平山瑞穂のレビュー一覧

  • 3・15卒業闘争
    永遠に卒業できない中学校を舞台としたプチSF。全体的な話しの流れはそこそこ雰囲気があって楽しめるのですが、肝心の結末がどうにもよく理解できませんでした。
  • 忘れないと誓ったぼくがいた
    最近、彼女が消えちゃう話が流行っているんだろうか。
    主人公が、進路を決めるくだり、自分はあまり真剣に考えずに流されちゃってたなあと思った。
  • 忘れないと誓ったぼくがいた
    近い将来に自分が『消え』て、みんなから忘れ去られてしまう。
    自分の大切な人がそうなったら耐えられないな。
    それこそタカシのように、なりふり構わずつっぱしってしまうかも。

    記憶って曖昧。
    だから私は記録するのが好き。
    でも、その場の感じって、その時にしか味わえないんだよね…。
  • 株式会社ハピネス計画
    婚約を一方的に解消され、会社を喧嘩して辞めた結果、何事にも無気力になっている男が、中学時代の同級生と再会して立ち直っていく話でしょうか。何がハピネスなのかも、同級生だった女性への想いも、私にはよく理解できず、中途半端なファンタジーという印象。
  • 忘れないと誓ったぼくがいた
    設定はさほど目新しいものではありませんが、語り口がうまく、引き込まれます。恋愛モノには苦手意識がありましたが、終始飽きることなく読めました。著者の他の作品も読んでみたいです。(デビュー作だけは読んだことがありましたがだいぶ作風が違っていたので、いろんなタイプの話が書ける人なのかな、と思いました。)
  • プロトコル
    アスペルガーを思わせる位融通のきかない主人公がゴタゴタに巻き込まれながらも、成長する。似たもの同士かどうか判断し辛いなぁ
  • プロトコル
    膨大な文字列の中から特定の法則性を見つけだす特異な能力を持つ半面、生真面目すぎて人間関係には不器用な有村ちさと。社内の派閥争いや個人情報漏洩事件に巻き込まれ、仕事や家族、恋人に翻弄されながら彼女が手に入れるものとは?コンピュータ間のデータ授受の約束事を示す用語「プロトコル」を、人間同士の関係へと昇華...続きを読む
  • 忘れないと誓ったぼくがいた
    彼女を忘れないようにするには、どうすれば良いか?記録と記憶のある意味戦い、かな。ファンタジックなエッセンスも加わり、切ない恋愛物語。ストレートなタイトルと内容が良いですね。
  • プロトコル
    主人公である有村ちさと、沖津さんを「優」とすれば、ちさとの妹ももか、景山さんは「凡」の代表である。「優」に対する「凡」の嫉妬、逆恨みのような感情があり、「優」は「優」でやはり葛藤や挫折を味わっているのだ。そんな登場人物達に感情移入しながら楽しみたい。ももかや景山さんはダメだなぁと思いつつも、つい肩入...続きを読む
  • プロトコル
    きっとギャフンといわせて終わるんだろうなぁと思ってたら、それはなく終わってしまいました。誰との関係を一番書きたかったのかなぁ…。作家さんは男性なんですねぇ。
  • プロトコル
    文字列から特定の法則を見つけ出す特異な能力。しかし生真面目すぎて人間関係はやや苦手な有村ちさと。

    花守部長に与えられた業務が景山次長を解任に追い込んでいたとはつゆ知らず、逆恨みは買うやら、個人情報漏洩事件に巻き込まれるやら、犯人はあいつだわ。やれやれですな。

    『プロトコル』はデータ授受の約束事を...続きを読む
  • シュガーな俺
    糖尿病って怖いよね。。。と思わせての
    以外に明るい(開き直った)終わりに少し安堵感。

    糖尿病家系の私には人事じゃないのよね。
  • 魅機ちゃん
    魅機MOUS(みきもうす)というどこかで聞いたことあるような名前の女性型ロボットをめぐるスラップスティックと思いきや、シリアスなエンディングにびっくり。ただ、この結末はむなしすぎる…
  • 忘れないと誓ったぼくがいた
    日本ラブストーリー賞とはウマが合う!と感じたので、
    この本を読みました。
    サクサク読んで、さわやかです。
    『消え』ちゃう、というメインテーマは苦手…でしたが
    高校生っぽさ、日常っぽさの書き方はとっても好きでした。
  • 忘れないと誓ったぼくがいた
    どんどんと周りの人から忘れられ
    フェードアウトしていく女の子と
    記憶に留めようと必死になるぼく。

    映像に残っても存在してた事が
    誰かの記憶に残らなければ最初からいなかったことと
    同じになってしまう怖さと切なさ。

    ただでさえ物忘れが激しいわたしも
    もしかしたらものすごく大切なだったこ...続きを読む
  • ラス・マンチャス通信
    森見登美彦先生大絶賛と書いてあったので。「アレ」としか書かれていない兄、確かにカフカ的幻想世界。オトナのようなコドモのような、ノーマルなようなアブノーマルなような。不思議、不思議。そして黒いよ、真っ黒で真っ暗。