宮部みゆきのレビュー一覧
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再読
冨次郎編が始まり、読後の余韻に浸ってついつい
読んでしまった…こんなに分厚いのに(。・ω・。)
開けずの間…薄気味悪い、怖っ!
だんまり姫…切ないね。この話好き!
面の家…謎は謎のまま。
あやかし草紙…縁?運命?まだまだ先に何かしらある
だろう二人、楽しみ!
金目の猫…伊一郎い...続きを読むPosted by ブクログ -
不覚にも、また涙してしまいました。
どうして、こんなに面白くて、泣けて、しかも読後感もよい、という物語が書けるのでしょう。
篠田節子「鏡の背面」のあとなので、すがすがしさが倍増したのかも、なんですが。
けっこうな分量ありましたが、一気読みでした。
どこかで読んだ宮部氏のインタビューで、本当に100...続きを読むPosted by ブクログ -
今さら恥ずかしいですが、アニメ化されているのを知らずに読みました。
アニメの予告をyou tubeで見たが、全く違和感なかったことに驚きでした。
ワクワクドキドキで読めました。
時代もの、現代物も書ける改宮部みゆきさんは改めて天才だと思います。Posted by ブクログ -
宮部みゆきの「三島屋変調百物語」シリーズの第5弾の本作は、短編5編構成でしたが、相変わらずの内容の濃い面白い怪談ばかりで良かったです!また、主人公のおちかが怪談を99編まで聞き捨てるというシリーズだと思っていましたが、本作までは第一期的になっており、次作からは聞き手交代というまさかの展開をみせますが...続きを読むPosted by ブクログ
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おちか!なんてこった!めでてえ!
いや、それはともかく……
ほんのり怖い不思議な話が語られる。不可解で非科学的。それがとても良い。
宮部みゆきさんのイマジネーションは果てしない。Posted by ブクログ -
恐らくかまいたちの後者2つの短編をベースに、長編を執筆したのが本作。
ヒロインがちょっとした超能力を持っており、それを軸にして殺人事件の解決を図る時代物。赤穂浪士の下りは忠臣蔵の話をよく知らなかったことも有り、表面上のことしかわからなかったが、上手く史実の不明点に創作物を載せたな、という印象。
ただ...続きを読むPosted by ブクログ -
文庫版で再読。一話ずつだいじに読んだ。おちかの嫁入りが決まり、後半は従兄兄弟の話に移る。この三島屋自体に特殊な力があるように思われてくる。嫁入り道中の描写のなんと美しいこと。 二人の門出を見守る全ての登場人物たちの微笑みが見えてくるようだ。自分は三島屋変調百物語のファンだと思っていたが、忘れているシ...続きを読むPosted by ブクログ
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上巻では、小学生の亘にはあまりにも辛すぎる試練に読んでいても辛くなり、ファンタジーの部分が始まっても現世が気になって仕方ありませんでした。
しかし中巻になるとファンタジーの世界にのめり込み、スケールの大きな大冒険を、映像を想像しながら楽しく読み進めました。
そして下巻になると、仲間の生死に関わる事件...続きを読むPosted by ブクログ -
不思議や神様と密着した生活をおくるこのお話の中の登場人物たちの、「受け入れる」能力というか懐の深さが当たり前のように描かれているけれど、それこそ凄いことなんじゃないかと感じる。
個人的には登場人物の設定や人柄にこれくらい細かく描写されている物語がとても好き。
この先、おちかの人生も大きく動きそうなの...続きを読むPosted by ブクログ -
皇なつき先生の和物の他作品を読んで、こちらも和物と言う事で特に概要確認せず購入。江戸時代の人々や街並みの雰囲気を圧倒的な表現力と画力で落とし込まれている漫画です。相変わらず、美しい。芸術の域。
実はホラー要素がある漫画だと知らずに夜に読み始めてしまい、唐突に来た怖いシーンにビックリ…。一話まで...続きを読む -
やっとたどり着いた感じ。宮部みゆきの描くファンタジー小説というのは、現実世界との関わりを軸に描かれているのだと思った。10年以上前に書かれたものだけれども、このコロナ禍に生きている私たちに刺さる物語だと思う。きっと、いつの世にも通じる勇気を与えてくれる物語なのだ。Posted by ブクログ
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三島屋変調百物語シリーズの2作目の作品ですが、本作も新たな摩訶不思議な百物語の4つの短編とあとがき的な続きの話も含めて、どれも面白かったですね!
宮部みゆきの発想力というか創造力というか、よくこのような話を思いつくなと感服しました!
早速、続編も読み進めていきたいと思います!Posted by ブクログ -
今日も三島屋に客が訪れてくる。
だが、買い物のためではない。
黒白の間を訪ねてくる。
だが、主人の囲碁の仲間ではない。
言うに言われぬ話を抱えてやってくる。
語る相手は、主人の姪っ子おちか。
語って語り捨て。
聞いて聞き捨て。
それだけが約定である。
「怪異を語るということは、人の世の闇...続きを読むPosted by ブクログ -
第3話「暗獣」がとても良かった。
初対面では「草鞋」といわれた妖が、次第に個性や気性が判明することで、夫婦の中でかけがえのないものとなっていく。
厭世家の夫が手習いまでしようというところは、微笑ましく可愛らしい。
最後の別れこそ悲しいが、人と妖という住む世界が違う者同士では、相容れないように...続きを読むPosted by ブクログ -
【ネタバレあり】
だんまり姫より
10歳で祖父の手により暗殺されて城に居続ける少年と、魔物と話ができる特別な女性=おせいの交流を描いた話が印象的でした。
使用人のおせいは、かつて不幸な境遇により亡くなった少年の為に、彼の幸せを願って一心に奔走する。
本来ならば殿様になるはずだった少年は、子供とは思...続きを読むPosted by ブクログ -
神田三島町の袋物屋の三島屋。
主人伊兵衛の姪のおちかは、実家の川崎宿の旅籠丸千から行儀見習いの名目で託されている。
おちかには、三島屋に託されるわけがあった。
「人は、身体を動かしていると物想いを忘れる。だからこそおちかは働きたがったのだし、同時にそれは、厳しく躾けられ使われることによって己を罰...続きを読むPosted by ブクログ