[新装版]勝海舟の人生訓

[新装版]勝海舟の人生訓

950円 (税込)

4pt

4.2

勝海舟はもとは身分の低い御家人だったが着々と出世し、徳川幕府が倒れる寸前には幕府の終戦最高責任者として江戸無血開城を果たした。その後は明治新政府に参加し海軍大臣や枢密顧問官にもなっている。つまり勝は「二君に仕えた幕臣」の典型である。そんな勝の生きる姿勢を、「忠臣二君に仕えず」と苦々しく思っていた福沢諭吉をはじめとする世論。しかしながら勝は「白か黒か」の二者択一的なものの考え方や行動をとらなかった。「自分で、自分を窮地に追い込まない」、つまり自分を大切にするという、積極的で柔軟な自然体で人生に対していったのである。それは単にエゴイズムに走るということではなく、他人の意見を尊重し、他人の人格を尊重したからこそ、自分の人格を大切にした、ということなのである。本書は、勝海舟のたどった人生と、西郷隆盛、坂本龍馬、島津斉彬など彼がかかわった多くの人達とのエピソードをまじえながら語られる、含蓄ある箴言集。

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[新装版]勝海舟の人生訓 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年10月23日

    勝海舟といえば、・徳川の御家人から、幕府の要人に出世し・家茂、慶喜に仕え・にもかかわらず、坂本龍馬の師匠・江戸城無血開城を行うなどにより、大政奉還成功の立役者・明治政府でも主要人物といったことで有名である。出世したのち、大恩ある家茂るから、慶喜、そして敵方である明治天皇に仕えたことで福沢諭吉らに「二...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年03月07日

    2010年は大河ドラマが坂本竜馬でブームですが、同時代に生きた大人物勝海舟さんのことを童門さんが書いてます。おもしろいです。

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    Posted by ブクログ 2018年12月11日

    江戸城無血開城をした勝海舟という人間は非常に肝の座った人間であるなあと感心しました。

    また人を見る目が優れていて幕府などという小さなところから日本をみていなかったからこそ、大きなことを成し遂げられたんだなあと思います。

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    Posted by ブクログ 2011年11月20日

    当時の本当を知ることは出来ませんが、この本では、幕末において勝海舟ほど現実的だった人はいないと思いました。

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    Posted by ブクログ 2009年10月11日

    『困ったときにだけ人に頼るな』

    たいてい人にものを頼むときは一生懸命熱をこめてお願いする

    なぜか?

    自分が思うことを実現してもらおうとするから

    がお願いしたことがうまくいくと、お礼も言わずに遠ざかる人が多い

    なぜか?

    頼って得たことで満足してしまうから

    勝海舟の言葉
    「人と付き合うのは...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年12月29日

    ・攘夷のトップは船に乗せ、大阪湾から陸の防護を見せ、贅沢合戦をしていた奥の院は庶民の場に遊ばせる。何を見せ、その人の世界を覆すか、その気にさせるか。

    ・京都、大阪の攘夷過激派の若者が幕府方(新撰組など)とぶつかり、人財が無為に失われるので一時攘夷の若者を北海道に移しのちに海軍に組み込もうとしていた...続きを読む

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