僕の心の埋まらない空洞

僕の心の埋まらない空洞

1,496円 (税込)

7pt

3.3

栄転を目前にした検察官が最後に手がけた事件は、社内不倫の果ての殺人だった。故意なのか、それとも事故なのか。「検事さんにだけは本当のことを知ってもらいたい」と、恋の始まりから終わりまでをねっとり語る被告の言葉が、真面目な官吏のおだやかな毎日を少しずつむしばんでいく。思わず我が身を振り返る心理サスペンス長編。

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僕の心の埋まらない空洞 のユーザーレビュー

3.3
Rated 3.3 stars out of 5
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    Posted by ブクログ

    殺人犯の鳥越昇を取り調べている検事の荒城倫高.昇の自己撞着的な発言に何か共感を覚えて、しゃべらせるままにしている.倫高を取り巻く女性との関係が述べられているが、女性のお喋りのように結論がすっきりしないのがやや不満だ.

    0
    2013年02月17日

    Posted by ブクログ

    斬新なストーリー展開。読んでいてざわつくテーマだけど面白かった!
    彼も彼女も甘いんだよ、と思うけど、その甘さ加減も一種のコミュニケーションだとは知ってる。でも本でも現実でも、やっぱ好きになれないですこういうの。

    心の中の絶対に埋められない空白。
    埋められないことがわかっていながら、埋めたいという衝

    0
    2017年09月03日

    Posted by ブクログ

    容疑者と検事の重なる部分が巧妙に書かれている。人間の中にある欲望というものは立場関係なくみんなにあるものなのかもしれない。

    0
    2016年09月12日

    Posted by ブクログ

    ストーカー男の独白と、それに影響されていく検事のお話が交互に出てきて、これが結構面白い。検事のイメージが読み始めと読み終わりだとだいぶ変わってしまった。すこーしずつ変わっていって、気づけばすっかり侵食されている感じ。でも、理路整然とした文章で、ストーカーの嫌らしさがあんまり出ないかなと思った。

    0
    2013年05月29日

    Posted by ブクログ

    人ってぽっかりと穴が空いてて、その穴の深さとか、どうやったら埋まるか、とか人それぞれよねー、って友達と話してたことがある。ショッピングで80%埋まる人もいれば、30%くらいしか埋まらない人もいる。
    そういうのがこの検察官と鳥越の共有できる部分だったのかなぁ。
    分かるようで分からない、現実的なようで、

    0
    2012年12月28日

僕の心の埋まらない空洞 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    新潮社
  • ページ数
    255ページ
  • 電子版発売日
    2013年03月01日
  • コンテンツ形式
    XMDF
  • サイズ(目安)
    1MB

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