宮部みゆきのレビュー一覧

  • あんじゅう 三島屋変調百物語事続
    人の不思議な話を聞き集めていく「三島屋」シリーズの第二弾!くろすけの話は切なくなるし、その他ユーモラスな話、妬み恨みの話など4つの話それぞれ面白かった!
  • 三鬼 三島屋変調百物語四之続
    どの話も心に残る話だった
    あの世に行く覚悟がなかった画家と覚悟があった人との違いにハッとさせられた
    ひだる神の話はうってかわっていい話なうえに料理が美味しそうでほっこりだった
    利一郎さんがいなくなってしまって、おちかちゃんはどうなるのかも気になる
  • おそろし 三島屋変調百物語事始
    宮部みゆき先生の歴史小説大好きです。
    心に傷がある少女が百物語の聞き手になることで、誰もが抱える心温まる傷や苦悩に向き合いながら、自分の心の傷に向き合い、少しずつ前を向いていく再生と成長の物語。宮部みゆき先生の描く江戸時代の情緒を感じるのがまた楽しい作品。
  • あんじゅう 三島屋変調百物語事続
    宮部みゆき先生の三島屋変調百物語第2弾。
    4話すべてが面白くて、感動あり。
    時に、3話目の暗獣(くろすけ)のお話がたまらない。くろすけが健気で可愛過ぎて、悲しく切なくて涙無しには読めなかった。
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続
    宮部みゆき先生の三島屋変調百物語第3弾。
    今回は、かなり重いお話ばかりだった。
    怪談話会が催される様子を想像するのが楽しく、参加してみたい気持ちになりました。
    江戸時代情緒、最高!
  • おそろし 三島屋変調百物語事始
    17歳の”おちか”がお店を訪れる人々の不思議な話を聞いていきます。不思議な話とはおばけや霊といった話だけど、どれも面白かった!そして、意外な最後の結末やおちかの変化なども面白く良かった\(^o^)/
  • あんじゅう 三島屋変調百物語事続
    三島屋変調百物語シリーズの第2弾。おちかさんはじめ1作目からの主要メンバーに加え、新たな常連になりそうなメンバーも多々登場し、いよいよ長期シリーズ体制が整ってきた感じ。

    本作ではおちかさんの心の重しも少しずつ軽くなってきているのか、合いの手も前作より調子が良いような…。聞き手としても腕が上がってき...続きを読む
  • おそろし 三島屋変調百物語事始
    ずっと避けてきた時代モノ。怖い話読みたさに、手を出した。

    結果、ビックリするくらい、するする読めた!ほぼ一気読み。昔は今より、妖怪とかもののけとかいそうなので、話がすっと入ってきた。人ってなんか、哀しい
  • おそろし 三島屋変調百物語事始
    短編でありながら、大きな流れの連作である本。
    誰しもが持つ心の陰。若い者の過ち、年寄りの懐の深さ。怪談話の底に流れる人情話に涙しました。
    何度読んでも胸に沁みます。
  • おそろし 三島屋変調百物語事始
    今日、曼珠沙華を見て、自分が体験したかのように、「思い出した」。ぞくぞくぞくぞく。思い出した、んじゃなくて、本で読んだんだ、とわかるまで、3秒ぐらいなのかな。
    これぞ読書の醍醐味。
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続
    表題作、久々に来ました、宮部みゆき is back。
    前巻まで切り詰め感が不足していると感じていたのですが、本巻、ようやくソリッドな感覚。こうでなくっちゃ。こういうお噺は短編能力が問われると個人的には感じておりまして、この観点で本巻はそれが遺憾なく発揮されているかと。
    怖いけど次に読み進めたい、良質...続きを読む
  • あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続
     何かの折にふっと思い立つ。そんな風にして、今年このシリーズを読み始めた。
     ひとつひとつの話が、大きな世界を構築する。今回も、その世界を巧みな技で、緯経がキュッと締まる。
  • 三鬼 三島屋変調百物語四之続
    傷心のおちかが三島屋にきてから、”お客様”の話を聞くうちに、自らが考え動き、日々成長していく姿に読者として微笑ましい気持ちになっています。

    今回は『おくらさま』を読み、ついにおちかの気持ちの中に新たな前向きな気持ち、というか決心が意思表示されなんともうれしい。

    わけあり老女のお梅がお客様として三...続きを読む
  • ほのぼのお徒歩日記(新潮文庫)
    普段何気なく通過している場所がたくさん出てきて面白かった。
    涼しくなったらまずはお堀の周りを歩いてみようかな。
  • ブレイブ・ストーリー 上
    2003年刊行のファンタジー。
    文庫化された当時にすぐ買って、その後借りパクされて手元に無くなっていた既読未登録のものを改めて購入し再読しています。

    宮部みゆきにとっての2003年は、「時代物ばかり書いていた」スランプを脱し、直木賞受賞から4年、「模倣犯」刊行から2年後。
    よく言われる「脂の乗り切...続きを読む
  • はじめての
    この小説母親は前作よりも話の内容が濃くなっていて読み応えがありました。二人で手紙を交換していく話がリアリティがあって私だったら誰に手紙を送るのかなと考えていました。
    2度目でも色々な話があるので飽きない
  • あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続
    三島屋シリーズ五弾。これまで三島屋の変わり百物語の聞き手をしてきた姪のおちか。親しくなっていた貸本屋瓢箪古堂の若旦那勘一の元へ嫁に行くことになる。
    勘一が語ることになった怪異話には、三島屋では語られなかった続きがあった。そのことに気づいていたおちかはそれを問いただす為に勘一の元を訪れる。そして、彼と...続きを読む
  • あんじゅう 三島屋変調百物語事続
    再読です。三島屋変調百物語をまた読み直しています。

    妖も怖いけど、生きている人間も怖いなぁと思いました。(2話目の話かな)

    表題になっているあんじゅうは、怖い噂のあるお屋敷に住むあやかしと、噂を知りつつも住んでいた老夫婦との交流の話。

    最後は少し切なくなりました。
  • あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続
    読むペースが遅い私ですが、三島屋シリーズは分厚いのに、いつもより読み終えるのが早い。
    それ程に面白いです!

    今回はおちかが大きな決断をして、そうなるのか!と驚いてしまいました。
    寂しいけれど、おちかには幸せになって欲しい!

    宮部みゆきさんの作品は、登場人物が多いから、人間関係が複雑になる程に内容...続きを読む
  • 三鬼 三島屋変調百物語四之続
    親友に勧められて読んだ。親友が、おもろいで、三鬼とか後味悪いのもあるけどな、と言ったから覚悟して読み進めた。そのせいか、三鬼が一番、印象に残った。作中でも指摘されてたが、主人公の弱い人に寄り添う気持ち(それが仇になることも)が救いのある展開に繋がっていると思う。