万城目学のレビュー一覧

  • ホルモー六景
    『鴨川ホルモー』再読後の『ホルモー六景』

    『鴨川ホルモー』の後日譚かと思ってたが、スピンオフ。

    京都産業大学玄武組の『二人静』定子と彰子が争う『鴨川(小)ホルモー』。
    圧倒的な強さを誇っていた玄武組が、京都大学青龍会に負けた原因がこれだったとは…
    デートしている相手が横で、訳の分からない鬼語を突...続きを読む
  • べらぼうくん
    万城目学さんの大学受験失敗から小説家デビューまでのエッセイ。
    万城目ワールド全開で、クスクス笑ったり、うるっとしたり、心揺さぶられ読後の充実感たっぷり。
    万城目学さん、好きだわ〜

    京大3回生の時、大学の正門で風に吹かれて小説を書くことを決意した瞬間。
    新人賞受賞のメールを受け取るまでの奮闘。
    じわ...続きを読む
  • 鹿男あをによし
    「鹿男あをによし」テレビドラマかなんかで聞いたことのあるタイトルだったので、手に取ってみたが、こんなバラエティ感満載のお話しだったとは笑
    舞台は奈良県。読めば読むほどに、奈良に行きたくなる。古都っていいなー。歴史的な話しが軽妙に混じって面白かった。
    それにしても、主人公が鹿男なんてまさに小説のような...続きを読む
  • かのこちゃんとマドレーヌ夫人
    かのこちゃんかわいい!!
    とても純粋で、真っ直ぐでとても愛くるしい
    マドレーヌ夫人、あなたに会いたい!!
    とても気高くて、美しい心を持ったあなたが
    とても好きです

    マドレーヌ夫人はふらっとかのこちゃんの家の飼い猫になった。そこで出会った夫で犬の玄三郎と愉快なかのこちゃん一家と生活することに…
    ...続きを読む
  • ヒトコブラクダ層戦争(上)
    マキメワールド開幕.さて下巻でどうなる.
    イナンナってイシュタルのことだよな.エレシュキガルは双子の姉だったっけ?(Fateで凛ちゃんの顔で出ていたような気がする)
  • あの子とQ
    ファンタジーでポップで青春で、とにかく面白くて一気に読んでしまった。設定も背景も世界観も、そう来るかー!と思いながら、軽さも程よかった。
    嵐野弓子はあと10日で17歳を迎える。弓子も弓子の両親も吸血鬼だ。誕生日10日前の朝、17歳の誕生日に儀式を行うまで彼女の行動を監視するという「Q」が突然現れる。...続きを読む
  • ホルモー六景
    凡ちゃんの知られざる日常、鴨川ホルモーの過去、なにより時間を超えてやり取りをした話などが語られていた。特に、長持の恋は心に深く沁みるものがあった。
  • 鹿男あをによし
    意味不明なタイトルに惹かれて手に取った。「鹿男、奈良にて・・・」などと訳すのであろうか。伝承・伝説を背景にしたコミカルなストーリー展開。主人公のキャラが光る。奇想天外で一見馬鹿馬鹿しい物語なのだが、ところどころに風刺のきいたテンポの良い文章についつい引き込まれてしまう。
    間断なくやってくる喜怒哀楽の...続きを読む
  • 偉大なる、しゅららぼん
    そういえば、今まで全く触れていなかった作品。べらぼうくんを読んだ後だと、この作品を見る目が大きく違ってくる。
    個人的にはすごく好きな作品だ。
  • ヒトコブラクダ層戦争(下)
    上巻終盤から面白くなり始め、下巻はファンタジックな冒険活劇として、更に面白く、楽しく読むことができました。久々に、万城目氏の剛腕、「妄想パワー」とでも言うべきものに酔いしれることができる、万城目ワールド全開の、読み終えてとても楽しかったなと思えるいい作品に出会えたなと思いました。
  • ホルモー六景
    鴨川ホルモーを読んだ人向けの短編集。
    短くあっさりした話が多いが、最後の「長持の恋」は最後までどんな結末になるのか緊張感があって良かった。
  • 鹿男あをによし
    万城目学、祝直木賞。
    『鴨川ホルモー』以来の万城目学作品。

    大学の研究室を追い出され、奈良の女子校に赴任することとなった『おれ』。
    喋る鹿が、『さあ、神無月だ、出番だよ、先生。』と現れ…

    日本を救うために、鹿の『運び番』として、『サンカク』を探して奔走する『おれ』。
    『大和杯』の剣道部対抗戦で勝...続きを読む
  • かのこちゃんとマドレーヌ夫人
    万城目さんらしいファンタジー色は出しつつ、また新しい物語を読ませてくれた。
    最初の「知恵がひらかれた」というので引き込まれた。
    あまりに現実と離れていて冷めてしまう、みたいなことがないのが万城目さんの小説。
    かのこちゃんの可愛らしさや、マドレーヌと玄三郎夫婦が醸し出す空気が魅力的で、別れの話には切な...続きを読む
  • かのこちゃんとマドレーヌ夫人
    なんて可愛らしいお話なんだろう。

    指しゃぶりを止められなかったかのこちゃんが、難しい言葉に興味を持ったり、お友達との事で悩んだり、お別れも経験して、心も体もぐんぐん成長していって、最後猫のマドレーヌ夫人にした心遣いが優しくって泣けちゃう。

    クスッと笑えるポイントも散りばめられていて、短いお話だけ...続きを読む
  • かのこちゃんとマドレーヌ夫人
    突然「知恵が啓かれた」小学一年生のかのこちゃん。
    全ての関係性が良い!
    かのこちゃんとすずちゃん、マドレーヌ夫人とキャンディーやミケランジェロや和三盆といったネコ仲間、マドレーヌとかのこちゃん、マドレーヌと犬の玄三郎。
    猫股あり、笑いあり、感動ありの心温まる作品。
    かのこちゃんとすずちゃんがずっと「...続きを読む
  • ヒトコブラクダ層戦争(下)
    おもしろかった!ときめくワード盛りだくさん、ラクダに、謎の能力に、三つ子に、ティラノサウルス、砂漠!もうどうなるのかワクワクでずんずん読んでしまった。
    ただなんでか銀亀さんだけが苦手だったな。
  • 鴨川ホルモー
    不思議なホルモー行事が今ひとつ理解難しかったけど、それぞれの役割、性格がおもしろかった。いろんな人がいて、いいんだと思った。
  • あの子とQ
    女子高生が17歳の誕生日に吸血鬼の儀式を受けると言うお話だが、冒頭から面白く、一気に読み進めたくなる。万城目さんの小説は突拍子のない設定のことが多いが、毎回ワクワクさせられる。また、非常に細かく描写されているので、この作品で言えば、主人公の家の中や、いろいろな場面状況がまるで目の前に浮かぶようである...続きを読む
  • 鴨川ホルモー
    ずっと「あなたにおすすめ」に出て来ていて、いつか読もうと思っていた本。京都の町で広げられる、ホルモー合戦のお話。こんなこと、ないやろと普通なら思うけど、京都ならあり得るのでは!?実は私達の知らないところで、やってたりして…と想像して楽しかったです。
  • あの子とQ
    女子高生吸血鬼が17歳の通過儀礼をきっかけにとんでもない事態に直面する物語。

    友情の為、自分の正義の為、怖がりながらも奔走する主人公が愛おしい。爽やかな読後感の青春ファンタジー。