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歴史・時代 2位
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三島屋の主人伊兵衛は、傷ついた姪の心を癒やすため、語り捨ての変わり百物語を始めた。悲しみを乗り越えたおちかが迎える新たな語り手は、なじみの貸本屋「瓢箪古堂」の若旦那勘一。彼が語ったのは、読む者の寿命を教える不思議な冊子と、それに翻弄された浪人の物語だった。勘一の話を引き金に、おちかは自身の運命を変える重大な決断を下すが……。怖いけれども癖になる。三島屋シリーズ第五弾にして、第一期の完結編!
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Posted by ブクログ
だんまり姫が秀逸。 面の家が胸糞悪い。 この二つが対を成して、語り手の人と為りで物語の全容、捉え方をガラリと変えてしまうのだと実感。 あやかし草子で大きく動いたおちかさん、末長くお幸せに!
三島屋シリーズ第一期完結。 暗闇で視線を感じるような話やちょっと笑える所がある話など五編 第四話「あやかし草紙」P511-7行目。おちかちゃんの気持ちが、こちらまで伝わってきて同じ感情になってしまった。 P520-15行目。おちかちゃんの行動に涙。おちかちゃんを勝手に見守ってきた身としては、そうな...続きを読むるのはうなずける。 第五話「金目の猫」が好き。温かい気持ちになる。ラストが終わりであり始まりで上手いなと思った。 あぁ、ずっとおちかちゃんの幸せを願っていたけれど、とうとうお嫁に行ってしまった…。とてもうれしいけどうれしいんだけど…
再読。 おちかちゃんの傷ついた心が徐々にほぐれていき、ようやく幸せの第一歩を踏み出した大事なお話し。百物語を始めた頃には想像もできない行動が、私には衝撃でした。
この物語を読むと、家族や家にまつわる様々な災いや不幸、あるいは縁のようなものは、ひょっとしたら「あやかし」のせいなのかも、何て思ってしまう…。 宮部みゆきさんの作り出す不思議な世界にまたもや魅了されました。
ミステリー? ....たっけ。「あのひとがそう言ったっけ。」この文章、流行り?宮部みゆきさんまで....
宮部みゆきのファンタジー時代小説、三島屋変調百物語の5冊目。「伍之続」という書き方が粋ですね。 第一期完結篇。 初読は2019年ですが、文庫で再読。 三島屋は、江戸は神田にある袋物屋。 姪のおちかは辛い事件の起きた故郷を離れて、こちらで働き、叔父の発案で風変わりな百物語を続けていました。 百物語は...続きを読む人々が集まって、怖い話不思議な話を一つずつ語るものですが。 三島屋の百物語は「黒白の間」で、何か話したいことがある人を招き、おちか一人が話を聞き、それを叔父にひと通り伝えた後は、「聞いて聞き捨て、話して話し捨て」が決まり。 ここからは、三島屋の次男・冨次郎が奉公先で怪我をして実家で療養中、隣で話を聞くことになります。 「開けずの間」 9人家族に訪れた思わぬ不幸。 家に戻された長姉は生き別れの我が子を思うあまり、恐ろしいものを家の一間に引き入れてしまう。 何かと引き換えに願いをかなえるという、引き換えとは。 「だんまり姫」 亡者を起こしてしまう「もんも声」を持つ、おせい。 出来るだけ口をきかず、耳の聞こえない夫婦に仕え、身振り手振りで意志を伝えることを覚えたら、お城からお呼びがかかった。 口をきかないお姫様の世話をすることになったおせい。やがて、お城で起きた悲劇を知ることに。 罪のないおせいや可愛らしい姿の面影がずっと消えません。 「面の家」 痩せて行儀の悪い娘・お種が突然、三島屋にやってきた。 なぜか性格の悪い方がいいと監視役に見込まれて、異様なお面のある家に住み込んでいたという。 その面とは。 「あやかし草紙」 瓢箪古堂の若旦那・勘一が語る。 父が懇意にしていた浪人が破格の謝礼で請け負った写本。 そこには大きな秘密があった。 「金目の猫」 三島屋でふらふらしている次男・冨次郎は、一時奉公先から戻った長男・伊一郎と、幼い頃に経験した話をする。 冨次郎は近所にいる猫に情けをかけ、可愛がっていた。 伊一郎が見るところ、その猫の不思議な行動のわけは‥ おちかが一歩を踏み出し、新たな門出へ。 若い娘がいつまでも立ち直れないのは悲し過ぎるが、えっ、百物語卒業?はつまんな~い(笑) 冨次郎のお手並み拝見。 おちかの旦那さんもしっかりしてよっ(笑) 欲や情や行きがかりから、思わぬことに巻き込まれ翻弄される人の弱さ愚かさ必死さ。 辛い気持ちに寄り添い、心通ったひとときを思い、亡き人をしのび、妖しい出来事にも縁を感じる。 切なさと面白みとあたたかさ。 得難いシリーズです。
三島屋シリーズは富次郎の代から読み始めました。それで何も問題はなく、どこから読んでも楽しめる内容でした。ただ富次郎のキャラクターが「あやかし草紙」を読み、思っていたのと違う…と感じたくらいです。 今回は私にとって1番怖いと思われる話がありました。逆にすっごく良い話もあり、シリーズの中では1番好きな...続きを読む本になりました。
全話ではないけれど、まるっと一冊読み終わった印象は「ときめき」。 怪談にもラブアンドピースな類が存在するのです。
何かの折にふっと思い立つ。そんな風にして、今年このシリーズを読み始めた。 ひとつひとつの話が、大きな世界を構築する。今回も、その世界を巧みな技で、緯経がキュッと締まる。
三島屋シリーズ五弾。これまで三島屋の変わり百物語の聞き手をしてきた姪のおちか。親しくなっていた貸本屋瓢箪古堂の若旦那勘一の元へ嫁に行くことになる。 勘一が語ることになった怪異話には、三島屋では語られなかった続きがあった。そのことに気づいていたおちかはそれを問いただす為に勘一の元を訪れる。そして、彼と...続きを読む共にこれから過ごしていきたいと告白する。 おちかが嫁にいった後、三島屋の百物語は終わりとなるのかと思ったら次男の冨次郎が新たなる聞き手となる。今後のシリーズはこの新たな聞き手を得て続けられる。
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