平山瑞穂のレビュー一覧
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斬新なストーリー展開。読んでいてざわつくテーマだけど面白かった!
彼も彼女も甘いんだよ、と思うけど、その甘さ加減も一種のコミュニケーションだとは知ってる。でも本でも現実でも、やっぱ好きになれないですこういうの。
心の中の絶対に埋められない空白。
埋められないことがわかっていながら、埋めたいという衝...続きを読むPosted by ブクログ -
純粋に言えば、若い頃の苦い経験を克服して成長を遂げた話と言えるけど、せっかくの祥子の変な恋愛話が、いらなかった内容に思えてしまったのが勿体無かった。Posted by ブクログ
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前半は少し重たい?なぁと思いつつ、最後の最後まで重たい。再開してうまくやっていく、などという終わり方でもなく。
おそらく誰にでも経験のあることだと思う、特に学生時代には、中学、高校、大学、など区切りのあるなかで、むちゃくちゃなことをしてうやむやになりながら、なんとなく社会に出てしまっていることが。...続きを読むPosted by ブクログ -
『なんていうか、弱みを握られている安心感っていうのがあるのかな。変な言い方かもしれないけど。ほっとするんだ』
『本当にやりたいこと。ぼくにとって、それは何なのだろう?今まで、それを真剣に考えたことが一度でもあっただろうか。〜〜何がしたいかを本気で考える前にどうせ無理だろうと決めつけて、自分で道を狭...続きを読むPosted by ブクログ -
女性のランチでの悪口大会の描写から始まる。社内のイタイ人達を吊し上げる彼女たちは本当に楽しそう。副題通りのまさに「黒いランチ」。
標的は
「仕事が出来る女を演出し、横文字を使いまくり、流行りを追求しつつ、美人オーラですべてをごまかす底の浅い意識高い系女性」
「いい年してすっぴん、幼い系を意識した言動...続きを読むPosted by ブクログ -
*栄転を目前にした検察官が最後に手がけた事件は、社内不倫の果ての殺人だった。故意なのか、それとも事故なのか。「検事さんにだけは本当のことを知ってもらいたい」と、恋の始まりから終わりまでをねっとり語る被告の言葉が、真面目な官吏のおだやかな毎日を少しずつむしばんでいく。思わず我が身を振り返る心理サスペン...続きを読むPosted by ブクログ
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都築祥子と桜川衛の高校生の時のぎこちない恋愛の名残を引きずりながら、大学、就職へと続く人生。変わっていく衛とツインバロムに導かれるまま、ついてない男運に転落したかのような人生を送る祥子。最後自分を見つめ直す形でたどり着いた衛の幸福の形にほっとしたし、今度こそ祥子の幸せを祈りたい。Posted by ブクログ