平山瑞穂のレビュー一覧

  • エール!(1)
    短編集。
    正直実を言うと特に好きな作家さんがいるというわけでもなくて
    なんとなくで読んだのだけれどとても面白かった。

    どれも仕事やプライベートであるいろんな日常に、
    共感しつつ励まされるような話運びでほっとできる。

    独立した短編でありながら、お話の間に小さな相互関係もあり
    そうしたところもちょっ...続きを読む
  • あの日の僕らにさよなら
    高校時代にふとしたきっかけで離れてしまった男女が
    11年後に再会し 過去を振り返り 清算する話。
    新聞広告で 話題本と紹介されていたけど
    う~ん それほどでも…という感じ。
  • あの日の僕らにさよなら
    書評で取り上げられていたのを見たし、オビには絶賛コメントもついているし、書店に平積みになっていたので、つい、わざわざ買って読んでしまったが、どうということもないセイシュンストーリーとしか受取れなかった。人の分岐点はいつどこにあるかわからないし、おりふし過去を振り返ることも精神安定の上からは有益だとい...続きを読む
  • エール!(3)
    ぼちぼちですかね。
    何となく流し読みしてしまいました。

    原田さんの作品が、よかったかな。
    あとは、日明さん森谷さんの読みやすいかんじですかね。

    伊坂作品も何となく流してしまったから、
    全体としては、少し期待外れでしたね。
  • あの日の僕らにさよなら
    出だし部分と終わり部分は、結構興味深く読めたが、真ん中あたりは、ダラダラ、女遊びの様子が続き閉口した!
    もっと、簡潔に書き上げてもいいと思うがどうだろう?
    最後が、いいだけに、この中だるみが残念に思う。
    最後を読まないと、評価1くらいにに終わってしまいそう?
    読み終えて良かった!
  • あの日の僕らにさよなら
    昔の恋人に電話したくなる本っていう帯に惹かれた。きゅんってなるようなのを想像して裏切られた。重い。とにかくネガティブ。でも共感出来る。自分の分岐点はどこだったのか?その選択は間違っていたのか?ただ言えるのは過去があるから今の自分がいること。
  • プロトコル
    仕事中にアダルトサイトを閲覧していたことが暴かれ懲戒解雇となった影山次長のカスっぷりに呆れるが、なんだか憎めないキャラだ。
    全体的な話としては特に派手な展開をするわけではないが、アナグラムをつかったあの仕掛けはおもしろいと思った。
  • エール!(2)
    お仕事小説アンソロジーの2。
    3を先に読んでいるのだけれど
    これシリーズは執筆陣も豪華だし
    内容もバラエティに富んでいて楽しく読めていいね。

    テーマは働く女性達への応援アンソロジーとのこと。
    このシリーズは日常にちょっと疲れちゃったときに
    ほっと一息つくのに調度いい。

    さてと。
    明日は月曜日。
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  • 忘れないと誓ったぼくがいた
    感動したし泣けたけど、あんまり面白くはなかった。タイトルから結末はなんとなく想像できていたけど、思ったよりスッキリしない終わり方。
    結局あずさは何だったんだろう。ファンタジーだし深く考えるのもどうかと思うけど、普通に産まれてきて普通に育ったのに高校生というタイミングで「消える」。その17年だか18年...続きを読む
  • エール!(2)
    いろいろな仕事に就いて働く人たちのアンソロジー。2作目。

    どの人も初読だったのかな。

    現実で衝撃的なことがあったため集中できず。
    仕事は何事もなかったかのように行っているけど
    読書では現実逃避しきれなかった。。
  • エール!(2)
    女性のお仕事小説アンソロジー第2弾。
    1作目よりヒロインの仕事や環境がバラエティに富んでいて面白かった。世の中には本当に様々な仕事がある。
    坂木司と光原百合以外は初読だったが、どれも読後感さわやか。
  • あの日の僕らにさよなら
    本屋でオススメしてたので購入したが、意外と普通の内容。
    最初の設定+オススメにのって期待しすぎてしまったからだとおもいますが…
  • 株式会社ハピネス計画
    巻き込まれ型主人公による「幸せ」をめぐる怒濤のエンタテインメント・・・らしい。なんでこうなったかなの嵐。
  • 僕の心の埋まらない空洞
    ストーカー男の独白と、それに影響されていく検事のお話が交互に出てきて、これが結構面白い。検事のイメージが読み始めと読み終わりだとだいぶ変わってしまった。すこーしずつ変わっていって、気づけばすっかり侵食されている感じ。でも、理路整然とした文章で、ストーカーの嫌らしさがあんまり出ないかなと思った。
  • 株式会社ハピネス計画
    少し異質な現実に飛ぶことしばしば。足元が覚束無いままのハッピーエンドは、どこか架空の幸せのような印象…
    事実は小説より奇なり、だったりするかな。
  • 僕の心の埋まらない空洞
    人ってぽっかりと穴が空いてて、その穴の深さとか、どうやったら埋まるか、とか人それぞれよねー、って友達と話してたことがある。ショッピングで80%埋まる人もいれば、30%くらいしか埋まらない人もいる。
    そういうのがこの検察官と鳥越の共有できる部分だったのかなぁ。
    分かるようで分からない、現実的なようで、...続きを読む
  • 僕の心の埋まらない空洞
    色んなジャンルを書く作家、平山瑞穂、今回は検事物です。

    2つの目線で話は進み、主人公の検事荒木倫高の不倫?物語。

    鳥越昇の供述による話でつながっていきます。

    ラストは若干う~~~んと感じてしまうが、やっぱり物理的な距離があるとキモチも離れるでしょう…。
  • 3・15卒業闘争
    ■うーん。難しい。

    ■ひとつひとつのシーンはとても面白く読めるんだけど、舞台設定とか細かなディテールが気になりだすとちょっと辛い。こういう作品もあるんだなぁ。
  • プロトコル
    ネット通販会社に務めるOLの有村ちさとは社内の派閥争いに巻き込まれ、間接的に景山という男をクビにしてしまう。その景山は有村を恨みに思い、彼女から会社の膨大な量の個人情報が流出するように画策する・・・
    「ポンコツというのは、言い得て妙だ。その語自体が既に語彙として歴史的使命を終えつつあり、それ自体のあ...続きを読む
  • ラス・マンチャス通信
    ある少年の不思議な生涯を記した短編集。
    としか紹介できませんw

    わけのわからない物体が出て来て、抽象的な表現、謎が謎のまま物語が進むんだけど、そこに不思議な吸引力がある。
    読みやすいし理解しやすいのに、わけがわからないという奇妙な感覚に陥りました。
    この話はどこに向かってるのだろう?みたいな。
    ...続きを読む