童門冬二のレビュー一覧

  • 織田信長に学ぶ
    歴史小説というより、ビジネス書って感じでしょうか。
    ストーリー小説ではなく、織田信長の人物像を掘り下げて書かれた一冊。
    信長の行動の何故?が多く解説されていて管理職なんかには、一読して貰いたい一冊です。
    詰まらないと思う人も多いと思うが、この作風が、童門冬二の特長であると自分は思います。
    ストーリー...続きを読む
  • 上杉鷹山の経営学 危機を乗り切るリーダーの条件
     上杉鷹山といえば、一昔前随分とブームになり、もてはやされたことがある。本書も1990年の発行だから、たぶんその頃に書かれたものなのだろう。

     著者の童門冬二氏は東京都の職員として局長級を経て、のち、作家となった。歴史の中から現代の素材を探すのが得意だそうだ。本書は同氏の「小説 上杉鷹山」から、現...続きを読む
  • 上杉鷹山の経営学 危機を乗り切るリーダーの条件
    鷹山関係の2冊目を読み終えてみて、改めて感服してしまいました。自分が、リーダーとして、振舞うことが、できなくとも、支える事は、できるのでは、ないかと思う。良いリーダーを見つけ、良い職場作りに繋がればと思います。自分の中に、火種を!
  • 小説 上杉鷹山〈下〉
    数日前、治憲は米沢藩の藩主の座を相続した。まだ十七才の青年藩主である。
    だが、米沢藩は困窮に喘いでいた。借金を頼みに行った色部照長は不首尾に終わったことを告げた。そして、一つだけ策があるという。それは藩を幕府に返上することである。それ程までに追詰められていた。
    米沢はもともと、藩祖・上杉景勝の家臣・...続きを読む
  • 小説 上杉鷹山〈上〉
    上杉 鷹山(うえすぎ ようざん) / 上杉 治憲(うえすぎ はるのり、1751年9月9日 - 1822年4月2日)は、江戸時代中期の大名で、出羽国米沢藩の第9代藩主。領地返上寸前の米沢藩再生のきっかけを作り、江戸時代屈指の名君として知られている。諱は初め勝興、後に治憲であるが、藩主隠居後の号である鷹...続きを読む
  • 小説 上杉鷹山〈上〉
    文句無しの星5つです! 実は今まで不勉強だったことが情けなくなりました。上杉家に養子に入り17歳からの藩政改革。というより、経営改革。まったく希望のなくなってしまっている山形の地に、後に火種組と呼ばれる改革への賛同者をわずかな人数から広げ、改革を推進していく。若殿は周りの抵抗勢力にも決してめげず、想...続きを読む
  • 小説 上杉鷹山〈上〉
    前から気になっていた本。

    なによりもまっすぐで、自分の度量を分かる人。
    今まで名前しか知らなかったので、とても充実できた。

    ひとつのお話ではあるけれど、どんな人だったかが想像できる。
    下巻も続けて読むことにする。
  • 愛と義と智謀の人 直江兼続
    直江兼続のことは、愛の兜くらいしか知らなかったのだが、歴史にくらいわたしにもよくわかり、楽しく読めた。
  • 小説 上杉鷹山〈下〉
    久しぶりの再読。
    やっぱり何度読んでも良い。
    この作品がというより、この「上杉鷹山」という人物がなのかもしれないが、読み返すたびに爽やかな気持ちになる。

    企業再生に通じるので、ビジネス書としてもかなり面白いと言えそう。
    後半、鷹山と共に改革を進めてきた家老が、惰性・結果を急ぐなどの理由で道を踏み外...続きを読む
  • [新装版]宮本武蔵の人生訓
    書店で並べられていたので、買ってみた。
    宮本武蔵の人生訓だが、かなり心に刺さるものが多い。
    学ぶべきものが沢山書いてある。
    かなりの良書だと、自信を持って勧めることができる。
    なぜ、売れていないのか、話題になっていないのか、疑問だ。
  • [新装版]西郷隆盛の人生訓
    チェック項目16箇所。坂本龍馬が殺されたのは先を歩きすぎたために、そこまでついていけなかった連中に殺された。坂本龍馬は先見性、先の読み方が優れている、時代の変化に素早く対応できる。西郷隆盛は優しい人間だったために置き去りにできない、自分と一緒に同時代を生き、同じような次元に立って少しずつ後れているこ...続きを読む
  • 全一冊 小説 直江兼続
    夢中で読んだ。

    自分の運命を真摯に受け止める人

    そして、過去に起こったことにとらわれず

    これからをどうするかを考える人

    タイムスリップしたような気持で一気に読んだ。
  • 全一冊 小説 直江兼続
    決戦前の筆に情熱と饒舌とを注ぎ込めば注ぎ込むほど 決戦後の兼続は 目指す処を失い去勢された 尻窄み且つ尻切れな姿に終わりがちである。直江兼続というのは天下規模での話題に事欠かない存在で在りながら 最期まで題材にし尽くすという意味では 寧ろ扱いにくい武将ではなかろうか。結局「直江状」迄が彼の生かと空虚...続きを読む
  • 男の論語(下)
    童門氏の作品は氏自身が長年都政の最前線で必死に
    取り組まれてきたせいか、単なるこうしろああしろ
    的な実用書ではなく、氏自らの経験が文章の中に
    にじみ出ていて、読んでいて共感できるし、
    だからこそすんなり腹に落ちてくる。
    毎年読んでも新たな発見があり飽きない本である。
  • 男の論語(上)
    毎年1年の締め括りとして自身の振り返り用に読む本。
    孔子の時代と人間の本性というのは自分も含めて
    何も進歩していないことを痛感させられる…。
  • 小説 上杉鷹山〈上〉
    かのケネディ大統領が最も尊敬する日本人と答えた事で世間一般に知れ渡った江戸後期の米沢藩主、それが上杉鷹山(治憲)だ。
    何もかもが先進的で、まだ世界に民主主義という言葉すらなかった時期にそのお手本のような政治改革を行ったというのも凄いが、それが若干17歳の藩主だったというのは凄まじいと言える。
    歴史的...続きを読む
  • 全一冊 小説 吉田松陰
    吉田松陰の行動力に圧倒される。
    人を動かすにはやはり行動で示すのが一番。
    人を教える事、教育とは?改めて考えさせられる一冊です。

    5星は、自分の吉田松陰と言う人への憧れからの
    依怙贔屓チョッと入ってます!
  • 上杉鷹山の経営学 危機を乗り切るリーダーの条件
    今の時代なら当然なことも、この時代にはとても珍しい考え方だったと思う。
    そんななか、改革を進めていったことは、とにかくすごい!
    鷹山に真摯さと愛があって、周りにも忠誠心に長けた人がいたから出来たんだろうなぁ。
    日本の政治もこうなればいいのに…。

    私は、『人一人一人に現われている実態の総和によって鷹...続きを読む
  • 愛蔵版 戦国名将一日一言
    武田四天王の一人、高坂弾正虎綱の言葉
    「武士に必要なものは、志、分別、気である。志には遠慮が必要であり、分別には工夫が必要であり、気には才覚が必要である。」
  • 小説 中江藤樹〈下〉
    読むべし。人物伝ではあるが、そこここに関連する四書五経の文章が載せられているので、活学の勉強にもなる。いきなり四書五経や陽明学は敷居が高いと感じている人にお勧めの本。たのしく始められます。これからすすんで、大学、中庸、孟子、論語や孝経、翁問答などに進むと良いです。