ヘレンハルメ美穂のレビュー一覧
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少年が心臓をえぐり取られ殺害された事件を追う。
セバスチャンは自身の秘密を追うために昔一時期所属したことのあるチームに強引に復帰し、皆から疎まれる…
人の心を読み解く技術に長ける主人公。
普段は技術を女性を口説くためにフル活用する…(心の傷、欠落してるのはわかるが…コイツサイテーだな)
事件自体...続きを読むPosted by ブクログ -
シリーズ1からでしたが、精神医学、女性虐待、ハッカーなど、ストーリーの中心に鋼のような鋭さと速度、興味深さ、奥深さがあり、本当に、もっと早く読めばよかったと後悔しています。
この長いシリーズと複雑な構成、リスベットのような個性を描けた著者の力量は圧巻です。
著者が変わってからの4作目は、自閉...続きを読む -
アウグストの今後が気になります。自閉症の雰囲気がよく出ています。小さな事かもしれませんが、現実を見る見方は人によって違う。その当たり前さが一般人にはわからない。
視点を変える事ができないのは常に大人たち。 -
おもしろすぎて、とまりませんでした。複雑なのですが、スリリングな展開で息つく暇もありません。人物もたくさんいますが、思ったよりわかりやすい。
リスベットに夢中になりました。
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引き込まれるように読み続けました。前半、中盤、後半と、角度を変えながらも、展開のスリリングな速度は変わらず。
本当にすごい作品です。ラストは切迫しました。まさかと思った事がさらにまさかになり、最後まですごかった。 -
リスベット、魅力的でした。初めは強烈な個性に圧倒され、ひたすら読むのみ。
冒頭から最後まで、退屈しませんでした。高い評判は知っていましたが、シリーズが長く、登場人物も多く、複雑そうで挫折しそうな気がしてためらっていました。
読み始めたら一気読み。おすすめです。 -
あの人気シリーズ「ミレニアム」のシリーズ第5作目
作家がダヴィド・ラーゲルクランツに変わって2作目の作品
今回は、1作目のタイトル「ドラゴンタトゥーの女」の
リスベットのドラゴンタトゥーの秘密などさらなる育ちの秘密が明らかになります
胸のすく彼女活躍はいつも通り
絶体絶命のピンチありで相変わらずハ...続きを読むPosted by ブクログ -
今や「地球温暖化」などという言葉ではなく
「気候変動」として南極のコオロが融ける、
というような現象だけなく、あらゆる異常気
象が争点となっています。
その異常気象とはどんな状況か。
それを写真で突きつけてきたのが本書です。
世界の様々な異常気象が掲載されていますが、
日本だって人ごとではない...続きを読むPosted by ブクログ -
上巻から展開されてきた謎の背景設定はやや現実離れしすぎの感もある。理由は説明されるものの、何事も自分の手でケリをつけたがる主人公が“宿敵”に向けて引き金を引けないのは意外。とはいえ、物語の大団円としては全体的に納得の出来栄え。Posted by ブクログ
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少しご都合的な部分もあるが、双子の謎解きと結末は良かった。シリーズの中で一番読みやすいかも。主人公がヒロインとして“普通”になってきているのは痛し痒しか。Posted by ブクログ
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ある嵐の夜、山賊の城でローニャという女の子が生まれたところから、物語は始まります。
山賊の頭であり父であるマッティス、そして母親に愛情を注がれ育ったローニャは、ある日、森に出かけることを許されます。その時のローニャの喜びは、
読んでいる私まで、初めての体験に、胸がドキドキするほどでした。
明日にな...続きを読むPosted by ブクログ -
筋書きだけで文句なく面白い。しかし、それだけでない。
「記憶は主観的だ。ところが夢は客観的なのだ。容赦がない。」
「人の感情を理解することというのは、一般にいわれているほど大事なことではない。興味深いのは感情ではなく、人を駆り立てる力のほうだ。」
こんな記述がセバスチャンの心理描写であったり過去の台...続きを読むPosted by ブクログ -
森がもたらす生きる喜びと不思議に満ちた物語に、ザワザワと引き込まれて読みました。
とっても面白くて、愛おしかったぁ❣️
山賊たちの砦、マッティス城をまっぷたつにした雷の夜に生まれた山賊のかしらのむすめ、ローニャ。
両親と山賊の仲間たちに愛され、森を自由にかけまわるローニャは、ある日自分と同じくらい...続きを読むPosted by ブクログ -
ああ、ミレニアムが終わってしまった。
相変わらず途中からの吸引力がすごくて、読むのを止められなくなってしまった。いろんなことがつながる快感がいつもたまらない。
そして、リスベットは相変わらずかっこかわいいし、ミカエルはけしからん。
たしかにミカエルもリスベットもエリカも微妙にちょっと三部作とは違い...続きを読むPosted by ブクログ -
スティーグ・ラーソンからラーゲルクランツになったことを知って読んでるからかもしれないけど、5作目になって、ラーゲルクランツらしさが出てきた感じがした。ラーゲルクランツらしさがどんな作品かはわからないけど、ミレニアムの本筋は壊さずに大胆な展開なところが。最後の葬儀のときにリスベットが発言するとは、1作...続きを読むPosted by ブクログ
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読み応えありました。
思えば「三秒間…」もすごい本を読んでしまったとしばらく興奮がおさまらなかったっけ。またパウラに逢えるなんて…。緊迫感や憤りや安堵や様々な感情に翻弄されながらも心地よい読書タイムでした。家を見ながら涙するシーンではもらい泣きしそうになりました。
とてもハードな内容なのにすんなり頭...続きを読むPosted by ブクログ -
この人の、このシリーズは、結末が一癖ありますね。クセがつよい(笑)。それが、このシリーズの魅力でもあるんですけどね。
そして、例によって、スッキリとする結末ではありません。それも、このシリーズの特徴。むしろ、なんか悲しいですね。それがまた、アメリカやイギリスのミステリーとは違うところですね。Posted by ブクログ -
終わってしまった…
わたしの愛してやまないリスベット・サランデルにもう会えないなんて。いや、そんなことはない、きっとまたいつかどこかで会えるはず、と期待をこめて。
ミカエルとリスベットが、ラーソンの死を乗り越えて、こうして最終章に辿り着けたことがなにより素晴らしい。
なにかもレビューでたたかれては...続きを読むPosted by ブクログ -
(下巻より)
確かに身近にいたらセバスチャンにはイライラするかもしれないが、
女性に振り回されたり、人間関係にうじうじする他の刑事や捜査官に比べたら、
一晩限りで関係を終わらす態度や捜査方針にはっきり意見を言うのが、
むしろすがすがしいくらい。
そして面白かった。
事件の展開もだが、
捜査班内の...続きを読むPosted by ブクログ