アーサー・C・クラークのレビュー一覧

  • 2001年宇宙の旅〔決定版〕
    先に映画を観てから読んだ方が解りやすい。
  • 渇きの海
    何度読み返しただろう。

    まだスプートニクの打ち上げよりも前に書かれたにもかかわら修正すべきところはないという驚きの作品。

    月面の海を航行する観光船が突如海に飲み込まれる。海を構成するのは固体と液体の悪いところばかりの性質をもつ細かい塵。この海の存在のみがSF的設定。閉鎖空間でのパニック・コントロ...続きを読む
  • 地球光
    心が病んでいてすがすがしい空気に触れたくなると読みたくなるのがクラークだな。
    昔読んで印象が薄かったのが気になり、もう一度手にとってみる。(表紙は月面の向こうに地球が見える昔のものですが)

    いや、面白い!
    1/6の重力下の不安になるほど華奢なモノレール描写、淡い青緑の地球光に照らされた月面の光景、...続きを読む
  • 宇宙のランデヴー
    シリーズものです。最初のこの小説は、クラークのみが書いていて、数学的で、彼らしい宇宙観というか異性物がいた場合の異性物の考え方等非常に深い内容です。この後のシリーズ、2,3,4は、G・リーと一緒に書いていて、G・リーが、キャラクターデベロップメントを担当しているので、登場人物にもっと奥行きがついて、...続きを読む
  • 都市と星(新訳版)
    すごく俺好みの本。物語性がかなり強い。ディストピアな感じなんだけど、言葉に潤いがあって、柔らかい。同じクラークだけあって、幼年期の終わりに雰囲気は似ている。
  • 楽園の泉
    心優しきクラークの物語
    表紙   6点鶴田 一郎
    展開   7点1979年著作
    文章   7点
    内容 750点
    合計 770点
  • 宇宙のランデヴー
    クラークの未知との遭遇物、とにかく面白い
    表紙   6点鶴田 一郎
    展開   7点1973年著作
    文章   7点
    内容 750点
    合計 770点
  • 2001年宇宙の旅〔決定版〕
    ブック・オフで105円だったらしい。
    もともとカバーはぼろぼろだったが、私がとどめをさした。悪いとは思ってない。

    色あせたぼろぼろの付箋がいくらか貼ってある。
    扉(2枚)、p.168,p.177,p.224,p.248

    2017/05/28 映画を観る前に半分くらい読んだので、映画の冒頭をスムー...続きを読む
  • 遥かなる地球の歌
    直球SFを読みたくなった。やっぱりクラークでしょ。
    昔読んだ時はじみ~な話だなと思いました。巨大な宇宙船の先端に作られた氷の障壁のイメージだけが強くの残っておりました。

    実は色んなテーマがぎっしり詰まった知的冒険満載の話なのだ。光速を超えられない中での現実的な恒星間航行の考察、太陽の消滅による10...続きを読む
  • 宇宙への序曲
    A・C・クラークの訃報を知ったのは、ついこの前のような気がする。
    そういえば、彼の作品を読んだことがあったっけ?
    あったような、なかったような、記憶が非常に曖昧であった。
    ならば、この機会にどれか読んでみようと思い立った。
    クラーク最初の長編ということで、とりあえずこの作品を手にとってみた。

    人類...続きを読む
  • 渇きの海
    とても面白かった。
    SFはあまり得意ではないけれど、これはとても読みやすく、月での風景がよく想像できた。本当にこんな世界があるんだと思い込んでしまうくらいにリアルな描写ばかりで、読んでいる間は間違いなく月旅行していた。でも、ところどころに古い機器の名前が出てきて、ああ、古典SFなんだと思い出さされた...続きを読む
  • 宇宙のランデヴー
    ラーマ平原に降り立ち、世界を一周する円筒海や、雲に霞む”ニューヨーク”を見上げる自分を想像せずにはいられない。リングワールドと双璧をなす圧倒的なスケール感に心を揺さぶられた読者も多いのではないか。傑作SF
  • 楽園の泉
    ハードSF長編。いわゆる「軌道エレベーター」の建造がメインのお話で、それに宗教的世界観と科学との対比が入ります。
    現代になってようやく可能性が囁かれはじめた軌道エレベーターだけど、1970年代にこんなに緻密に描かれてたなんてびっくり。さすがの巨匠です。
    読んでる時の感覚は技術系/歴史系ドキュメンタリ...続きを読む
  • 2010年宇宙の旅〔新版〕
    友人から「蛇足」と聞いていたが
    後日談?くらいにのんびりと読めば良いと思う。
    取り敢えず彼と和解出来たのは本当に良かったと思う。
    良かった、本当に良かった。
  • 幼年期の終り

    マスターピース!

    クラーク1952年の古典的名作。美しく壮大で残酷な人類の未来が描かれる。さすがに登場するガジェットは古いけど、アイデアやイメージは今も新鮮!読まずに死ねるか〜〜
  • 渇きの海
    斬新で見た事もない情景を、これ以上ないほどリアルに感じさせる筆力。その異世界で繰り広げられるサスペンスフルなストーリー。
    SF設定のディザスター物の中で最も魅力に満ちた物語、それが巨匠A・C・クラークの「渇きの海」だ。
    月にある「流れる砂の海」その砂の海に沈んだ遊覧船。SFとしての設定がストーリーに...続きを読む
  • 楽園の泉
    人類の歴史に名を刻む一大事業を成し遂げた男の物語。
    宇宙エレベーターとスリランカの宗教の雰囲気が不思議とマッチしてる。
    巨大建造物ってわくわくするな。個人的には宇宙エレベーターの建造をもっと詳細にやってほしかった。スタードライバーは結局なんだったんだ。
  • 都市と星(新訳版)
    20年くらい前に読んだ、同作者の「幼年期の終わり」は衝撃だった。とても面白かった。本作品は前から読んでみようとは思っていたが、なかなか手が伸びなかった(本屋さんに行った時に、毎回そのことを忘れていただけですけど)。
    本作品も面白かった。またそのうち読みたい。
  • 楽園の泉
    やっぱりクラークは良い。SFな部分だけでなく、登場人物とか思想的なものとか。
    刺激的?快感?至福?まあとにかく読んでて気持ちよい。
  • 都市と星(新訳版)
    すべての人間がメモリーバンクに登録され、
    青年の体で生み出されて長い長い人生を生き、メモリーバンクに還っていく。
    外界から隔絶されたそんな都市で、アルヴィンはただ1人異質な存在だった。

    という導入で始まるお話。
    最初は自分のことしか考える余裕のないアルヴィンが、冒険を進めるにつれ成長していくのが素...続きを読む