鈴木光司のレビュー一覧

  • タイド
    意外と評価が低いレビューが多くて戸惑うけど、すごく面白かった。 神道や仏教を絡める要素は好きだし、現生がホログラムって世界観は面白い。
    ただシリーズとの関連性に一部無理があるように感じたが、その点を加味しても良作だと思った。とくにらせんのストーリーと矛盾が多いのでは・・
  • 鋼鉄の叫び
    特攻というものは、日本人だから理解(賛成ではない)できる日本独特の集団的心理
    で、それに追いつめられて逃げられる若者なんて殆どいない。それをやってのけ特攻
    から帰還した兵士。
    強い意志を持つことも大切だが、これを表に出さず和を尊ぶのもこれまた日本人。た
    だただ共感するだけではなく、色々と考えさせてく...続きを読む
  • エス
    これまでのシリーズを読んでいればホラー的な怖さは半減以下に感じると思う

    時代が変われば呪いの形も変わるのね

    この竜二さんはいったい・・?
    何度も生まれ変わってるの?
    自殺者の増加の原因は?
    清美が持ち込んだUSBも竜二が仕込んだもの?
    関係あるのか無いのか分からない・・

    でも孝則がリングに辿り...続きを読む
  • 樹海
    6話構成になっているけれど登場する人物は、どこか細い糸でそれぞれが繋がっていて そしてどこか不幸としか思えない人生をそれぞれが送っていて…所謂 幽霊話でゾクゾクするようなホラーでは無い。でも、この人物はどうなって行くのだろう?と先を読みたくなる…が、なんだか登場人物が多いせいもあるけれど長いお話だっ...続きを読む
  • 鋼鉄の叫び
    場面の描写が長いので長編になったが面白いので休むことなく読める。
    作者の表現力は素晴らしく読みやすい文章だ。話は出来すぎなところがあるが小説だから仕方ない。特にインディアンに結びつけるところが、「えっ、これってあり?」と思うが。
  • 鋼鉄の叫び
    (オーディオブックにて)
    特攻隊にまつわる物語。その物語自体は素晴らしい。おそらくかなりの取材をしたのでしょう。
    話したくない人たちもたくさんいたことはこの小説を読んでいてもわかる。
    そして驚く邂逅と事実に行き当たる。
    そこに不倫となる恋愛が意味もなく絡まっているところがどうかな、と思ったけど。
  • なぜ勉強するのか?
    「リング」などの著者で有名な鈴木光司さんの書かれた本です。
    なぜ勉強するのかの問いに対し、
    「理解力」「想像力」「表現力」を身につけ社会にでた時に人類の進歩に貢献することが勉強することの意味、意義との考えを示されている。
    まさに勉強そのものに対しての意義は、その通りだと思います。

    ただ、これに加え...続きを読む
  • ループ
    これを読んで初めて、リングの続編があって良かったと思えた。このリングシリーズは三部作で一応完結したが、まとまったストーリーのお手本のような気がする。この作品だけは映画化されていない?と思うが、主人公の出生の秘密を知ると、それも仕方ないね。
  • 人間パワースポット 成功と幸せを“引き寄せる”生き方
    「タイド」って本があって、
    帯を見たら「貞子転生」ってあったんで買ったんですが、
    新リングシリーズの2弾目だったらしい。。。
    で、
    1弾目の「エス」を購入し、
    読み終わったが微妙に記憶がない。。。
    そう、
    最初の「リング」を忘れてる部分が多く、
    読み切れてないのです。
    で、
    「リング」を購入!
    「リ...続きを読む
  • ループ
    『らせん』が一作目の続編だとするなら『ループ』は広がった物語を再度収束させるような作りになっていた。ホラー作品の代名詞みたいに思っていたけどシリーズが進むにつれてオカルト要素は次第に影を潜め、三作目に至ってはもはやサイエンスフィクションの趣になってしまった。読み進めるごとに前作の見方が変わっていく作...続きを読む
  • タイド
    「エス」や「リング」全ての謎が解明できた完結編?なのですかね?貞子の真の狙いが、ついに解明されたのでした。
    実は高山竜司が「リング」シリーズの鍵だったようです。
    壮大な展開がついに終わり、読みごたえがあったシリーズでしたね!
    でも、茜を軸とした新展開もあるのかな?と考えたりもしてしまいます。
  • 楽園
    ホラー作家のイメージしか無かったけど、認識を改めねば。ストーリとしてはひねりのない王道ではあったが、とても好きな展開なので不満なし。ロマン溢れる素敵な作品でした。
    あらすじ(背表紙より)
    太古のゴビ砂漠。部族の若者ボグドは、美しき少女ファヤウを自らの力で迎え入れ、夫婦となるが、他部族の襲撃により引き...続きを読む
  • 野人力 オヤジが娘に伝える「生きる原理」(小学館新書)
    鈴木光司さんの本はじめて読んだけど、こんなふうに暑苦しいひとなのね。いい意味で。自分と似てるところもあって、ちょっとおもしろかった。私も、できるだけ野性的に生きたいなって思ってる。みんなやさしいけど、やさしさを発揮する勇気がないんだっていう話は、めちゃくちゃ共感した。そう、勇気がないねんなぁ、自分も...続きを読む
  • バースデイ
    リング、らせん、ループが好きな方なら読んでおくべき一冊と思うが、これ単体で読むには少し物足りなさを感じるかも
  • なぜ勉強するのか?
    勉強するんです。
    親が勉強の楽しさ大切さを教えるんです。
    仕事の楽しさもそう。
    未来は希望で溢れてるんだ。
    伝えるんだ。
    親の背中見て育つとかないから。
    しっかりと伝えるんだ。
  • エッジ 下
    太陽の黒点だとかってより宇宙の相転移だったと、そしてグングン進んで人や物質が消える状態に。地球ってか銀河系が消滅する前に、失踪の原因だったワームホールに逃げ込んで別の宇宙へって。んでなんと精二がパパだったと、悪魔へと堕ちた。んで冴子はワームホールくぐったら帝王切開で生まれてくるとこに。精二が落ちて自...続きを読む
  • 楽園
    三つの時代に渡る男女の別離と邂逅の物語。
    いい話だったけど、再読したいほどではない。

    「神話」では先史時代の中央アジア砂漠の民の夫婦が、侵略によって離ればなれに。男は数百年に一度繋がる海を越えるために船出する。

    「楽園」は十八世紀の大航海時代か。ポリネシアのある未開の島の原住民の娘と、漂流したア...続きを読む
  • 楽園
    友人に勧められた一冊。
    リング、らせんで有名な鈴木光司の著作ということなのでホラーを想像していた。

    作者の名前以外何の情報も無しで読んだので意外性もあり、物語をどう収束させていくのか気になり、無心にページを捲ってしまった。

    あらすじなど何も見ないで読んで欲しい。
    ★4

    ってことで以下ネタバレっ...続きを読む
  • リング

    リングを初めて読んで

    一気に読みました
    ストーリーは知っていましたが、
    実際に読んでみると細部に渡って知ることが
    でき満足感があります
    貞子には、怖いというより哀れさを感じました
    最後が知りきれとんぼなので、その後が気になる
    作品です
  • エッジ 下
    ホラーと称して良いのか、けれど、やはりホラーだという結論に至る小説。あり得ないようで、あり得ないと言い切れない。だからこそ、怖い。