童門冬二のレビュー一覧
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多分新聞の書評でみて、購入した本だと思いますが、680ページの大作故、手つけていなかったが、読み出せばあっという間の内容でした。歴史物でもあり、ビジネス書でもある。倒産寸前の米沢藩を、養子として弱小藩から迎えられた若干17歳の鷹山(治憲)が改革していくというもの、節約を自らが率先して取り組んだり、士...続きを読むPosted by ブクログ
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「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」
子供の頃から大切にしている言葉。高校受験はこの言葉を胸に勉強に励んだな、としみじみ思うところ、いまだに上杉鷹山の小説を読んだことがなかったので、今回、ようやくその活躍を知ることができました。
米沢藩の財政を建て直したということ...続きを読むPosted by ブクログ -
自分を人生を変える一冊!
心が震えた!
我慢強さ。それもだだ我慢するだけではない。確固たる理由を持った我慢。
そして行動力!
人を洞察する力。
人生を通して徳を積み上げていった人治憲さんの愛と信頼の物語。
相手へのリスペクト。
共感力を高さもこの本を読んで腹落ちした。Posted by ブクログ -
我慢!
① 「敵は己」改革を成功する為は、感情に流されては、ダメ!
②高い志!常に現場にとってどうなのか?を考える。考え続ける。何が正しいことなのか?
小さな「火種」
③スピードと変化と人。
改革には、チームづくりが重要。
実行力!
なぜ?江戸の時代に上杉鷹山治憲さんは、そういった考えを持てたのか...続きを読むPosted by ブクログ -
高校時代からの座右の書の一つ。
私は彼の生き様に、「慈悲」「信念」「誠実」というリーダーの三要件を学んだ。
志士が一人立つとき、必ずや、その熱は伝播していく。
(T.I)Posted by ブクログ -
「この人の言うことなら」「この人のためなら」と思わせること、すなわち「人望」のある人とはどういうものなのか?歴史上の人物のエピソードを紐解くことで、それが浮かび上がってくる。
童門さんの筆力か、ひとつひとつの話が実に活き活きと描かれていて、読み物としてもおもしろい。
同氏の他の著作「泣ける戦国ばなし...続きを読むPosted by ブクログ -
めちゃくちゃおもしろかった。分厚いけど夜寝る間も惜しんで小説の世界に没頭した。治憲の胆力には尊敬でしかない。私も"そんぴん"になりたいな。Posted by ブクログ
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他家から養子ながら、藩士や領民に対し愛と信頼をベースにした政策を実行し、米沢藩のの危機的財政難を凄まじいスピード感で立て直し、人々の心までも蘇らせた上杉鷹山。現代の経営立て直しにも通じる事例が江戸時代にあったことに驚きです。
鷹山の改革の手腕はもちろんのこと、改革に対する執念や信念、真摯さ、公平さ、...続きを読むPosted by ブクログ -
永久保存版!
私たち令和の企業が取り組む遅々として進まぬ事業改革。「改革というのは制度や政治のやり方を変えるだけでなく、最も大切なのは人間が自分を変える事だ。」掛け声だけの改革ではなく、自ら部下に語りかけやって見せるリーダーシップ。考えを変えるきっかけを多くいたただいた。Posted by ブクログ -
巷に出回るビジネスノウハウ書よりもよっぽど企業改革に応用できるなと感じた。
リーダーは末端の庶民(従業員全員)に改革の目的を愛を持って伝え、希望を持たせるように語り続けなくてはならない。Posted by ブクログ -
とても面白く、学びたい、自分も変わりたいと思った。北沢のように、今までの自分は今日死んだっていうくらい。
人を信じ、人に騙されることはあっても、人を騙さない。
どんな状況でも感情に任せた行動はせず、順序立てて事を進める。
自ら率先して行動する。
人生に迷ったときに読みたい座右の本であり、尊敬する人物...続きを読むPosted by ブクログ -
江戸時代、米沢藩(今の山形あたりにあった)の藩主で、財政難に苦しむ藩を大胆な改革により立て直した上杉鷹山の歴史小説。なせば成る なさねば成らぬ 何事も 成らぬは人の なさぬなりけり、という名言は広く知られているが、彼が実際に何を行ったかを知る人は少ない。
息子がいなかった米沢藩藩主のもとに九州から婿...続きを読むPosted by ブクログ -
江戸時代の企業再生ならぬ、藩再生。
経営って結局、金でしょ?とか、
経営する人って何考えてるんだろう?
って思っている人には是非ご一読お勧めします。
過ちて改むるに憚ることなかれ
根本に優しさといたわり、思いやり
まず気づいた方から自分を改める
書を捨てて町に出よ
大会議の全員ヒアリングからの大決...続きを読むPosted by ブクログ -
最後の重役たちへ罰を与えるシーンが心打った。途中重役たちを褒めるシーンもあった中最後の最後に切腹させるシーンは私も治憲と同じ悲しさという感情に至った。だからこその最後の須田に手紙で示唆していた藁科には腹が立つ。Posted by ブクログ
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めちゃくちゃ面白かった。久々にこんなにも面白くて為になる本を読んだ。心に刻まないとあかんなと思う事だらけだった。
どこまでも米沢を、人を信じて愛したからこそできたこと。騙されても騙すなの精神Posted by ブクログ