鈴木光司のレビュー一覧

  • エッジ【上下 合本版】
    人が消えたり、星が消えたり、現実にはありそうもない話ですが、そこに物理や科学での説明が入ってくるとどことなく現実味を帯びてきてハラハラしながら読み進めました。そして冴子の父親の行方がかなり想定外です。
  • リング
    映画版よりずっと好きかも。
    井戸inテレビのアイデアとか、ホラー面では映画版に軍配が上がるけどお話的には原作の方が面白い。
    一つ一つの情報に辿り着く過程が凄く読み応えあるし、しかもタイムリミット付きというサスペンス。
  • なぜ勉強するのか?
    子供に対する、なぜ勉強しなくてはならないのか、という素朴な疑問に答える一つの解として、説得力があり、納得性が高い。将来の人生に役に立つ、というシンプルな答えを子供に対してしていたが、それを理解力、想像力、表現力の3つの力で表現していたのは論理的で分かりやすかった。社会に出てからは答えのない問題に対峙...続きを読む
  • リング
    映画も面白いけど小説も面白い!
    20年ぶりに読んだが結構覚えていた。さすが社会現象にまでなった作品。
  • らせん
    これもなかなかのぶっ飛び具合でしたねぇ…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    前作からどう繋げてくるのかな…? と戦々恐々とした気持ちで読みましたけれども、お話の方向性が…いやはや…前作はそれこそホラー…といった感じでしたけれども、今作はなんだか科学的な書物でも読んでいるみたいな気分になりました...続きを読む
  • ブルーアウト
    1890年の「エルトゥールル号遭難事故」を元に書かれた、爽やか系小説です。
    終始、串本のキレイな海がイメージされる清涼飲料水のような月9的物語。(恋は無いけど)
    たまには、こう言う分かりやすく、誰も撃たれたり刺されたりしない話もいいですね。
  • らせん
    リングが記者の書いたの日記が小説になり、さらに映画化されてウイルスが拡散していくという描写が現実とリンクしていて面白かった。現在はもはや貞子は、パチンコになったり政見放送や始球式に出たりなど一種のギャグキャラと化している。この小説を読むとそれこそが貞子の目的であることがわかる。当時この小説読んだ人は...続きを読む
  • らせん
    前作のリングは映画等で概ねの内容を知っていたものの、その続編となる今作は全くの初見で読んだ。
    リングが意味がわからない事を恐怖とする正統派なホラー小説だとすれば、今作のらせんはホラーを科学的に解明していくようなドキドキ感があった。
    理解不能な恐怖ではなく、どこまでもリアルで書かれている事が理解できる...続きを読む
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション
    名作の寄せ集めなのでもちろん良い
    ただ半分は読んだことある作品だった
    読んだことなくて面白かった作品が収録されてる短編集を買うことにした
  • ループ
    当時読んでたら幻滅してたかもしれんが、色々分かってて読むと面白いSFだった。リングとらせんの背後の出来事。結局これは高山竜司の物語なのだなと。
    しかし肝心な「貞子とはなんだったのか」が明かされない。なぜ彼女の念から生み出された映像に停止コードが埋め込まれていたのか。想像するには、貞子自身がループに仕...続きを読む
  • らせん
    復活した貞子の、奔放かつ、しおらしく、知的な振る舞いに戸惑う。映像でモンスターとして描かれる貞子とはまた違うパーソナリティで面白い。
    こうなってくると、貞子の意思なのか天然痘ウィルスが引き起こした絶滅回避システムか、分からなくなるな。
  • ループ
    リング三部作完結

    読み終わりました…!
    リング、らせんと一気読みしたんだけど、ループは時間がかかりました。
    なんせSF系全般昔から苦手でして、、これはもうホラーではなくSFですね。
    だけど面白い。一気にはいけなかったけど完結編、凄すぎて…よく言えば味わってしっかり堪能出来たかな。

    リングを読むな...続きを読む
  • リング
    面白かった!
    映画はずっと昔から見ていて知っていたけど原作読むのは初めてでした。映画が本当に怖い分すごく身構えていたけど、ホラーというよりもホラーミステリー。恐ろしい要素はほぼ無くて、主人公は呪いというトリックを解く為に奔走する探偵みたいでした。
    主人公がオールドタイプというか…かなり物事を考える視...続きを読む
  • らせん
    ………これは…

    『リング』だけで読むのやめていたら勿体無いやつ…(;´Д`)




    『リング』は序章にすぎません。

    内容は、より化学的になっていきます。

    怖いかと聞かれると、全然怖くありません。

    と言うか、面白いので、夢中になって読みました。先が気になる(*´艸`)

    ホラーというより、サ...続きを読む
  • リング
    長年積読してたリングシリーズ
    映画を観返して満足してました。笑
    映画では元夫婦だったふたりが本では男同士の旧友。
    映画ではホラーオカルトに振り切ってたけど本ではミステリサスペンス要素が強め。

    圧倒的に本の方が面白い。
    映画を観てるから大まかな流れは分かってるんだけど飽きないのは凄い。

    映画の追加...続きを読む
  • リング
    怖さは、そこまで怖くなかった!
    が!ストーリーは優秀である!
    なのでめちゃ楽しく読めた!(´﹃`)

    ジャパニーズホラー映画の傑作と言えば!
    『リング』!
    日本を恐怖のどん底に落とした
    トラウマ級の映画!
    かく言う。僕もその中の1人であり
    20年以上前に観た作品にも関わらず
    今でも鮮明に恐怖に慄いた...続きを読む
  • ループ
    鈴木光司による「リング」シリーズ、第3作。「リング」シリーズは、この後『バースデイ』、『エス』、『タイド』と刊行されているが、本作『ループ』が一応の完結作となっている(「リング」三部作)。

    科学者である父親と優しい母親の下、平穏な生活を送る小学生の馨。「自分の存在を含めた世界の仕組みをどうにか解明...続きを読む
  • リング
    有名すぎる映画の原作。ホラー映画は怖くて無理だけどホラー小説は読みたい。
    映画未鑑賞でも「貞子」が井戸の中から出てきてテレビからのっそり…というシーンは知っている。最早ホラーアイコンとなり強烈なイメージだけひとり歩きする彼女だが、本を読むと印象が変わりますね。

    原作、映画のような直接的に「キャーッ...続きを読む
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション
    岩井志麻子と澤村伊智がよかった。

    岩井志麻子先生、バラエティ出てきた時文章との差にぶっ飛んだもんな。今回も硬くて陰鬱な空気感。読み慣れるまでちょっとかかる。

    学校は死の匂い。うん。好意、真っ直ぐ返ってきてほしいよね。古市くんがいい人格付与されてるなぁ。
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション
    どれも面白かった。
    『リング』著者の鈴木光司の作品は初めて読んだが、リアルな生々しさがあった。
    特に好きだったのがビルとビルの隙間に落ちる『五月の陥穽』。

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    角川ホラー文庫約30年の遺産!90年代から現在までの最恐セレクション。

    1993年4月の創刊以来、...続きを読む