宮部みゆきのレビュー一覧
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ひらすらに怖かった「事始」に比べ、「事続」の本作はユーモラスというかキュートというか、ほっこりほのぼの系のお話と、あやかしと人間と、怖いのは一体どっちなんだろうと考えさせられるゾワっと怖いお話、バランスよく配置されてます。登場人物も三島屋の面々に加え、草履屋の若旦那清兵衛、おたか、いたずら三人組、「...続きを読むPosted by ブクログ
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素晴らしい。
シリーズの大ファンになりました。
季節に合わせたお菓子や客人の着物の気かたや柄などすべてが鮮明に映るようできれいだった。そしてやっぱり宮部さんの人描写、心の書き方が上手いPosted by ブクログ -
深い作品に出会えた。
ただの冒険ファンタジーではなく、しっかりとしたテーマが私に次々に突き刺さってきた。
(自己啓発.哲学?)
自分の命、他人の命、自分一人の人生、多勢(他人)の人生、運命という旅をしながら成長していく主人公、自分が変わる事で周りが変わる、自分が強くなる事で周りが幸せになる。亘少年...続きを読むPosted by ブクログ -
皇なつきの作品は、中国ファンタジー物をよく読みましたが、この作品は宮部みゆきの世界を良く表現していて、もっともっと漫画化してほしいと思いました。三島屋シリーズやお初シリーズも皇なつきで漫画化してほしいです!
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おもしろかった!
絵柄だけなら選ばない作品だけど、大好きな宮部みゆきの原作って事で手に取りました。
内容も江戸の町の雰囲気も気に入りました。
続きがあったら読みたいなあ。 -
宮部みゆきの一つの世界である江戸の人情噺と怪談噺。その話もあることながら、本人の短編を再読して新たな感動とともに、岡本綺堂と福澤徹三の短編の怪談が楽しめて良かった本。Posted by ブクログ
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単行本では代替わりした富次郎(小旦那)編の6作目が現在出ておりますが、おちか編の5作目を読了後に1度全巻通して読みたいなぁと思っていました。図書館で借りて読んでいたので文庫版をまとめて買おうと思っていましたが、何しろ分厚い!文庫でも厚い!狭い我が家の本棚には厳しい!!と悩んでいた所で電子版、しかも5...続きを読む
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鉄がうちの飼い猫とだぶって楽しく読めた。
きっと死んじゃうんだろうなって思いながら読んでいたから
ラスト戻ってきてくれて良かった!
もう20年も次作が出ていないからこれでこのシリーズはおしまいなのかな。残念!Posted by ブクログ -
SF短編集。どの話も結構面白かった。おすすめ。
宮部みゆきさんの「さよならの儀式」とか、ほろっとする。
個人的には、完全ヴァーチャルの世界で生きる人間たちを描いた山本弘氏の「リアリストたち」が好きかな。それと独特の一人称の形式で書かれた新井素子さんの「あの懐かしい蝉の声は」も良かった。。Posted by ブクログ -
面白かった。
三島屋シリーズの感じが好きだからこの本も好き。
こっちは本当に幽霊が見える感じ。たまに残留思念も読み取る。
私は、吉良が悪いと決めつけてたから討ち入りに、こういう見方もあるのかと思った。
長屋の住人が五月蠅くもあったかいなって思った。
名前のせいでころされた子達かわいそうすぎるな。Posted by ブクログ