童門冬二のレビュー一覧

  • 全一冊 小説 上杉鷹山
    上杉鷹山を知るにも良いし、読み物としても面白い。

    当然作者の受け取り方が色濃く反映されているわけだが、米沢を訪れ、鷹山に関する資料を眺めているとそう偏った書き方ではないと直感した。

    完全に個人的な意見だが、寛政の改革についても書いて欲しかった。隠居後どのような流れで政に復帰したのか、その後どのよ...続きを読む
  • 全一冊 小説 上杉鷹山
    「改革だ!現状打破だ!」と唱える者は多いけれど、実際に実行する者は声の数ほど多くない。 改革を実行するには、身を削ってでも断行するという強い信念を持ったリーダーとそれを支える者の存在が不可欠である。 米沢藩にあっては、上杉鷹山公の民のためという真っ直ぐなお心と人なりが藩民の心に火をつけ、彼の志を支え...続きを読む
  • 歴史を味方にしよう
    歴史に興味を持つためのきっかけ、第一歩。
    小学校高学年、中学生、歴史を学び始めた人向けにやさしく書いた入門書。

    「歴史は闇を照らす灯り。歴史を学ぶということは、日々の生き方を学ぶということです。自分がどう生きていくか、そのための手がかりや足がかりを学ぶことができるのです。」

    もくじ
    第一章 「歴...続きを読む
  • 徳川家康の人間関係学――最後に勝ち残る男の選択
    本を読んでいてなんとなく切れ切れな印象があったのだが、過去の雑誌や書籍を加筆したものと言う事で納得。物語ではないので仕方ない。

    忍耐もあり、部下もうまく使い分けて、決めた事はやり抜いて、長く平和の続く江戸時代の基礎を作った家康の本のはずなのに、家康に良いイメージが湧かないのはある意味面白い。

    ...続きを読む
  • 全一冊 小説 上杉鷹山
    鷹山による米沢藩改革を題材に、企業変革やリーダーシップを学べる1冊。面白かった。欲を言えば佐藤文四郎とみすずが結局どうなったのか記載し、伏線を回収してほしい。。
  • 伊能忠敬
    隠居してからの第二の人生。退職、引退してから老後をどう楽しむか。仕事に精を出して職場や取引先との付き合いを重んじた会社生活がある日一変し、どう生きるかと迷う。現代にも通じるテーマに対して、伊能忠敬が隠居してから取り組んだ測量事業は良い模範になる。歳を取っても、自らのロマンに生きる事ができるのだと、勇...続きを読む
  • 上杉鷹山の経営学 危機を乗り切るリーダーの条件
    江戸時代、米沢藩の9代目藩主である上杉鷹山(うえすぎ ようざん)の経営思想について書かれた一冊。

    ■上杉鷹山とは?
    上杉鷹山とは、田沼意次〜松平定信が老中を務めた江戸時代中期に、財政破綻の危機に瀕した米沢藩の藩主を継承した大名。
    当時の江戸時代は、士農工商制度による社会であり「民主主義」という概念...続きを読む
  • 歴史に学ぶ「人たらし」の極意
    心を動かすのは やはり 人情だったり 愛だったり 気配り 気遣い なんだなあ。
    出会えてよかったな。
  • 伊能忠敬
    52歳で隠居してから測量を本格的に学び、55歳から日本中を測量してまわった伊能忠敬。本書では、彼が人生の後半でなでそのようなことができたのかを、幼少期から青年期、そして家業で成果を挙げた日々に焦点をあてて描く。きっちりとした仕事を成し遂げたからこそ、隠居ができたし、財力も備わっていたので、測量という...続きを読む
  • 伊能忠敬
    <感想>
    日本地図で有名な伊能忠敬。その若かりし頃をメインにした歴史小説。
    婿として入った千葉の片田舎の農家を建て直し、豪農となるまでが前半。後半は子供の頃から好きだった天文学と測量を学ぶため、江戸に出る。
    本書では、人生後半で好きなことをするため、前半での積み上げがいかに重要かということを学べる。...続きを読む
  • 直江兼続〈下〉 北の王国
    大河ドラマは未鑑賞でしたが、
    直江兼続を主人公とした話。
    徳川家康に敗れてしまった、石田三成との関係も、
    読んでいて新発見でした。イメージが変わりました。
  • 渋沢栄一 人間の礎
     渋沢栄一という人物について、ひとつ驚いたことがありました。それは生年と没年です。1840(天保11)年に生まれ、1931(昭和6)年に亡くなっている。江戸時代に生まれた人が昭和まで生きていたことに、驚愕したのです。渋沢栄一にはそんなに昔の人ではないような印象を抱いていましたが、坂本龍馬や西郷隆盛な...続きを読む
  • 「人望力」の条件 歴史人物に学ぶ「なぜ、人がついていくか」
    この人ならという気持ちをもたせる偉人のインプットは出来ても、中々アウトプットとして行動を、どうしたら自然とできるか改めて考えるきっかけとなりました。
    歴代の偉人が数多く登場しますが、一人一人深掘りして読んでみたいと思いました。
  • 小説 上杉鷹山〈上〉
    感動した、語りも人物の会話も口語で非常に読みやすい。
    歴史小説というよりこれはビジネス書、それも経営者の範となる。
    ジョンFケネディも印象に残る日本人の名として鷹山を挙げたそう。

    今風に喩えれば、老舗の世襲企業に、突如やってきた外様の代表取締役、会社の内や派閥抗争ばかりで客を顧みない古参の取締役に...続きを読む
  • 渋沢栄一 人間の礎
    来年の大河の主人公「渋沢栄一」を短くも、解りやすく語る、作者・童門冬二氏の構成に感謝。渋沢栄一の思想、考え方の推移が良くわかり、彼の後半生の偉業が感じられる。
  • 小説 上杉鷹山〈上〉
    面白い。
    現代版に読み易く書かれている。小説版なので、何処まで史実に忠実か分からないが、面白い本になっている。
    現代でも通用する。
    改革は、人の気持ち次第という事か。愛が必要。win-winにならないと。諦めない。小さい事からコツコツと。
  • 90歳を生きること―生涯現役の人生学
    90歳までは、まだかなりあるけど以前講演をきいたり、鷹山の本を読んだりしたことがあったので読んでみた。相変わらず、切れのいい年齢を感じさせない人生学だった。見習いたいものだ。
  • 渋沢栄一 人間の礎
    2024年から発行される新一万円札の肖像になる人物、渋沢栄一氏。

    恥ずかしながら存じ上げなかったので読んでみた。

    いやぁ、これは読んでおかねばならない内容ですよ。
    日本人なら知っておくべきです。
    何せ一万円札ですからねぇ(汗)
    来年の大河ドラマにもなるようですね。見ないと思うけど。
  • 渋沢栄一 人間の礎
    人との出会いによる化学反応

    論語をベースとした実業の考え方

    地下に流れる水流を感じ取る力

    圧巻である。
  • 小説 上杉鷹山〈上〉
    もっと早く読めばよかった!
    いやでも、いま読めてよかった( ̄ー ̄)bグッ!
    藩のピンチのときに若くして藩主になり、改革に踏み出すその姿はかっこよすぎます!
    人格者、これぞトップに立つ者の見本のような人だと夢中で読みました。
    覚悟を決めて立ち上がって、まずは仲間を集めて、自分たちが変わろうと語る姿は...続きを読む