風太郎(下)
    大坂夏の陣へと時代は進んでいく。再び現れた因心居士が風太郎の運命を決める。ファンタジーの雰囲気が、その後の展開との落差を生む。ひょうたんの側に付いた風太郎、黒弓、百、そして蝉。それだけで時代には抗えない過酷な運命が待ち受けていたのだ。ハッピーエンドでは終わらない、それでも満足のゆく物語だった。
  • とっぴんぱらりの風太郎(上)
    伊賀の忍びが育つ過酷さ。『忍びの国』でも描かれた伊賀忍だが、万城目氏は実際の歴史を追いながら、ひょうたんの化身である因心居士が登場するファンタジーに仕上げ、と思いきや大坂冬の陣での生々しい殺戮へと舞台は推移していく。冬の陣が終息し、夢中になって読んだ上巻が終わった。
  • とっぴんぱらりの風太郎(下)
    2019.4.4再読
    プリンセストヨトミへの伏線がいい。このまま終わらない的な感じで続きが読みたい!

    いやー、まいった。こうなるのかなーとの想像を超える展開。闘う者達の悲しい運命と、かすかな希望を持ちながら最後まで一気に読んだ。
  • とっぴんぱらりの風太郎(上)
    2019.3.30再読。久々の万城目ワールド。この世界観がすごくいい。

    忍びの世界しか知らなかった風太郎が国を出て、京都での暮らしの中で人の情に触れ、変わっていく。再び忍びの世界に戻り、仲間との違いや自分の心の変化に気がつく。

    いくさの世に翻弄され。瓢箪の神様に翻弄され、黒弓のペースに流されなが...続きを読む
  • とっぴんぱらりの風太郎(下)
    ニート忍者風太郎がひょうたんと出会うことにより運命は奇妙な方向へと変わってゆく。騙し騙され、死闘が始まり、最後に守るものは…という物語。長かったー、けれど最後は息もつかさずページを進めた。万城目さんはなんてものを書き上げたんだろう。登場人物も個性的で、何と言ってもひょうたん! 面白おかしく、しかし、...続きを読む
  • ザ・万字固め
    発想が面白い。
    著者は同年代なので、昔を振り返った具体的エッセイも懐かしくうなずけるところが多い。「まんが道」とか「ドラクエ」とか。
    東京電力の原発事故後の株主総会レポートや宇宙や影への考察など、興味深い報告・考察も満載。
  • とっぴんぱらりの風太郎(下)
    とっぴんぱらりなのに!風太郎なのに!とラストで思わずにいられませんでした。序盤はそういうコメディちっくな展開もあったり、瓢箪とぷちファンタジックな雰囲気を出したりという感じでしたが、後半怒涛の展開に思わずうるっときてしまいました。あと忍者がかっこいいのなんの。それぞれに個性があって、そんで豊臣が滅ぶ...続きを読む
  • 鹿男あをによし

    一気に読み進めました。

    最近再放送でドラマを全編見て小説も読みたくなって購入しました。小説の設定とドラマの設定が少し違っていたものの大変興味深く読み進めることができました。
    改めて録画してあるドラマを見てみようと思いました。
  • ザ・万字固め
    万城目氏の頭の中がとてもよくわかるエッセイ。彼が育った大阪、京都の街、学校の様子なども良く知っているだけに、特別な感性と表現力を持つ天才と自分との差を改めて認識した。
    どの章を読んでも面白かったです。
  • とっぴんぱらりの風太郎(下)
    肺が強いくらいしか取り柄がないなんて自分では思ってる風太郎ですが、何だかんだでみんなに愛されてました。

    ファンタジーをまじえつつ、肩が凝らない読みやすさで時代の息吹を感じられる、万城目さんらしい時代小説。

    みんな魅力的だったけれど、常世に一番惹かれました。心情の移り変わりを想像すると、胸がぎゅっ...続きを読む
  • ザ・万字固め
    エッセイなのに、不思議な雰囲気が漂う。”帯”には「衝撃の結末!」の文字が踊り、森見登美彦、綿矢りさとの鼎談ありと、充実した内容だ。「やけどのあと」で東電役員に向けられる怒りの言葉や、「想い人たち」のW杯ブラジル大会における日本代表の評価には唸らされた。やはり作家の目の付けどころと表現力はすごいのだ。
  • ホルモー六景

    もっちゃん!!

    短編の一つに「もっちゃん」というタイトルのものがあります。「安倍」とその友人「もっちゃん」のお話なのですが、読み終えて「もっちゃん」の正体を知ったとき、無知な私は思わずネット検索してしまいました(笑)。史実との見事な融合に感動しました。
  • とっぴんぱらりの風太郎(下)
    終わり方は、戦国時代ならば仕方のないことなのか…でも悲しすぎた。
    今まであまり豊臣は好きではなかったけど、ひさご様が素敵なキャラクターすぎて、好きになりつつある。

    最後にやりとげた風太郎に、感動。
  • ザ・万歩計
    ただの万城目学ファンとしてすごく面白く読ませてもらいました。

    万城目さん、小説家ということで勝手にインドア派かと思ったら案外アクティブでアウトドアだった…(笑)

    万城目学さん、小説も面白いことながらさすがエッセイも面白い。

    ファンならきっと楽しいはずです!
  • ザ・万字固め
    講演会でお話をきいてから、すっかりハマってしまい読んでみました。
    ただ面白いだけではなく言葉の選び方やペースなど、わたしには好しかったです。
  • とっぴんぱらりの風太郎(下)
    今までの万城目作品と大分趣が異なり、躍動感はありつつのなんだか寂しい作品でした。戦とはやはり誰一人幸せにしない。絶対にしてはいけないことだと改めて考え直させられました。
  • とっぴんぱらりの風太郎(上)
    今まで読んだ万城目作品の中で一番ファンタジー色が薄いかな。そして、風太郎の心の動きがとても痛々しい。