三鬼 三島屋変調百物語四之続

歴史・時代 2位

三鬼 三島屋変調百物語四之続

1,056円 (税込)

5pt

三島屋の黒白の間で行われている変わり百物語。語り手の年齢や身分は様々で、彼らは正しいことも過ちもすべてを語り捨てていく。十三歳の少女は亡者の集う家の哀しき顛末を、絶品の弁当屋の店主は夏場に休業する理由を、そして山陰の小藩の元江戸家老は寒村に潜む鬼の秘密を語る。聞き役に従兄の富次郎も加わり、怪異を聞き積んでいく中でおちかにも新たな出逢いと別れがあり―恐ろしいけど面白い三島屋シリーズ第四弾!

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三島屋変調百物語 のシリーズ作品

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1~5件目 / 5件
  • おそろし 三島屋変調百物語事始
    792円 (税込)
    ある事件を境にぴたりと他人に心を閉ざしてしまった十七歳のおちか。ふさぎ込む日々を、叔父夫婦が江戸で営む袋物屋「三島屋」に身を寄せ、黙々と働くことでやり過ごしている。ある日、叔父の伊兵衛はおちかに、これから訪ねてくるという客の応対を任せると告げ、出かけてしまう。客と会ったおちかは、次第にその話に引き込まれていき、いつしか次々に訪れる客のふしぎ話は、おちかの心を溶かし始める。三島屋百物語、ここに開幕。
  • あんじゅう 三島屋変調百物語事続
    900円 (税込)
    一度にひとりずつ、百物語の聞き集めを始めた三島屋伊兵衛の姪・おちか。ある事件を境に心を閉ざしていたおちかだったが、訪れる人々の不思議な話を聞くうちに、徐々にその心は溶け始めていた。ある日おちかは、深考塾の若先生・青野利一郎から「紫陽花屋敷」の話を聞く。それは、暗獣“くろすけ”にまつわる切ない物語であった。人を恋いながら人のそばでは生きられない“くろすけ”とは―。三島屋シリーズ第二弾!
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続
    836円 (税込)
    三島屋伊兵衛の姪・おちか一人が聞いては聞き捨てる変わり百物語が始まって一年。幼なじみとの祝言をひかえた娘や田舎から江戸へ来た武士など様々な客から不思議な話を聞く中で、おちかの心の傷も癒えつつあった。ある日、三島屋を骸骨のように痩せた男が訪れ「話が終わったら人を呼んでほしい」と願う。男が語り始めたのは、ある人物の前でだけ泣きやまぬ童子の話。童子に隠された恐ろしき秘密とは―三島屋シリーズ第三弾!
  • 三鬼 三島屋変調百物語四之続
    1,056円 (税込)
    三島屋の黒白の間で行われている変わり百物語。語り手の年齢や身分は様々で、彼らは正しいことも過ちもすべてを語り捨てていく。十三歳の少女は亡者の集う家の哀しき顛末を、絶品の弁当屋の店主は夏場に休業する理由を、そして山陰の小藩の元江戸家老は寒村に潜む鬼の秘密を語る。聞き役に従兄の富次郎も加わり、怪異を聞き積んでいく中でおちかにも新たな出逢いと別れがあり―恐ろしいけど面白い三島屋シリーズ第四弾!
  • あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続
    1,056円 (税込)
    三島屋の主人伊兵衛は、傷ついた姪の心を癒やすため、語り捨ての変わり百物語を始めた。悲しみを乗り越えたおちかが迎える新たな語り手は、なじみの貸本屋「瓢箪古堂」の若旦那勘一。彼が語ったのは、読む者の寿命を教える不思議な冊子と、それに翻弄された浪人の物語だった。勘一の話を引き金に、おちかは自身の運命を変える重大な決断を下すが……。怖いけれども癖になる。三島屋シリーズ第五弾にして、第一期の完結編!

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

三鬼 三島屋変調百物語四之続 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    いうなれば、三島屋変百物語、大転換点!

    人の業物(旅籠)、憎めない隣人物(ひだる神)、ホラー物(三鬼)、ミステリ物(おくさらま)
    好みの話物が豪華もりもりもりだくさん。

    青野先生の旅立ちと共に、新たなキーパーソンを迎え、次巻も期待膨らむ。

    0
    2024年01月30日

    Posted by ブクログ

    三島屋主人の姪、おちかが聞き手を務める変わり百物語シリーズ4作目。
    亡者が集まる「迷いの旅籠」
    腹ペコ神がかわいい「食客ひだる神」
    人が鬼か、鬼が人か「三鬼」
    出会いと別れがある「おくらさま」
    以上4作品を収録。→

    「食客ひだる神」がとにかく好き!「あんじゅう」好きな方は間違いなくハマる!“「うん

    0
    2024年01月26日

    Posted by ブクログ

    「食客ひだる神」は「あんじゅう」をも彷彿させられるお話しでした。房五郎夫婦の情の深さが素敵でした。次の表題の「三鬼」、最終的に志津様がお幸せになれたのが嬉しく思えました。

    0
    2024年01月13日

    Posted by ブクログ

    面妖な四つのお話。それぞれに戒めのような事、人の思いなどを生き生きとした登場人物の描写力とともに語られる。お江戸の雰囲気に魅せられるシリーズ。

    0
    2024年01月04日

    Posted by ブクログ

    こちらも心にじんわりと染みていくような、そんな作品でした。
    怪異を描くことを通して、「人の心」を描き、生きる道筋のようなものを示してくれているような気がします。
    最終話の「おくらさま」でのおちかの決意には涙が溢れました。

    0
    2023年09月02日

    Posted by ブクログ

    四つ全ての話に相変わらずの重量感がある。なのに、読み終わりは清々しい。新太が立派な商人目指して頑張っていることが嬉しい。
    三鬼の三は三番目のあの世に近いところという意味らしい。
    最後の話は、自分が鼓舞されている心境になった。
    四巻目で始まって五巻目で動いてとおちかの周りも目まぐるしく変わる。五巻目は

    0
    2023年05月28日

    Posted by ブクログ

    バラエティに富んだ百物語。現段階でシリーズ史上最高です。
    おちかの色恋が予想外の展開になって悲しくて苦しいけれど、希望の新参者がまた素敵。
    おちかの恋の行方、引き続き楽しみです。

    0
    2023年03月04日

    購入済み

    多様な物語

    前巻に続き多様な話が読めます。
    当時の生活の厳しさからくる不可思議な話もあれば、人の気持ちから端を発する話もあり飽きはありません。

    0
    2023年01月08日

    Posted by ブクログ

    傷心のおちかが三島屋にきてから、”お客様”の話を聞くうちに、自らが考え動き、日々成長していく姿に読者として微笑ましい気持ちになっています。

    今回は『おくらさま』を読み、ついにおちかの気持ちの中に新たな前向きな気持ち、というか決心が意思表示されなんともうれしい。

    わけあり老女のお梅がお客様として三

    0
    2022年08月27日

    Posted by ブクログ

    親友に勧められて読んだ。親友が、おもろいで、三鬼とか後味悪いのもあるけどな、と言ったから覚悟して読み進めた。そのせいか、三鬼が一番、印象に残った。作中でも指摘されてたが、主人公の弱い人に寄り添う気持ち(それが仇になることも)が救いのある展開に繋がっていると思う。

    0
    2022年06月18日

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