ジェフリー・ディーヴァーのレビュー一覧

  • 石の猿 上
    ■0836.
    <読破期間>
    H20/5/7~H20/5/27

    <本の内容>
    中国の密航船が沈没、10人の密航者がニューヨークへ上陸した。
    同船に乗り込んでいた国際手配中の犯罪組織の大物“ゴースト”は、
    自分の顔を知った密航者たちの抹殺を開始した。
    科学捜査の天才ライムが後を追うが、ゴーストの正体...続きを読む
  • 青い虚空
    天才ハッカー同士(ついでに片方は連続殺人鬼)のネットによる攻防戦、という話なので、パソコン用語がやたらと頻出するのは鬱陶しい。けれどもそれは用語集でちゃんと?カバーされているし、案外読み飛ばしても支障のない部分が多い。それに、そんなことは読み進むうちに気にならない。ハマれば一気。読み終わってみると、...続きを読む
  • 12番目のカード 上
    まだ読書中。ツィスト効かせすぎとこのシリーズについて思うのだけど、それでもやはり手にとってしまう。本書でも著者のニューヨークの歴史、思い入れを感じる。
    (本書を読むまでタロットカードのこの逆さ吊りの男の意味、ネガティブなものと思い込んでいた。違うのですね。)
    今、読み終わりました。今回はやり過ぎとは...続きを読む
  • エンプティー・チェア 上
    リンカーン・ライム・シリーズ第三作。
    町の問題児だった「昆虫少年」を逮捕するアメリア。
    だが犯人ではないと確信を抱く。
    我が子のように感じる思い入れが深すぎて、不思議な気もするが、子供がいて当たり前の環境で育ったからか?
    ねちっこい書き込みはディーヴァーならでは。
    少年が犯人と信じるライムとの師弟対...続きを読む
  • 青い虚空
    一級品のミステリー

    コンピューターにまつわる犯罪のお話なのですが・・・とっつきにくいと思うことなかれ!
    犯罪のバックグラウンドを作者が丁寧に教えてくれながら話が進んでいきます。

    少しでも、ネットワーク環境や、PCのことに興味があって、知識があると
    はまること間違いなし!
  • 魔術師 上
    デンゼル・ワシントン主演で映画化もされた
    「ボーン・コレクター」でおなじみ
    リンカーン・ライムシリーズの本作
    相変わらず介護士トムとケンカしつつ
    ライムは殺人魔術師の暴走を止められるのか!
    上下巻でスケールありますが
    一気読みできます。ディーヴァーはやっぱり面白い
  • ボーン・コレクター(上)
    ケネディ国際空港からタクシーに乗った出張帰りの男女が忽然と消えた。
    やがて生き埋めにされた男が発見されたが、地面に突き出た薬指の肉はすっかり削ぎ落とされ、女物の指輪が光っていた…女はどこに!?
    NY市警は科学捜査専門家リンカーン・ライムに協力を要請する。
    彼は四肢麻痺でベッドから一歩も動けないのだが...続きを読む
  • エンプティー・チェア 下
    リンカーン・ライムシリーズ第3弾。ライムの脊椎手術のため、最新技術を持つノーズカロライナ州の医療センターへ出かけたライム、サックス、トム。手術を明後日に控えた一行に、地元警察から誘拐事件の捜査協力を求められる。犯人は少年。男1人殺害、娘二人を誘拐し、捜索していた警官は少年の罠により重体になっていると...続きを読む
  • 獣たちの庭園
    第2次世界大戦前のアメリカ、ニューヨークで殺し屋をしていたポール・シューマンは罠にはめられ拘束されるが、米国海軍情報部から意外な二者択一を迫られる。刑務所に送られるか、それとも国家的任務を果たし罪を帳消しにするか。やむなく引き受けた任務は、ドイツへ赴き、ヒトラーの元で再軍備を指導するラインハルト・エ...続きを読む
  • コフィン・ダンサー 上
    四肢麻痺の科学捜査スペシャリスト、リンカーン・ライムシリーズ第2弾。NY市警・FBI合同捜査班が追っている武器密輸容疑で大陪審待ちの事件に関する重要証人が殺された。犯行は、その刺青から「コフィン・ダンサー」と呼ばれる殺し屋によるものと推定され、因縁のあるライムは捜査協力を依頼される。ダンサーの仕掛け...続きを読む
  • 石の猿 上
    リンカーン・ライムシリーズの4作目。中国からの密航船がニューヨークに近い沖合いで沿岸警備隊に見つかった。国際指名手配の密入国斡旋業者ゴーストを追う合同捜査班が、万策尽きてライムに分析を依頼した結果行方を突き止めたからだ。ゴーストは船を爆薬で沈め、密入国者たちは命からがら脱出。夢の国アメリカでの彼らの...続きを読む
  • 石の猿 下
    (つづき)ゴーストによる証人殺害は続き、複数個所の捜査現場から採取された証拠物件は増え続け、ホワイトボードの書き込みは最終的に6ページ分に(多すぎ)!!爆破事故に巻き込まれた○○、ライムと希少な友情を育むリー、捜査メンバーに近づくゴースト、そして取り返しのつかない永遠の別れ…。ディーヴァーお得意のど...続きを読む
  • 石の猿 上
    映画「ボーンコレクター」の続編。

    今まで、パートナー以外ほとんど心を開くことがなかった
    主人公「リンカーン・ライム」という人物像に、人に対する
    一個人としての好意的な好奇心と信頼という、生身の人間
    へさらに昇華させた本作品。

    息を呑む犯人追跡の科学捜査はもとより、各行間に設けられた
    著者と読者と...続きを読む
  • 青い虚空
    コンピュータ用語に不安はあったが、ストーリーが展開すると、ノンストップで一気に突き進むスピード感に、途中で中断するのが不可能だと実感した。二転三転する作者お得意のラスト。読後はスリルを味わった満足感と共に、ハッキングに対する興味までもが生まれた。読書中の私は正に「ブルーノーウェア」を彷徨う幸せな人間...続きを読む
  • ハンティング・タイム
    釈放された夫から逃げる母娘、ある理由によってその2人を追跡する夫、雇われの二人組の殺し屋、ある事件から巻き込まれる懸賞金ハンター。複数人物それぞれの視点から一つの大きな流れへと収束してゆくドラマ的な王道の流れを楽しめた。巧みなミスリードや視点の切り替えの描写で一気に読めた。シリーズもののようだが、単...続きを読む
  • コフィン・ダンサー 上
    文春ミステリーベスト10の1位発表を見て、リンカーン・ライムシリーズの記念すべき第1作「ボーン・コレクター」を読んだのが2000年。それから約四半世紀の時を経てシリーズ第2作となるこの「コフィン・ダンサー」をようやく読んだ。キャラ設定など覚えているはずもなく、ほぼ新作のつもりで読んだが噂に違わずとて...続きを読む
  • フルスロットル トラブル・イン・マインドI
    ディーヴァーの長編は面白いのですが、実は短編の名手でもあると常々思います。著者の前書きが、読む前に期待感をグッと高めてくれますが、その期待通り第1話の標題作キャサリンダンスものも、犯人の騙し方、そしてちょっと読む人をクスッと笑わせる手際までの出来栄えが実に鮮やか!ライムの短編もいつものライムでした。...続きを読む
  • ハンティング・タイム
    コルター・ショーが3部作で一区切りの後の新たな一篇。ライムのシリーズとは全く違う、アクション的な展開に最後までワクワクして楽しめました。登場人物の状況が複雑に絡み、二転三転するのはディーヴァならでは。
  • ファイナル・ツイスト
    父アシュトン・ショウの死に繋がる100年前の文書の秘密と諜報企業の陰謀がここにきて全貌を表し、前2作で関係のできた人物や行方不明だった兄も登場し、今まで孤高のコルター・ショウが総力戦で挑む。二転三転どころか十転二十転するようなスパイアクションの展開。最後まで目が離せないで一気読み。ラストは本当にいい...続きを読む
  • 悪魔の涙
    ☆3.5
    元文書捜査官 筆跡鑑定人 パーカー・キンケイド
    自分の読み進める時間のせいか、テンポよく読めなかった