万城目学のレビュー一覧

  • 八月の御所グラウンド

    一気読み

    標題作と「十二月の都大路上下ル」の2作品、どちらも心に滋養を与えてくれるサプリメントのような作品でした。特に「十二月〜」は続きが読みたくなるほど、短編なのに登場人物が全員魅力的でキャラ立ちしていたので、長編小説として膨らませていただきたいほど、この世界観から離れるのが惜しい気がしていました。いずれの...続きを読む
  • 鹿男あをによし
    プリンセストヨトミ→鴨川ホルモーと読んで、万城目作品3冊目。すっかり万城目ワールドにハマっているので、この話もバッチリ面白かった。現実ありえないような出来事なんだけど、奈良という歴史ある場所でなら、本当にあるんじゃないかと思わせる、見事な話の構成。散らかった話が、最後にはきちんとまとめられて、モヤモ...続きを読む
  • 鴨川ホルモー
    大学生のホルモー対戦。めちゃくちゃ意味のないものこそ、楽しかったなって大学生活か懐かしくなる。笑
    素晴らしい本だった。
  • 偉大なる、しゅららぼん
    ものすっごく面白かった!
    やはり長編小説は読み応えがあるし、私の中のファンタジー成分が満たされた。

    琵琶湖周辺に住む日出家と棗家は不思議な力を持つ同士、古くから敵対してきた。
    琵琶湖に住む龍にご神水、不思議な力、不念堂、登場人物のキャラクター付けもしっかりしていて、本当にいる様な、起きている様な、...続きを読む
  • 鴨川ホルモー
    鴨川ホルモー。タイトルが秀逸。
    対立構図つくるのと地図を活かすのめっちゃ上手くて好きかも。現実離れしてるのでイメージできるかが大事
  • ヒトコブラクダ層戦争(下)
    何やかやで自衛隊に入ってイラクに派遣された榎戸の三つ子(のうちの二人)は失われたシュメールの都、アガデの神殿に立ちその地を統べる神に邂逅する。祝福を与える神に対して「いけ好かない感触」を覚える兄弟と、その様子を見て既に神の時代が去ったことを知る古い時代の冥界の女神。んー、ドラマだなぁ。

    メソポタミ...続きを読む
  • ヒトコブラクダ層戦争(上)
    これはまた壮大なスケールの奇想天外。万城目ワールドにどっぷり浸かっています。シュメール文明に肉薄する展開にワクワクが止まらない。期待が盛り上がる折り返し点。後半もこのワクワクが続くのか?
  • ヒトコブラクダ層戦争(上)
    再読。とにかく奇想天外な設定がてんこ盛りで、これをどうさばききってどんな結末を迎えるのか本当に楽しみ。感想は下巻で。
  • ホルモー六景
    鴨川ホルモーの続きかと期待したらスピンオフでがっかり。。
    が、それぞれの小話が良すぎる!
    けっこう泣いてしまった。。
    もっちゃんもヤバかったけど、長持の恋、ヤバすぎる。涙止まらない。。

    もともと信長好き。戦国好き。本能寺の変関連好き。明智いまいちだけど気になる。

    本能寺に付き従っていたお小姓たち...続きを読む
  • ヒトコブラクダ層戦争(下)
    本書を読んで良かった事
    ・チグリスユーフラテスというボードゲームの存在を知った
    ・メソポタミアの文明は黄河文明より古いという事がわかった
    ・イラクは石油だけじゃない
    ・中東と言うより西アジアと呼びたくなる
    ・遺跡はやっぱりヨーロッパよりもアジア!
    ・やっぱり万城目学は面白いと再認識できた!

    全巻に...続きを読む
  • 偉大なる、しゅららぼん
    U-NEXTでたまたま映画を見つけた。
    琵琶湖が舞台だったので気になって見始めたが面白くない!でも話が気になるので原作を読むことに。

    原作めっちゃ面白い!!

    琵琶湖には、何か深いところに、奥底に、生き物がいそうな、秘めた力がありそうな気がしていたのでどんぴしゃ!
    ノンフィクションでもおかしくない...続きを読む
  • 鴨川ホルモー
    万城目学作品の読書2作目。
    やはり文句なしに面白かった!
    舞台の京都の町、京都の大学というのがまたお気に入りポイント。
    後書きにもあったが、ホルモー片手に京都散歩したい。
  • ヒトコブラクダ層戦争(上)
    私にとって久々の万城目学!

    好きな作家だったけど【バベル九朔】で失速
    →個人的に・・・

    しかし本作は私のツボを突いてくる
    メチャメチャ血行が良くなって血を吐くぐらい面白い!


    三つ子の梵天、梵地、梵人は其々【三秒】が使える!?
    その能力を使い泥棒稼業をやっていたのだが、家族の為に自分の人生を使...続きを読む
  • かのこちゃんとマドレーヌ夫人
    小学生の女の子かのこちゃんと猫のマドレーヌ、犬の玄三郎のお話。
    犬同士、猫同士、人間同士といった同種の友情はもちろん、種の境界を越えた友情に感動しました。お互い直接コミュニケーションは取れないけど、心の中では通じ合っている描写がとても素敵でした。
    また、マドレーヌが人間に化けて恩返しをするシーン、か...続きを読む
  • かのこちゃんとマドレーヌ夫人
    かのこちゃんは、小学校一年生、源三郎という老犬の、小屋に、雨が激しく降っていて、野良猫が、入っていた三毛猫が、かのこちゃんのお母さんの、得意な、マドレーヌの色なので、マドレーヌ、夫人と名前を付けられたマドレーヌ夫人も源三郎犬も、動物同士話ができる普通は、尻尾は、二つに、割れないのに、割れたため、人間...続きを読む
  • 週刊文春 2023年11月9日号

    伊藤理佐先生

    伊藤理佐先生の【おんなの窓】の単行本が大好きで、何度も読んでます。
    文春にどんな感じで載ってるんだろう?と思って初めて文春を購入!
    伊藤理佐先生はもちろん、ほかの読み物もおもしろかった。
    【おんなの窓】の単行本は2017年から出てないけど、いつ続きが出るのかな〜
  • かのこちゃんとマドレーヌ夫人
    7-8年ほど前に読んでいたものを再読。

    日常の中でおこる小さな奇跡、そしてもたらされる確かな成長に心暖まります。
  • 鹿男あをによし
    思わず「や、やられたーーーーー」と思いました。
    あんなにたくさんヒントが散りばめられていたはずなのに……!!ぼうっと読んでたらいきなり2転3転するような展開に引き込まれました。

    やはり、自分は万城目さんのファンタジーが好きですね……“絶対ありえない事象”を日常に落とし込んでくる、もしかしたら私が知...続きを読む
  • 鹿男あをによし
    素晴らしかった。話の紐解き方がうまく、展開が自然でテンポがいい。風景、剣道描写も抜群。動物の視点から語る人間も興味深かった。奇天烈な設定なのに終始おもしろいのはすごい
  • べらぼうくん
    万城目学が作家になるまでの物語、こういう時代もあったんだなと思うと万城目学さんの作品をもっと読みたくなるエッセイ

    2024年直木賞受賞おめでとうございます!「八月の御所グラウンド」絶対読みます!