アーサー・C・クラークのレビュー一覧
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必修アーサー・C・クラークその2。順番はat randomにつきご容赦を。
光速を超えない世界で、地球から旅立った人々の時空を超えた邂逅。
割と淡々とした話だと言うに、妙に叙情的でグッと来る。
「トライガン」の作者は、クラークでは本作がベストだと呟いていたような。
なんといってもタイトルがいい。Posted by ブクログ -
時間と空間の幅がハンパない。
SFは、アイデア勝負なんじゃないかと思ってたけど、違った。
リアル感だけでなく、作者の深い考察と創造力×想像力が伝わってくる。
時間方向と空間方向への視野が広くなった気がする。
環境と自分を見つめ直すきっかけにもなる。
なるほど、これがSFか。Posted by ブクログ -
もはや説明の要すらない大傑作「2001年宇宙の旅」の9年後を舞台とした続編。設定上は、小説版ではなく映画版の続編となっており、遺棄されたディスカバリー号が漂流しているのは木星衛星群の宙域です(この辺りのいきさつは、クラーク自身による「作者のノート」に詳しいです)。
宇宙飛行士4人が死亡、1人が行方...続きを読むPosted by ブクログ -
さすがクラークとしか言いようのない語り口。はじめのアイデアだけが荒唐無稽で、あとは全て理詰めで組み立ていくSFの王道。しかも高校物理程度の知識で十分理解できる。
高い崖の上から飛び降りても無事で帰れる場面は発想の転換!
ただ、また読みたいとは思わないのが残念。Posted by ブクログ -
2010年が始まったとき、〆はこの小説で決まっていた。
2001年が綿密な設定と謎にわくわくしていく古典的な名作だったのに比べ、
この作品はどちらかというとそれの詳しい解説やエンターテイメントの面を強調している。
実際に2010年になってもこの時代の科学力はこの小説に追いついて来れないし、明らかな...続きを読むPosted by ブクログ -
月へ行くまでの物語。
単純明快です。
ある程度SFを読んだ人には
単純で退屈してしまうかもしれないけれども、
よく刊行年を見てください。
そしてその後にあった出来事を思い起こしてみてください。
あるいみびっくりでしょ?
もう一つびっくりするシーンがありますけどね…Posted by ブクログ -
若き日のクラークのSF読書日記。
イギリスのSF小僧に過ぎなかった少年が、
いかなる作品を読破して、それらを自らの血や肉と成し、
遂にはSF御三家に名を連ねるまでに至ったのか、
作品名を通じて追体験できる好エッセイ。
収録された作品が少々古すぎて、収録された作品を
イメージするのが難しいのが欠点?
...続きを読むPosted by ブクログ -
20世紀少年で「ともだち」の息がかかった漫才コンビが≪「広いところ行きたいから宇宙に行くのや!」「ほうほうそれで!」「そしたら宇宙服が窮屈でたまりません!」≫というような漫才をやる。そんな名作。
日進火歩でも人間はやっぱり人間らしい。話に入っていきやすい。Posted by ブクログ