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Posted by ブクログ 2019年09月07日
大河ドラマ「天地人」を中途半端に見ていただけだったので、故郷のこの武将について、これまでよく知りませんでした。本書ですっかりファンになりましたよ。上杉謙信から受け継いだ武将としての切れ味と、農業をベースにした国造り。国替えで越後から会津、そして米沢へ移っても、その姿勢は変わりませんでした。秀吉、家康...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月01日
直江兼続という人間の考え方、葛藤、盟主である上杉景勝との関係、上杉家内の対立、友情以上の結びつきを持った石田三成との関係、豊臣秀吉との心理的暗闘、上方勢と非上方勢の違い、会津30万石に減封後の国の切り盛り方法等、とにかく最初から最後まで、直江兼続という人物をよく理解できる話に満ち満ちている。
単な...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年06月25日
決戦前の筆に情熱と饒舌とを注ぎ込めば注ぎ込むほど 決戦後の兼続は 目指す処を失い去勢された 尻窄み且つ尻切れな姿に終わりがちである。直江兼続というのは天下規模での話題に事欠かない存在で在りながら 最期まで題材にし尽くすという意味では 寧ろ扱いにくい武将ではなかろうか。結局「直江状」迄が彼の生かと空虚...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年12月07日
直江兼続は、これまで「花の慶次」でしか読んだことがなくて、
何となく物足りない、優しくて良い人という印象しかなかった。
けど、この本でその印象が一変!
非常に面白かったです。
同じ二番手として、土方歳三も大好きだけど、
歳三&勇コンビよりも、兼続&景勝コンビのほうが私の理想の主従関係かも。
こ...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
この方の文体というか、人間の描き方がものやわらかでとても好きです。選ばれてあるテーマにまず好感を持てる所為でしょうか。豊臣秀吉、徳川家康、石田三成、伊達政宗等々、多くの世に知られた戦国大名やその家臣が登場して周知の攻防を繰り広げますが、鮮烈さや躍動感よりも、主人公兼続の、ある部分素朴とも言える心理の...続きを読む
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