童門冬二のレビュー一覧

  • 小説 中江藤樹〈下〉
    読むべし。人物伝ではあるが、そこここに関連する四書五経の文章が載せられているので、活学の勉強にもなる。いきなり四書五経や陽明学は敷居が高いと感じている人にお勧めの本。たのしく始められます。これからすすんで、大学、中庸、孟子、論語や孝経、翁問答などに進むと良いです。
  • 小説 上杉鷹山〈上〉
    名君として名高い上杉鷹山関係の書を一度読みたいと思い手に取ってみた。
    歴史小説には現代のビジネスに使える作品はあまたあれど、本書はその筆頭と言えるだろう。困窮した米沢藩財政を立て直すため、大リストラクチャリングを実施する奮闘ぶりが描かれている。実施者の上杉鷹山は、藩主と言えども、九州の小藩から迎えら...続きを読む
  • 日本史に刻まれた最期の言葉
    [ 内容 ]
    「人は誰でも一生のうちで突然火花が散ることがある。
    それは生命の燃焼といっていい」(「まえがき」より)。
    死に臨んで先人たちは何を言い遺したのか―。
    それを知ることは、その人の人生のすべてを知ることだ。
    磨かれた一言を口にしたときがその人の最期なのだ、とする著者は、日本史に刻まれた“最...続きを読む
  • 小説 上杉鷹山〈上〉
    かれこれ読むの7回目だそう。相変わらず同じ箇所で感極まる。もらったブックカバーに最初にいれて読みました。今年一冊目です。
  • 小説 上杉鷹山〈下〉
    これこそ真のリーダー。最後のシーンは泣けた。私も自分に部下が出来たら、こんなふうに自分の足りない部分をしっかり認めて助けてもらいながら、でも組織の向かうべき方向性はしっかり示すことが出来るようなリーダーになりたい。この本をくれた上司に感謝。
  • 小説 上杉鷹山〈上〉
    小説なので脚色はされているでしょうけれど、上杉鷹山は子供の頃、一体どんな教育を受けていたのだろう?彼の生い立ちが知りたくなりました。
  • 小説 中江藤樹〈上〉
    中江藤樹の思想・行動を通じて読者自身の日常社会とのかかわりを考えさせる書き方をしている。

    戦国武士達の換骨奪胎をはかるために権力者が指定する学問・林羅山の朱子学。これにより権力者にとって聞き分けのいい武士を育成をすすめた。世渡り術としての学問が盛んになり、その結果士風が低下した。
    それに対し、...続きを読む
  • 小説 中江藤樹〈下〉
    ●安身立命とは、自分が自分らしく生きられる場所、生きなければならない場所をいう。
    ●親に孝を尽くすとは、親の言いなりになることではない。親に非があるときは、その非を諌めることも孝。
    ●明徳は人が置かれた立場、境遇、時に応じて臨機応変に現れる。
    ●愛敬の愛とは人に懇切にして親しむこと。敬とは目上...続きを読む
  • 全一冊 小説 吉田松陰
    吉田松陰の、主に野山獄時代から処刑されるまでの話。

    吉田松陰の性格、思想について書かれている。
    好奇心旺盛で素直。学ぶことについてはとても真剣で、人の意見を聞き尊重して共に学んで行こうとする。けれど、自身が正しいと思い、正当な正義であると考えたことにたいしては譲らない部分もあったよう。
    吉田松陰と...続きを読む
  • 上杉鷹山の経営学 危機を乗り切るリーダーの条件
    顧客のためだけでなく、「従業員、社員」にとって有益となる経営が大事であることを、教えてくれた本。

    今の日本に上杉鷹山のような経営者はいるのだろうか?

    経営者を目指される方に読んでほしい本です。
  • 小説 上杉鷹山〈下〉
    上下巻で同じレビューです。
    設定は江戸時代ですが現在のマネジメントに通じるものがあります。読んでいて素直におもしろいです。現代でいえば、ダメな会社をV字回復させる最も良い方法と感じます。
    しかし、そこそこな会社が飛躍的な企業に成長するには、「ビジョナリーカンパニー2」のような経営が必要であると考えま...続きを読む
  • 小説 上杉鷹山〈下〉
    上杉鷹山の改革が進み、藩は大きく変わっていく。

    だが、最も信頼をしてた竹俣が、鷹山を裏切る。

    50歳を迎えた竹俣。竹俣がいて改革はなったとまでいわれた、

    功多き彼が、なぜ、改革を後退させるような堕落の道を進んでしまったのか。

    その原因のひとつを「惰性」であったと喝破する堂門冬二。

    「惰性」...続きを読む
  • 小説 上杉鷹山〈上〉
    確か最初に読んだのは10代のころ。
    すごく話題になってたので、なけなしのお小遣いをはたいて前後篇2冊とも買って一気に読みました。
    何故わざわざ買ってまで読もうと思ったのか今となってはその時の気持ちが思い出せないけど。
    でも、3000円出して買って読むだけの価値がある本だと思ったし、10代のアンポンタ...続きを読む
  • 小説 上杉鷹山〈下〉
    「私が騙されようとも私が人を騙したりはしない。」

    我々の目指すべきリーダー像がこの本にはびっしり詰まっている。

    すばらしい。

    星五つ★★★★★
  • 小説 上杉鷹山〈下〉
    夢中で読んであっという間に読み終わった。どんなに有能であってもどこかで壊れてしまうこともやはりあるもので、それがなかった鷹山はやはりすごい。清濁併せ呑むことが当たり前で、それができなければむしろ否定されるような現代。これは昔も変わらない世界だったが、鷹山は清くなければいけないと筋を貫き通し、改革を成...続きを読む
  • [新装版]勝海舟の人生訓
    2010年は大河ドラマが坂本竜馬でブームですが、同時代に生きた大人物勝海舟さんのことを童門さんが書いてます。おもしろいです。
  • 黒田如水(小学館文庫)
    秀吉の参謀で、その後戦国の生き残りになった軍師。童門さんらしい文章で現代の生き方とリンクさせています。
  • 武田信玄の人間学
    武田24将にあるように、優秀な大将クラスの人材を多く抱えていた武田信玄の人となりを解説している本。現代に置き換えてなるほどと考えさせられる一冊です。
  • 信長・秀吉・家康の研究 乱世を制した人づくり、組織づくり
    購入者:櫻井(2007.4.1)返却(2007.4.24)
    美容界の課題である「人づくり」の解説を私の好きな戦国時代(信長・秀吉・家康)であった話に置換えて解説されていてとても読みやすかったです。色々と身につく話があり5年後10年後にもう一度読みたくなる本。蒲生氏郷の「人づくり」の話は必見!敬愛しま...続きを読む
  • 全一冊 小説 直江兼続
    直江兼続は、これまで「花の慶次」でしか読んだことがなくて、
    何となく物足りない、優しくて良い人という印象しかなかった。

    けど、この本でその印象が一変!
    非常に面白かったです。

    同じ二番手として、土方歳三も大好きだけど、
    歳三&勇コンビよりも、兼続&景勝コンビのほうが私の理想の主従関係かも。

    ...続きを読む