アーサー・C・クラークのレビュー一覧

  • 2010年宇宙の旅〔新版〕
    2016/11/09-2016/11/10
    星4.3

    『2001年宇宙の旅』の続編。この後に2061年、3001年と続く。

    2001年に比べて随分ダイナミックな文章になっていて、すぐ読めた。2001年の方で投げっぱなしだった疑問点がいくつか解消するような、そういう話だった。ここからどうやって20...続きを読む
  • 2061年宇宙の旅
    やっと読み終わった。
    何か、前の2冊もそれぞれ雰囲気やテーマが違うような印象を受けたんやけど、これもまた違う感じ。SFというより冒険譚?な感じで、ミステリー?サスペンス?な雰囲気が漂っているよ。宇宙船ハイジャックてこわすぎー。だってまだ2061年だもの!
    あとフロイド、てめーはいつまで現役なんじゃい...続きを読む
  • 楽園の泉
    SF世界での、技術者のロマン。
    闘うものは、素材と技術の限界、宗教、人びとの世論、そして気候と宇宙。諦めない主人公と、宇宙エレベーターという途方も無いスケールの建造物には心躍った。でもやっぱり幼年期の終わりの方が好きかな。
  • 宇宙島へ行く少年
    クラークのジョブナイル 読みやすい
    表紙   6点依光 隆
    展開   6点1968年著作
    文章   7点
    内容 645点
    合計 664点
  • 地球光
    太陽系の諸惑星に進出し移住を始めた人類は、必要な重金属をすべて地球に頼っていた。この重金属の輸出をめぐって地球とその他の惑星に別れて対立していた。月の研究が進み、月からも重金属が産出することが明らかになると、この対立は月を舞台に最高潮に達し、地球政府対惑星連合の戦争が現実味を帯びてくる。

    この月に...続きを読む
  • 宇宙への序曲〔新訳版〕
    序曲、PRELUDEのタイトル通り、宇宙開発の
    夜明け前を描いていて、地味ともとれるけど
    1951年作品、月面着陸の約20年前で
    現代からすれば地味に感じさせるほどびっくり技術や
    不思議な力を使わない正当な月への第一歩。
    だけど、ところどころに見せる次への夢への一歩、
    エピローグで見せるロマンがたま...続きを読む
  • 楽園の泉
    全長4万kmの巨大な「宇宙エレベーター」建設を夢見る技師モーガンが建設地の候補として選んだ南アジアの島国・タプロバニー。古代の伝説に彩られた美しい島に聳えるスリカンダ山の頂上がその候補地だったが、そこには長い歴史を持ち民衆からも愛される寺院が存在していた。寺院の説得に苦戦するモーガンが試行的に実施し...続きを読む
  • 都市と星(新訳版)
    やっと読み終わった!ザ・冒険譚!

    私はあまり夢らしい夢を見ないからか、いかにも面白い夢、みたいなSFを読むと、夢を見てるみたいで眠くなってしまう。そのせいか「都市と星」を電車の中で開くとすぐに眠くなってしまうので読み進めるのにやたら時間がかかってしまった。面白くなかった訳では決してない。
  • 宇宙のランデヴー〔改訳決定版〕
    太陽系に侵入した円筒形の漂流物。ラーマと名付けられた漂流物は異星人の宇宙船。惑星連合の調査。宇宙船エンデヴァーの調査。ラーマの内部に入るノートン艦長。ラーマの中に広がる世界。凍り付いた円筒海。太陽に近付くにつれ溶けていく円筒海が起こすハリケーン。ジミー・パク中尉の空からの探索。嵐に巻き込まれ墜落した...続きを読む
  • 火星の砂
    すでに火星への移住が実現している世界。地球ー火星間の定期航路が開設され記念すべき第一号の乗客としてSF作家のマーティン・ギブスンが乗り込んだ。ただ一人の乗客であるギブスンが六人の乗組員と共にアレース号にて三ヶ月に渡る火星への旅を始めた。

    旅の途中、最年少の乗組員のジミーは、ギブスンが過去愛し、別れ...続きを読む
  • 都市と星(新訳版)
    十億年以上先の地球に唯一残った都市ダイアスパー。人は何世代も生まれ変わり、前に生きた記憶が保持されるような世界。そこに一度も生まれ変わったことのない(=初めて生を受けた)主人公アルヴィンが生まれ、都市の外の世界に飛び出して行く。
    ダイアスパーの成り立ちも興味深かったし、その完璧な世界に違和感をすんな...続きを読む
  • 楽園の泉
    軌道エレベータはガンダムにも登場するぐらい、SFではポピュラーなアイテムである。軌道エレベーターは1895年にコンスタンチン・ツィオルコフスキーと言う人が本の中に書いているらしい。SF小説ネタでもこの本が初見と言うことでも無さそうだが、軌道エレベータを描いた一番有名なSF小説ではありそうだ。今更アー...続きを読む
  • 都市と星(新訳版)
    いわゆるSF小説というジャンルは初めて読みましたが、そういう免疫力がない自分でも楽しめる読み手を選ばない作品だと思います。宇宙レベルの長いスパンで地球や人類のことを考えさせられる。自分も如何に知らず知らずの内に狭い社会的通念に囚われ生きているのかと改めて気付かせられます。著者の他の作品も読んでみたく...続きを読む
  • 宇宙のランデヴー
    深宇宙より太陽系に飛来した謎の巨大物体。その内部で探査隊が見た、驚異の数々とは!?

    35年前の科学常識で書かれたとは思えないほど違和感無く読めた。
  • 3001年終局への旅
    モノリスは最後までモノリスでしたか~。
    物語の内容は「そこからきたか~」という感じでしたが、謎が謎のまま終わったのはちと残念な気も。大事なところは、今の知識が有効になった感じもあって。ん~、というところはありましたが、全作を締めくくるのは確かにこうなのかもね。とも思いました。
    最初から最後の作品まで...続きを読む
  • 幼年期の終り
     ある日突然世界中の主要な都市の上空に現れた巨大な飛行物体。そして宇宙人の代表であるカレルランは、人類が全く及ばない科学力と知略を持っており、人類を瞬く間に管理下に置き……

     SF史上屈指の名作と呼ばれる作品ですが、作品からあふれ出る想像力や、全人類のその後を描くスケールの大きさというものはまさに...続きを読む
  • 宇宙のランデヴー〔改訳決定版〕
    直径20kmの円筒型の宇宙船、非生物の生命体。
    なんてすごい発想なんだ。

    閉じられた空間で起こる想定外の出来事。
    それにより試される人類。

    本から目が離せなくなる。
  • 3001年終局への旅
    この本は「2001年宇宙の旅」から始まったシリーズの完結編です。

    2001年宇宙に放り出された飛行士が1000年後、
    海王星付近で偶然回収され、蘇生しました。

    浦島太郎となった飛行士フランク・プールが見た3001年の世界は、
    宇宙と繋がる軌道エレベーターや、脳に直接情報をダウンロードできるキャッ...続きを読む
  • 楽園の泉
    軌道エレベーターでござい。こんなん1979年に書かれちゃうんだもんな。しかも太古の簒奪者の物語が2000年を超え円環をつくり、そこから1500年を超え地球に円環を造るに至る、文明賛歌の物語となる。

    ディストピア志向のない作品ってたのしいよね。
  • 楽園の泉
    起動エレベータを造ろうとすると、技術的な問題もたくさんあるけど、政治的な問題もわんさかありますよという話。